AI社会が創り出す明るい未来像について、私の意見を述べます

昨今は何かと話題になるAI(人工知能)について私の意見について、ある程度まとめてしまえば次のような未来社会が待ち受けているのではないでしょうか。

■AIが労働を分担(生産に関する全労働=資源探索・掘削から生産までの全工程をAIが行う)
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■AIによって富が蓄積される
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■人がわざわざ働く必要がない上に、AIによって富が分配されるため、文字通り人は労働から解放される

とまぁ、随分と明るいストーリーですね。AIが働きお金を生み出して人に分配するのですから、私たちは働く必要はありません。こうなると、ついにお金そのものの意味がなくなる!資本主義とは別の社会が出来上がるのです。
 
つまり、労働から解放されることで、私たちは主体的に好きなことに全ての時間を費やすことが可能になります。それは、例えば文化・芸術活動であったり、社会貢献活動であったりします。私の場合は好奇心の赴くままに旅行を続け、気づきや日々の感動をこうしたブログに綴っていくことが何よりの楽しみですね。
 

こんな明るい未来像も、自分の生き方を決められない人たち(例えば社畜)にとっては・・・地獄かも!

まぁ、こんな社会は夢物語かと言えば、そうとも言い切れません。AIの社会進出により、近未来には多くの人の雇用が奪われることになるのでしょうが、それは過渡期の話し、大半の労働がAIによって代替されることになれば、大部分の人は労働をする必要はなくなる。その結果、20代~60代まで労働に費やしていた時間をどうすれば良いのか考えなければいけません。つまり、労働から解放され自由を得ることと引き換えに、大部分の人は自らの生き方を主体的に考え、実践していく必要があります。
 
こうした未来って、私にとってはパラダイス!ですが、労働社会にどっぷり浸かった方たち、例えば社畜の方たちにとっては望ましくないのでは。今まで自分の生き方や時間の過ごし方を主体的に決めなくても、仕事・会社のスケジュールに従って、黙々と時間を潰せる方が楽だと感じる方って意外と多いのではないでしょうか。不平不満をたらたら口にしながら満員電車に揺られ、社内ではストレスを抱えながらも黙々と業務をこなす。週末はゆっくりと家で休んだり、ストレス発散のために外に出かける。そんな、ルーティーンな生活をおくる方が遥かにラク!毎日どう過ごすか考えるのなんか面倒!とまぁ、これが社畜思考の方々の発想ではないでしょうか。
 

AI社会の権力者イメージ

さて話しはガラリと変わりますが、こうしたAI社会において、どのような方が権力を握り、社会を指導するのでしょうか。政治的な意志決定までもAIに任せてしまえばヨイという意見もありそうですが、意思決定の全てをAIに任せることが、私には想像できません。そもそもアルゴリズムを無視して行動するAIなんて不気味で怖いですよね。本当に頭の良い人はAIによって管理されることは好まず、自らAIを管理する立場になりたいのでは。とすると、アルゴリズムの作成と、プログラミングの作業は当分必要なのでしょう。つまり、政策決定者などの権力者は自らの信念や哲学に基づき政策や方向性を考え、技術者はそれを実現するためにアルゴリズムを作製、AIの活動を管理していくのでしょう。私たち凡人はそうしたAIによって管理されていくと言っても過言ではありません。
 
こうした社会では、政策決定者とそれを実現するためのアルゴリズム作成者、また、全ての過程をチェックする監督者は必要不可欠となります。このあたりが、人間らしさを残した社会と言えるでしょうか。まぁ、アルゴリズムの作成をAIが分担する社会になったら、AIが自分の意志を持つきっかけとなり、人間は不必要な存在になるかもしれませんね。
 

生きがいまでも会社に依存している方、自らの生き方を見つめなおしましょうよ

こんなSF話を持ち出して何が言いたいか、やはり社会人の皆さんには、職業(会社)以外の生きがいや生き方の選択肢を考えることが必要なのではと思います。アルアル話として、定年退職を迎えたお父さんが、家の中でも外でも居場所が見つけられず、ついにはボケていくというもの。ハッキリ言って人生85年~90年時代、60歳で退職したら残りは25年~30年とけっこう長いのです。しかも、その年とは「老後の人生」、体力は衰え、足腰は立たず、若い時ほどは頭が回らず、何事にも感動できない・・・これじゃつまらないですよ!自ら主体的に楽しい人生を考え実践することは、若いうちに始めた方が良いと思います。うん、これ、僕が40歳で完全に働くことを断念した理由ですね。


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