ウブドでツアーに参加:タナロット、タマンアユ寺院…etc
ウブドのゲストハウスで隣室に泊まっていたフランス人カップルから声がかかる。どうやら、彼らはウブドからの日帰りツアーに参加したいのだが、参加人数が足りないらしくツアーが組めないとのこと。だったら2人でタクシーやレンタカーでもチャーターすれば良いのではと思いましたが、よくよく話を聞いてみると、ツアー代金は1人15ドルで3人以上集まると履行するらしい。ちなみに、彼ら2人でタクシーをチャーターすると最低100ドルかかると言われたらしく(それ、きっとボッタくられていると思うよ!)、ツアーが1人15ドルで済むのなら、その方がイイらしい。彼らに対して、あまり好感を抱いていなかったのですが、まあこちらも暇だし、15ドルくらいならイイじゃないのと思い、ウブド発日帰りツアーに参加してみました。
ウブドの中心、この街に来る方ならおそらく誰もが立ち寄る「ウブド王宮」、この王宮の道路を挟んだ向かいに「ウブド観光案内所」があります。この「ウブド観光案内所」では、日々の伝統芸能公演の案内・チケット販売から、ウブド発ツアーの紹介などを行っており、ロケーションの良さも相まって、いつも人だかりがしています。実は、このフランス人カップルが参加したがっていたツアーがこの案内所出発のものとは、まさかと思っていなかった!てっきりフランス語ガイドによるツアーだと勝手に思い込んでいました。
さて、ツアー内容についてですが、「サンセットツアー」という名がついており、観光する場所は、ライステラス、タマンアユ寺院、メングゥイ、タナロット寺院となっています。私、バリにはこの時点で何度か来ていましたが、タマンアユやタナロット寺院には行ったことがない。まぁ、15ドルでこれだけ回れるのなら十分安いでしょう。
ツアー参加人数はフランス人カップル以外にも数組いて、割合に盛況でした。ただ、皆さんカップルでして・・・独り者の参加は僕だけでした。まず最初の訪問地「ライステラス」・・・これって訪問地と言えるのかな?タマンアユ寺院に行く途中、「バハ」という集落のライステラスだと思います。
急に、ここがライステラスだよと降ろされ、まぁ日本人にとってはさほど珍しくない田園風景。西洋人の方から見ればエキゾチックに映るのでしょう。
しばらく歩くと、バリの観光ガイドによくあるような段々テラスの光景が広がる。やはりキレイですね。
ライステラスを出発後、ほどなくしてタマンアユ寺院に到着。この寺院は、バリ島で2番目の規模を誇る寺院で、ムングゥイ王国の国寺として1634年に創建された、大変由緒ある寺院です。では、写真で追っていきましょう。
寺院の周りを囲むお堀を過ぎると割れ門をくぐります。
こちらの山門の向こうは寺の境内。門は閉ざされ、その内部(境内)には入れません。ちなみに、以前バリ島最大の寺院「ブサキ寺院」を訪問した際は、寺の小僧(?)がついて境内内部をいろいろ案内してくれる。しかし、そのうち人が誰もいなくなったところで、今から特別の祈祷をするからお金をよこせと、さんざんしつこく言われた記憶があります。ちなみに金額を聞くとノート(寄進帳?)を取り出し、最低100ドルだなどと言う。最後10ドルまで下がりましたが、そんな輩を相手にしてはいけません!結局、無視をして払わずにいると、こちらを恫喝した後、どこかへ去ってしまいました。
境内には入れないが、外周を囲む遊歩道から拝観できるようになっています。
タマンアユ寺院をとくに著名にしているのは、この多重塔(メル)が数多くある点。いかにもバリらしい光景が広がります。
こうして、タマンアユ寺院の観光は終わります。さすがツアー、つつがなく寺院参観は終了します。
再びバスに乗り込むと、ほんの5分ほどで降ろされます。スパイス農園の見学がスタートです。
いろいろなスパイスやカカオ、コーヒー豆などを、試食・試飲をさせてくれながら説明してくれます。ただ、ツアー参加者はほとんど興味を示さず、仕方なく私がメインに質問をします。参加者の中には、ガイドに「早く出発しようよ」とせかす人も。
ツアー参加者の目的はタナロット寺院でのサンセットを見ることで、どうやら他のことにはあまり関心を示さないようです。私を誘ってくれたフランス人カップルは、もうこちらに目を合わせることすらなく、2人の世界に入っています。タナロット寺院に到着すると、参加者たちはそれぞれバラバラに散って行きました。
タナロット寺院、やはり絵になります。
まだ日が落ちる前から、1人、ビールで乾杯!(この写真、ツイッターで公開済み)
これぞ、タナロット寺院の夕陽。美しいです!飛行機雲も絵になります。
この景色を見ると、もう満足しました。これまで見た夕陽のうちでもTop10に入る美しさでした。私、バリ島のオダラン(祭礼)が大好きで、逆に言えばそれ以外に楽しみはないと思っていましたが訂正します。バリ島の、こうした自然景観、美しいです!
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