ラオス南部の街チャムパーサック(チャンパーサック)には世界文化遺産に指定された壮大な遺跡群があります。その名は「ワットプー」、現在のカンボジアの主要民族・クメール人により建立されたヒンドゥー寺院です。このワットプーを目指すため、メコン川に面した田舎町チャムパーサックに滞在することにしました。

 
私たちはタイ・ウボンラチャタニから公共バスでラオス・パクセに移動。パクセでは2泊したが、さすがはラオス南部の中心都市!こじんまりとまとまった街なかには、WiFIが通じる小ぎれいなカフェや老舗の美味しいコーヒーを提供するカフェ、格安のマーケット&食堂街、そこそこ安い上に清潔なゲストハウス、しかも悠久(?)のメコンの流れも見られ、なかなか居心地が良い街です。実は私、パクセが結構気に入ってしまい、この旅の後にも毎年2~3回程度は立ち寄る街となりました。もう少し旅行記の更新が進み現在に近づいてきたら、パクセを記事にしたいと思います。
 

パクセからチャムパーサックまでの道

このパクセからチャムパーサックまではツーリストバスが頻発しており、大概のゲストハウスでバス&フェリーチケットを扱っているはずです。また、パクセのメインストリート沿いには旅行会社を兼用したゲストハウスやカフェがいくつも立ち並び、ポスターを貼って料金を掲示しているので、そうした場所で価格をチェックした後にゲストハウスで申し込むのが良いと思います(そうすれば、ゲストハウスまでのお迎えがつくはず)。

例えば、これはある場所での掲示。1枚目の写真ではパクセを午前7:45に発車しチャムパーサック(Champasak)には9:30に到着すると記載されていますね。料金はなぜか35000キープと55000キープがある。2枚目の写真では午前8:00と11:30にパクセを出発する便があり、いずれも値段は60000キップと掲載されています。どうしてこれほどの料金差があるのか、その秘密は旅行会社に直接聞いてみてください。おそらくバスの大小(高いチケットは外人旅行者専用のミニバンを使用)や混乗の有無によって分かれていますが、とくに安いチケットは乗合のソンテウを利用しているかもしれません。
 
パクセからチャムパーサックまでは約2時間程度の行程。私たちはミニバンで出発、こちらのバンは外人旅行者専用ですが皆さんシーパンドンへ行くようで、チャムパーサックに行くという人は誰もいませんでした。途中で降ろされ、皆さんとお別れ。
 

なんと、チャムパーサックの街に行くためには、途中でメコン川を渡る必要があります。川岸に私たちが乗り込んだ白いボートが見えます。ちなみにこの辺り、目に付くボートは全てオンボロです。
 

このメコンの広い河岸をオンボロボート(?)で横断することは、かなりの不安があると思います。しかも小さな艀に完全に定員オーバーな上にバイクまで載せて運んでいるのですから、いつ事故が起こってもおかしくないですよね。
 

まぁ、メコンの景観を楽しむうちにチャムパーサックに到着!と、この日の最難関が襲ってくる。チャムパーサックの街はメコンの河岸から見るとやや高所にあるため、上陸するためには、狭く長い階段を上らなければいけないのです。重い荷物を持って階段を上るのって、辛いですよ!
 

チャムパーサックのゲストハウスにチェックイン

チャムパーサックに上陸を果たし、ゲストハウスを探す。「Bassa Muangkham Guest House」はドイツ人の男性が応対に出てくれたが、この田舎町で流暢な英語が通じるのがウレシイ。部屋を見せてもらうと・・・まぁイイんじゃないということでチェックイン。広い敷地がウレシイです。一応ホットシャワーも使えましたよ。ただね・・・夜になると色々な虫が来るんですよ、これぞ田舎町!
 

このゲストハウスで何といっても良かったのは朝食です。給仕してくれたのは地元の方でしたが、英語が少々通じる様子。朝食のメニュー表には料金が書いてあったが、今日は客が少ないから特別サービスと言って、料金は請求されませんでした
 

一応、チャムパーサックの街を紹介

チャムパーサックの街、ここは遺跡を訪問するための拠点ですが、街なかにはこれといったものが何もない、ただの田舎町です。まぁ、何軒かのゲストハウスと川が上から見える食堂(一応カフェ&レストラン)がありますが・・・こうした鄙びた場所が好きな方にはステキな場所ではないでしょうか。私にとっては、あまりにも退屈すぎる街。遺跡を観光したらすぐにもシーパンドンに抜けようと考えていたのでした。


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