マレーシア旅行記と並行公開のスラウェシ島(インドネシア)旅行記。スタートはマカッサル滞在記です。マカッサル Makassarは、1991年までは「ウジュンパンダン Ujung Pandang」と呼ばれていた、南スラウェシ州の州都です。
 
この街は、歴史的にはオランダの香辛料貿易の最前線として発展を遂げ、現在も港湾都市としてスラウェシ島の経済の中核を担う街です。が、・・・観光的にはほとんど見どころがないと思われているのか、(商用以外では)タナトラジャへ向かう際の通過点として訪問する方が大多数ではないのでしょうか?
 
私の場合も、そうでした。この街をタナトラジャへのゲートウェイとして見ていただけで、到着後2泊して、7月29日にはにタナトラジャへ発ってしまったのです。ただ、この街は優しく人懐っこい人たちが多く、かなり居心地が良い街でした。そして、タナトラジャから戻ってきた際には、1週間ほどマカッサルに居ついてしまうのでした。

 

7月27日~28日:マカッサル滞在中のレポートです

マカッサル到着時の様子。インドネシア通貨を準備していない人は要注意!クレジットカードが必須!?

私は、2012年7月27日に、クアラルンプールからエアアジア(AK)1316便で入りました。マカッサルの空港(スリーレターコードではUPG)に到着したのは定刻では17:50のはずですが、2時間近く遅れていたと思います。
 
到着時に現地通貨(インドネシアルピー:IDR)は持っていない上に、空港の両替所ではスタッフがいなかったので、仕方なくIDR200000を空港ATMでキャッシングしました。
後にカード明細を確認したところ16670円に利息368円がプラスされ、計17038円かかっていました。つまり、IDR11.74≒JPY1.0(JPYは日本円)、つまり、JPY100≒IDR1174、あるいはIDR10000≒JPY85.2がおおよその換算レートです。現在(2017年10月25日時点)では、IDR10000≒JPY83.8程度なので、当時のレートとほぼ同じですね。
 
空港からは市内までシャトルバスがあるはずなのですが、空港職員に尋ねたところ、もう時間が遅いのでナイとのこと。う~ん、タクシー会社とつるんでいるんじゃないの?と思いましたが、ここは素直に職員に従い、タクシーで市内中心部のホテルに向かいました。
 
宿泊先は「Hotel Yasumin」。ビジネス客も泊まる中級ホテルです。ホテル予約サイト「Agoda(アゴダ)」で、予約しましたが、朝食込みで1泊2310円。テレビは大きく、ホットシャワーも順調で、骨休みにはちょうど良いレベルのホテルだと思います。
 

(翌日撮影)

エントランスは暗いですが、かなり大きく、レストランは割合裕福そうな現地のファミリーが食事をとるような場所でした。ちなみに、このレストランで現地の方にディナーをおごってもらいましたが、そのエピソードは別の機会にお話しします。

 

マカッサルの街中は、ローカルムードが漂います

ホテルを出て、すぐのメインストリート入り口には、中華風のゲートが建っていて目印になります。またインドネシア流の人力車「ベチャ」も、周囲に止まっていますが、暑いため、うなだれていますね。

 

市内にはワゴン車を用いた乗合バス(ベモ)がそこら中を走っています

メインストリートのベモ乗り場近くは、ベモが縦横無尽に走っています。とにかく、空気が悪く騒々しい。裏道はベモが渋滞しています。

 

マカッサルの総合バスステーション「ダヤ バスステーション」の様子

ダヤ バスステーションまでは、ベモで1時間近くかかった気がします。長距離バスは早朝か深夜に発着することが多いようで、昼前のバスステーションは閑散としていました。

 

ウォーターフロントのオシャレカフェは市内中心部から歩いてすぐの場所

市内に戻り、昼食はホテルにほど近い、海が見えるフードコートでハンバーガーを食べました。上記地図では、左下グーグルのロゴのすぐ上に「Goedang Popsa」と記されている場所です。ちょうどサーファーがけっこういますね。ここで、しばしの休息。こういう場所、落ち着きます。

 

マカッサル中心地で唯一の観光スポット「ロッテルダム要塞」です

市内随一の観光スポット「ロッテルダム要塞」へいよいよ行きます。場所は、上記地図では「Goedang Popsa」のちょうど道路向い側で、市内中心部から歩いて行けます。しかし、マカッサル市内を歩くツーリストはかなり少ない!日本人ツーリストが珍しいのか、いろいろな方から声がかかります。中には、女子高生など若い方たちから写真をせがまれます。私のような、この頃すでに40代のオッサン(?自分では20代のつもり!)と一緒に写真を写して何が楽しいのでしょうか?でも、悪い気はしません。ちなみに、今から30年近く前、はじめての海外旅行としてインドネシアに来た時、ジャワ島の田舎町で、私のことを見ようと30人ほどが行列でついてきたことがありました。食堂に入りフォークを落としてしまったら、その集団が一斉に笑い転げてしまい、辺りがパニック状態に!

ロッテルダム要塞(Fort Rotterdam)は、もともとは17世紀に当地を統治していたゴワ王国により建立されました。そのごオランダ軍によって破壊されましたが、間もなくオランダ統治時代に再建され、現在もコロニアル様式の建築群が残っています。と、いうことですが、観光的には・・・、ただ、現地の人でかなりにぎわっていました。

 
次は、タナトラジャへの移動の光景をレポートします。


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