ペナン島のジョージタウン、イギリス統治時代のオールドモダンな建造物が数多く残る上に、中華系やインド系、それに当然マレー系の住民たちが織りなす混在した文化が、エキゾチックな香りを漂わす魅惑の街。私はこの街が以前から大好きで、街を離れ数ヶ月も経つと無性に戻りたくなるのです。以前にも、この街の観光情報グルメ情報について記しましたが、毎回この街で観光にアクセク勤しむことはさすがにしません。ただでさえペナン島は暑いのですから、街なかを観光に繰り出してグッタリ疲れるくらいなら、雰囲気の良いコスパに優れたカフェでユックリしている方がオツなものです。
 
などと言いながら、カフェでグッタリしているのもやはり暇、ならば街に繰り出してウキウキ過ごす方がよほど楽しい。実はジョージタウンには、観光に飽きた人でも街歩きが楽しくなる仕掛けが盛りだくさん!例えば・・・

そうです、こんなストリートアートが街のあちらこちらに描かれているのです。ジョージタウンの魅力的な裏道を歩きながら、ふとこうした絵を見つけたら、気分はウキウキ、つい暑さを忘れ写真を撮りまくってしまいます。では、ジョージタウンのストリートアート巡りを始めてみましょう。
 

ジョージタウンのストリートアートはどこで見られるか(マップ)

ストリートアートはジョージタウンの裏道にひっそりと描かれているため、街歩きをしている途中で、何の予備知識も持っていないのに偶然にもステキなモノに出会うというのが本来の楽しみ方でしょう。ただ、もしあなたが短期旅行者ならば、そんな流暢なことは言ってられない、今すぐ全てのストリートアートを見てみたいんじゃ~(・`д・´)と思うかもしれません。
 
そうした方には、ペナン島のランドマーク「コムタ」ビルの中にある州政府観光局を訪れ、ガイドマップをいただきましょう。このマップは人気があるようで、最近ではコムタ以外のいろいろな場所にも置いてあります。
 
「現地でガイドマップを手に入れろだと!俺はそんなに気が長くないんだ~(; ・`д・´)」・・・まあ、そのような方が大半ですよね。でもご安心ください。ガイドマップ(PDF版)のダウンロードサイト(政府観光局のサイトなのでご安心を)はこちらですので、事前にストリートアートの内容と描かれている場所を知っておきたい方はアクセスしてみてください。ただねぇ、事前に回答を知ってしまうのって、私はあまり好みではありません。
 

私が好きなストリートアートを紹介します

ブルースリーvsネコの闘い

私が一番好きなのは、こちらのブルースリー。「アッチョー」と怪鳥音を鳴らし倒す敵はノラ猫!しかし、ブルースリーにこんな蹴りを入れられたらネコはひとたまりもありません。もしかしたらこの一撃で命を失ってしまったかもしれないと想像すると、うん、単純に笑えなくなってしまう。ここからは私の深読み劇場・・・第二次世界大戦が終結した3年後(1948年)マラヤ連邦は成立したが、マレーシアとしての独立国家はまだ誕生していなかった時代、この地は独立闘争と対共産ゲリラの放逐作戦が相まって治安が悪化していた。そんな時代に一人の救世主が現れる。このストーリーではブルースリーがマレー系民族主義者、ネコは反独立派の小物悪党となりそうですね。
 

ネコたちの行列

このストリートアートは今にも取り壊しが行われそうなビルの一画に描かれていました。もしかしたら、もう見れないかもしれないと思うと残念です!
 

バイクに乗る(?)少年

この絵はトリックアートにもなっており、おそらくジョージタウンでもっとも人気があるストリートアートだと思われます。少年と一緒に写真を撮るため、観光客がしばしば行列をつくっていることも。まあ、ここにバイクが置かれていること自体アートですね。
 

バイク少年の妹&弟でしょうか?自転車に乗る子供たち

バイク少年から歩いてすぐの場所にあった、自転車に乗る子供たちの絵。こちらは、まださほどの話題とはなっていないのか、写真を撮ろうという人たちはいませんでした。
 

セイロに手を伸ばす子供たち

手を伸ばしてセイロの中身を取ろうとしているのでしょう。悪ガキたちですね~(^^♪
 

巨大ネコ

 

実は本当に好きな絵は、いかにも素人臭いへたくそな絵だったりする。味があるな~

次の絵を見てください。

へたくそな絵ですね~(*´з`) キティちゃんを描いたものであろうと類推しますが、このキティだったら、僕が描いた方が上手いかもしれない。ただ、意外に丁寧に描かれているんですよ。木もリンゴも丁寧、おまけに下に描かれた別のキティ帽子も丁寧、これ、けっこう時間をかけて作成したものだと思われます。
 
しかも、リンゴが一緒に描かれている点で、相当なキティマニアかもしれない点がうかがえる。ところで、キティちゃんの体重って皆さんご存知ですか?お笑いグループ・ハリセンボンがギャグにしていましたが、リンゴ1個分がキティちゃんの体重です。これを作製した方は、キティちゃんとリンゴのこの因果な繋がりを知っていたのでしょう。ならば、これ、相当のキティファンですよ。スバラシイねぇ。
 
ペナン最高!ジョージタウン最高!


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