チャムパーサックを満喫した私たちが次に向かう目的地はシーパンドン。メコン川の中州にある島々の数を表した地名で、ラオス語でシーパンが4000、ドンが島を意味しています。この辺りに4000もの島々が本当に存在しているかどうか私には判りませんが、船でメコン川を横切るだけでも大小さまざまな島を見ることができる。私たちは、そんなシーパンドンの数多ある島々からドンデット(デット島)に滞在することに決めました。このドンデット、ただ美しいメコンの流れと夕陽、それにかわいらしい動物たちと触れ合えるだけの島ですが、日本でおくる日常の生活とは全く異なる癒しの時間軸が流れる、まさに浮世離れした島でした。
 

チャムパーサックからドンデットへ移動、これ自体もアトラクションです

チャムパーサックでは外国人がよく利用する食堂やゲストハウスで、シーパンドンやパクセ、カンボジア方面へのツーリストバスのチケットを取り扱っています。しかもゲストハウスまでのピックアップがついているので、移動はとても楽でした。

チャムパーサックで再びメコン川を渡る。この時、バイクを2台載せていたので、艀の下にボートが2隻とりつけられています。しかし、こんなオンボロな艀で川を渡るのってスリリングですよ。
 

こちらの場所は、一応ツーリストバスの待合所(兼売店)となっています。何台か外国人を乗せたワゴン車がこの待合所に停まるが、私たちのチケットを見ては「あなたたちは、このバスじゃない」という態度を見せる。う~ん、こうした状況ってけっこう焦りますよね。その間、売店のオバサンがノープロブレムを繰り返す。まぁ、毎日のありふれた光景なのでしょう。結局1時間以上待ったでしょうか、やっと私たちがチケットを購入したツーリストバスがお迎えにきました。
 

乗り込んだワゴン車は外国人でほぼ満席。ラオスという、おそらく白人にとって非常にマイナーな国で、外国人だけを乗せた車が行きかう光景ってなんか違和感がありますよね。そうこうしているうちにシーパンドンへの玄関口ナカサンに到着。この街でシーパンドンにあるいくつかの島へ向かうボートに乗り換えますが、両替やキャッシングなどはナカサンで済ませておきましょう。
 

再びボートに再び乗り込むと、とても狭い水域を進んで行くことが判る。さすがはシーパンドン、4000の島々からなるエリアですね。おそらく写真のような草が生えているだけの小さな陸地も島に入っているのでしょうか。
 

ドンデットはとても小さい島だが、これほど居心地が良い場所はそうそうありません

ドンデットに到着、島の中はこの1本道に沿ってゲストハウスや食堂がずっと軒を連ねている。外国人パッカーによってつくられた外国人バックパッカーのための島です。何軒か部屋を拝見、その中で一番真新しい部屋をもつゲストハウスにチェックインしました。温水シャワーに加え空調もついており料金は当時100000キップ(約12ドル)とやや高級(?)。
 

荷物を下ろした後、すぐ向かいのカフェに入り軽食をとる。サンドイッチにミントティという、ラオスのカフェ定番メニューです。
 

座っていると、すぐにネコがじゃれてくる(ちなみにここで写る脚は、私のパートナーです)。しかも時間が経つにつれネコが増えてくるのが萌えポイントですね。
 

こちらは別の食堂。ラオス名物!寝そべりながら食事がとれるカフェですね。こうした場所でも、ネコがすぐに乗っかってきたり、ワンちゃんまで来る。カワイイゼ!
 

ドンデットで見るメコンの夕陽、牛たちと一緒に沐浴する

乾季の夕方はドンデットで過ごす最上の時間でしょう。メコンに沈む夕陽を眺めるていると、この地まではるばる来た自分を誉めてあげたくなります。

ドンデットに来る外国人旅行者の多くはメコン川で泳いでいる。水質がさほど良いとは思えませんが、私たちも水着に着替え沐浴をしました。この地では牛が放牧されており、暑い中、牛も一緒に沐浴をします。よくよく考えてみれば、牛と一緒に泳ぐなんて貴重な体験ですよね。
 

いつの間にか夕方、この地のまさにゴールデンタイムとなります。メコンに沈む夕陽を眺めていると、自分と自然が一体化している錯覚に陥っていきます。
 

これは別の日。川沿いにあるカフェで、ビアラオを飲みながら夕陽タイムを楽しみました。あぁ極上の時間、この記事を書いているうちに、またドンデットに戻りたくなってきました!
 
しかしドンデット、ネコちゃんやワンちゃんと遊べるだけではなく牛とも戯れることができる貴重な場所。まあここまで来る方なら「牛と沐浴なんて(汚らしくて)信じられない!」と言うことはないでしょう。ただ実は私はその例外中の1人、牛のお尻から何か異形なものが水中に投入されたのを見てしまった!ドンデットでのメコン沐浴はこの1回のみで終了を告げるのでした。
 
次回記事ではドンデットで自転車を借りて、別の島(ドンコーン:コーン島)を探索します。


<スポンサーリンク>