タイ北部で訪れたい観光スポットを、どこか1ヶ所だけ挙げるとすれば、私なら迷わずワットロンクン(別名ホワイトテンプル)を推します。純白に彩られたどこまでもキラキラに美しく輝きを放つ寺院は、世界のどこへ行っても見ることができない光景でしょう。しかも、天国だけではなく地獄をモチーフにした造形は、とにかくシュール!度肝をぬかれます。
 
これまで、メジャーな観光スポットを紹介することはなかったのですが、さすがにワットロンクンを外すわけにはいきません。私が受けた強烈なインパクトの一端でもご覧いただければと思います。
 

まずは写真で紹介。ワットロンクンの怪しい美しさをご覧ください

いきなりの本堂の写真。どこまでも純白かつキラキラなお姿を見ると、ご利益を求める気も失せてしまいます。
 

こちらのお堂の姿は、タイ寺院の伝統様式であるランナー様式を踏襲しているように見えます。ちなみにランナー様式とは、ビルマのモン王国やインド・スリランカの影響を強く受けた、18世紀~20世紀にかけ多く造られた北部ランナー派による建築様式のことです。
 

龍も仏様も、みなさん純白に光り輝いています。キラキラ~!
 

どうですか、思わず手を合わせる気持ちすら忘れてしまうほどのキラキラぶりです。
 

こちらのお堂もキラキラです。中で一休みしようにも、キラキラすぎて落ち着けないかも?
 

黄金の・・・トイレです!ゴールド色に輝くトイレで、ドキドキしながら用をたしましょう。
 

園内には至る所に怪しいオブジェが・・・ひぇ~って驚かないでくださいね。
 

こちらのオブジェのおじいさん。なぜかカワイらしく思えます。
 
 
建物の内部など写真撮影ができない場所も多いため、ワットロンクンの魅力を写真だけで伝えるのはかなり難しいと思います。壁面にはバットマンやプレデター、マトリックスなど様々なキャラクターのモチーフが散りばめられており、それらを一つ一つ探してみるのも楽しみの1つだと言えます。
 

ワットロンクンの概要を解説します(Wikipediaから引用)

ワットロンクンは、1997年にタイのアーティスト、チャルムチャイ・コーシッピパットによってデザインされた寺院で、現在も建築の途中です。伝統的な寺院モチーフを用いながら建築技法は「超」現代的で、ポップカルチャーのモチーフを随所に用いて、善悪を表現する点など、遊び心に満ちた寺院だと言えます。ちなみに、本殿が純白に彩られているのは、ブッダの清浄さを表現しているとのこと。
 

ワットロンクンへの行き方

ワットロンクンはチェンライの中心街からは15kmほど南(チェンマイ方向)に下った郊外にあり、ローカルバスで容易にアクセスすることができます。ただ、バスで行くのが面倒な方は、タクシーや観光バスでアクセスしましょう。
 
【チェンライ市内からローカルバスで行く】

    チェンライの中心街、時計塔から歩いて5分ほどの場所に第一バスターミナルがあり、ここからチェンマイ方面に向かうバスが頻発。チェンライからルート1を経由しチェンマイ方向へ向かうバスなら、どれもワットロンクンの脇を通ります。ただ、ここで少々コツが。外国人は一般的にワットロンクンのことを「ホワイトテンプル」と呼び、バスターミナルにいる係員やバス運転手・車掌の方も「ホワイトテンプル」の方がよく通じる。バスターミナルに着いたら「ホワイトテンプル」と連呼すれば、係員や運転手の方が「このバスだよ」と教えてくれるでしょう。バス料金は片道20バーツ(約70円)程度。降りる場所は、運転手か車掌が教えてくれるはず。帰りは、降りた車線とは逆の車線で、通ったバスに向かって手を振りましょう。席が開いていれば乗せてくれます。

 
【チェンライ市内からトゥクトゥクやタクシーで行く】

    私自身はトゥクトゥクやタクシーで行ったことはないので、他のサイトの口コミから引用すると、2018年に訪れた方では、トゥクトゥクで片道150~200バーツ程度。タクシーなら800バーツ程度で他の観光スポットを合わせて巡る1日ツアーを組んでもらえるとのこと。楽に回りたい方にはイイですよね。

 
 
私自身、こうしたメジャーな観光スポットをあまり薦めることはないのですが、ここは特別!タイ北部に来たらぜひとも行ってみてください。


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