メーホンソン近郊、少数民族の村とスパリゾートの泥パック


メーホンソンのバイクツアー報告もいよいよ最後になりました。今回のコースを再び掲載すると、「Ban Huai Seau Tao(パドゥン族が暮らす村)→ Pha Sua(滝)→ Ban Rak Thai(中国国民党の残党が暮らす村)→ モン族やシャン族が暮らす村 → Phu Klon Country Club Health Mud Spa(プークロン温泉)」を1日で巡る・・・とにかく忙しかった。今回の記事では、「モン族やシャン族が暮らす村」と「Phu Klon Country Club Health Mud Spa(プークロン温泉)」を紹介します。
タイ北部の山岳地帯は、雲南省やチベット高原から渡ってきたと想定される人々が多く住み、タイの主要民族であるタイ族とは異なる、様々な文化が醸成されたエリアです。その中でもメーホンソンは、ミャンマーと接していることから、ビルマ/カレン族系の諸民族が多く居住し、いわゆる首長族と呼ばれるパドゥン族もその中に含まれます。
こちらのモン族はアルファベットではHmongと表記され、中国の雲貴高原やベトナム、ラオス、タイの山岳地帯にすむ民族集団で、ミャオ族の下位グループにあたります。なお、同じモン族でもアルファベットでMonと表記するモン族もおり、こちらは雲南省のタイ族やビルマ族と混血する過程で成立した民族で、東南アジアの少数民族としてはもっとも古い民族のうちの1つと言われています。日本語では「モン族」として同じ表記をするため混同されることが多く注意が必要です。


モン族の方々が暮らす集落に到着しました。かなり大きな集落ですが、一見したところ質素な暮らし向きを営んでいそうな雰囲気ですね。


こちらのお宅に立ち寄らせてもらいます。


家の裏では皆さん刺繍作業に大忙しです。


こちらは別のお宅。ミシンを使って、やはり刺繍作業をしています。モン族の方々、本当に刺繍が好きですよね。


何軒かのお宅の中を見させていただきました。やはり質素な暮らしぶりがしのばれます。家の中にトウモロコシをいくつも吊るしていますね。
案内していただいたモン族の方々に別れを告げて、次はシャン族の方々が暮らす村に向かいます。
シャン族について少し説明をすると、彼らはタイ人を構成する小タイ族と同系で、タイ国内では大タイ族を意味する「タイヤイ族」とも呼ばれています。ミャンマー国内にも多くのシャン族が居住し、ミャンマーを代表する観光地の1つ「インレー湖」はシャン州に属している。メーホンソンに住むシャン族はシャン語を母語としており、独自の文化を育んでいます。


シャン族のこちらの村、美しく整備されており、先ほど訪れたモン族の方々の集落とは大きなギャップを感じます。


家々もきれいに整えられていて、手入れが行き届いています。人々は、一見したところタイ族の方たちとの違いがなく、この時は民族衣装などを身に着けていませんでした。

コーヒーが彼らの名産品らしく、1杯いただきます。
こちらの”温泉”、「世界三大泥温泉」の1つらしい。泥が湧き上がる温泉で、(温泉に浸かるのではなく)泥パックや泥マッサージなどのエステを楽しむリゾート地として、ひそかな人気を集めているとのこと。私としては、そんなものに全く興味はなかったのですが、メーホンソンに戻る通り道にあるとのこと、せっかくなので立ち寄ることにしました。


プークロン温泉の敷地に到着です。のどかな田園風景に囲まれ、確かにリラックスといった雰囲気。

受付を済ませ、お姉さんに言われるがまま泥パックを受けます。施術中の写真は撮れませんでしたが・・・泥パックを塗り付けた我が姿にビックリしました・・・。ははぁぁ、、、
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