私の場合、海外に住む感覚で旅行をしているわけで、1つの街には長くても2週間程度しか滞在しません。何日も同じ街に滞在すると、次第に飽きが生じてきて他の街に移ろうかなという気分になってくる。しかし、中には10日程度滞在していても全く飽きが生じず、かえってここにもっといたいなと思わせる街がいくつかあります。今回は、そういった長く滞在したい街、なんなら住んでしまってもイイなと思う街をいくつか紹介していきたいと思います。

 

住みたい街の条件を私なりに分析します

これは、先日ツイッターに投稿したテーマと重なりますが、今回はかなり詳細に分析したいと思います。
 

1)喧騒とは無縁だが、かなり繁華している街

バンコクのような大都市は常に刺激的、昼も夜も楽しく暮らせます。しかし、こうした大都市に住むのは、かなりパワーがいることなのです。周囲が騒がしければ自分もその祭りに入らないと、なぜか阻害された気分に陥ったりすること・・・よくありがちな話しですよね。しかも、いつも飲み歩いていたらお金が持ちません。
 
しかし、住むというからには不自由なく生活できる街が、私にとっては必要です。欲しいものがあったらいつでも手に入る、やっぱり屋台街に身をうずめたい、多少は都会の雰囲気を味わいたい・・・となると、大型スーパーやショッピングモールが徒歩圏内にある街に住みたいものです。この大型スーパー(ショッピングモール)と屋台街・・・これが私にとって住み街の第一条件です。しかし、繰り返しますがウルサイのは勘弁です!

 

2)キレイなビーチや美しい野山に簡単に行ける街

せっかく海外のお気に入りの街に住むのですから、心の底からリラックスできるスポット、例えば美しいビーチや湖、野山などに簡単に行ける街がイイですね。できれば、そうしたスポットに徒歩圏内であればベターです。
 

3)伝統的な祭礼・芸能・集落に簡単にアクセスできる街

しかも、私のこれまでの旅行記事を読んでくださった方ならお判りだと思いますが、エスノロジカル・アンソロポロジカル(民族学・文化人類学)的な好奇心を満たしてくれる街でないと、私は退屈なのです。伝統的な祭礼や集落を訪ね歩くことで、私が学生時代に果たせなかった探求心を満たしたいのです。
 

4)コスパに優れた街

せっかく日本を離れ海外、とくに東南アジアに住むのですから、このコスパは重要ですよね。居心地の良いゲストハウスやホテルで、できれば朝食付き、プールがあり、WiFI対応の清潔で比較的広い部屋、料金は1泊15ドル以内がイイですね。
 

5)治安が良い街

これは当然の条件でしょう。いくらコスパ&居心地が良い街でも、犯罪に巻き込まれてしまうのは勘弁ですね。
 

ある程度の長期滞在は良いが、住みたくはならない街の例

では、長期滞在者が多く人気の街と思われますが、私にとってはさほど魅力的ではない街を紹介します。
 

チェンマイ(タイ)

チェンマイ、私も好きな街ですよ。1週間程度なら滞在しちゃいます。しかし、最近のチェンマイ中心部、とくにターペー門界隈はうるさいんですよ。あのナイトマーケットが開催されるときには・・・この街から早く離れたくなります。
 

バンビエン(ラオス)

この街も着くと1週間くらい滞在しちゃいます。しかしね・・・夜はクラブ状態に変わり音楽をガンガン鳴らしたバー、場違いなのでやめてください。また、いくら落ち着いた風光明媚な街と言っても、1週間もいれば飽きます。しかも大きなショッピングセンターもありませんので、何か生活に足りないものが生じたら車で3時間、ビエンチャンまで行かなければなりません。
 

シェムリアップ(カンボジア)

この街の魅力はなんといってもパブストリートのビール!それなりにオシャレなバーで1杯0.5ドルは最高です。しかも、宿代は比較的安く、プール・朝食付きでも20ドル以内の宿は結構見つかります。しかし、この街の欠点は暑すぎること!とにかく暑いっす。遺跡巡りはかなり費用がかかるが、遺跡に行かないと、なぜかこの街の居心地は悪くなります。
 

私が住みたい街:東南アジア編

喧騒というほどではないが適度に繁華した街、豊かな自然や文化遺産に手軽にアクセスできる街、居心地が良い宿がありコスパに優れた街・・・そんな街ってどこでしょうか?
 

ウブドゥ・バリ島(インドネシア)

これら全て私の個人的な意見ですが、上記の条件を満たす街の筆頭は、バリ島のウブドゥでしょう。一昔前は山あいの静かな街でしたが、近年は大型スーパーが続々と開店し、生活環境がだいぶ改善されました。バリ伝統芸能の公演が毎日行われていますが、住むとしたら、そのような観光客向けイベントにわざわざお金を費やす必要はないでしょう。近隣の寺院でオダラン(祭礼)が行われることが多く、そうしたオダラン情報を入手し、自分で伝統祭礼を見に行けば感動ものです。
 

ジョグジャカルタ・ジャワ島(インドネシア)

東南アジアを代表する寺院遺跡ボロブドゥールやプランバナンを擁するジョグジャカルタは、ジャワ島を代表する観光都市ですね。実はこの街、ゲストハウスのコスパが大変良いことは以前の記事で紹介しました。
 

コタバル、ジョージタウン・ペナン島(マレーシア)

ここではマレー半島の東西に相対する街、コタバルとジョージタウンを挙げました。コタバルはマレー伝統芸能の故郷とも呼べる街で博物館もある。バスで郊外に出れば、PCBという人気のないビーチがあります。またタイ国境に位置しているため、バスで手軽にタイ旅行が楽しめます。
 
ジョージタウン(ペナン島)は街自体が世界遺産に指定されており、散歩がかなり楽しい街です。しかもマレーシア第3の都市としての顔もあり、日本と遜色ない生活を保てます。島内バスでバトゥーフェリンギまで足を伸ばせば、まぁそれなりにキレイなビーチにも簡単にアクセスできます。
 

クラビタウン(タイ)

美しいビーチを楽しむのなら、このクラビタウンでしょう。ソンテウでアオナンビーチに出れば、ビーチリゾートライフの一端が味わえます。また、この街から出発するアイランドホッピング・・・イイですね!
 
 
今回は、東南アジアに限定して記事を書きました。他のエリアにも当然住みたくなる街はありますよ。皆さんもぜひとも自分のお気に入りの街を見つけてくださいね。


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