タイ北部でもメーサロンにまで足を延ばす方は、そう多くないと思います。しかもせっかく来たのですから、何日か滞在して歩き回りたいところ。前回までの記事で、メーサロンの朝市と首長族の観光集落であるヤパー村を紹介しましたが、これだけでは何日も留まるには少々物足りないかな?今回の記事では、メーサロンから手軽にアクセスできるアカ族集落を紹介します。メーサロン、何泊しても飽きずに滞在できますよ。
 

メーサロン周辺には、山岳少数民族の集落がいくつもある!

メーサロン周辺には、アカ族やリス族、モン族、ラフ族など多くの山岳少数民族の方たちが居住しており、市場には毎朝そうした方が村で採れた農産物を売りに来ることを前に紹介しました。さて、こうした山岳民族の方たちの集落はどこにあるか…実は、メーサロンの中心地から歩いて15~20分ほどでアクセスできる場所も数多くあります。
 

こちらの集落は、街の中心セブンイレブンから山に向かって上る道を15分ほど歩いてたどり着く集落。ゲストハウス(Shin Sane)からも難なくアクセスできます。

村人の衣装や装飾品を見るとアカ族の方が暮らす集落のようですね。普段着の暮らしぶりがよく判ります。
 

朝市に野菜を売りに来ていたオバチャンはどの村から来るの?帰り道を一緒について行きました

次に紹介する集落は、朝の市場に野菜を売りに来ていたオバサンが帰路につくとき一緒について行った場所です。けっこう平坦な道を20分ほど歩いた場所にありました。

やはり、アカ族の方たちの集落です。どうも、私、アカ族の方たちと縁があるようですね。

村の入口では休み処があり、村人たちが思い思いの時間を過ごしています。家の軒先で山鳥(インコ?)を飼っているお宅で、写真をパチリ。
 

山岳民族の村に入るには、多少のリスクを覚悟して行ってください

しかし、何の縁もゆかりもない観光客が、村をフラッと訪れることには少なからずリスクがあります。このリスクのうち、最大のものは犬!、そう犬が怖いのです。村に勝手に入ろうものなら、ワンワンわめきたてる犬が突然現れることも度々あります。ここで、村人が出てこなかったり、仮に出てきても”お前は見かけない顔だな、あっちに行け”という素振をされたら、素直に立ち去りましょう。
 
ちなみに、村人が出て来て犬をおさえつけてくれたらラッキー、おそらく手招きされて村に迎え入れてくれるでしょう。これから紹介する村も、そんな場所の一つです

村の全景ですね。いかにも感じの良い明るい雰囲気が漂っています。
 

こちらのバイクのお兄さん、郵便物を宅配する方かなと思ったら、なんとアイスクリームを売る方でした。山あいの集落を巡りながら、子供たちにアイスを届けているのですね。
 

村人の方たち。ちなみに、こちらの方たちに何族の方か出自を尋ねたところ、やはりアカ族とのことでした。縁があるなぁ~。
 

こちらの方が、家に招いてくれました。お孫さんがバンコクの大学に入学したとのこと、私にお孫さんのことを知っているかと尋ねられましたが・・・当然、知りません。まぁ、バンコクはこの村とは違って人が多いですから・・・。お孫さんは何かの運動競技で表彰されたらしく、メダルを取り出し見せてくれました。
 

アカ族の観光村(ロルチャ村?)

実は、上で紹介した村からほど近い場所に有料で観光客を迎え入れている村がありました。村の名前を聞くと「ロルチャ」と答えていた記録があるので、ここでは「ロルチャ村」としておきましょう。場所は、バイクで首長族の村ヤパー村に行く途中にあります。

もうお馴染みのアカ族の伝統装飾を身に着けた若者がいました。声をかけると50バーツで村を案内するとのことで、高いなぁとは思いましたが入村しました。
 

村のシンボル、ブランコと人形。ブランコは、山岳民族の間では祭礼や通過儀礼で使われることが多い遊戯道具で、男女の出会いを演出します。また、こちらの人形は男女の接合を表したもので、豊穣・繁栄のシンボルですね。
 

人形をアップで見ていきましょう。1枚目は男性、2枚目は女性であることがお判りいただけるのでは。
 

こちらの広場、はっきり言って説明がよく判りませんでした。おそらくは男女が交流を深める広場としての意味合いが強い場所だと思われます。ただ、入場料50バーツの価値があるかどうかは、皆様のご判断にお任せしますが・・・私としてはNoですね。
 
メーサロンの紹介、あともう1回くらい続くかな?


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