グラナダに来る理由、それはアルハンブラ宮殿をこの目で見ること。アルハンブラ宮殿については、紹介するネット記事や書籍が数多くあり、いずれも称賛の言葉で埋め尽くされています。このブログで私が、アルハンブラ宮殿の素晴らしさをいくら力説しても、あまりに陳腐化された言葉で表現することしかできないので、ここでは写真の紹介と客観的な記述にとどめておきます。

 

アルハンブラ宮殿 基本情報【2018年版】

私がアルハンブラ宮殿を訪れたのは2011年のこと、もう7年も前のことなので、入場料や行き方など、観光するための基本情報を2018年最新版に置き換え解説していきます。

アルハンブラ宮殿への行き方

グラナダ旧市街の中心地「ヌエバ広場」の近くから30番か32番バスに乗り10分ほどで到着。料金は1.2ユーロ。ヌエバ広場から歩いて行こうという猛者は、大体、徒歩30分程度を見込んでおけば大丈夫だと思います。
 

アルハンブラ宮殿 入場料

アルハンブラ宮殿見学のメインスポット「ナスル朝宮殿」や、「アルカサバ」や「ヘネラリフェ」を見学する場合、チケットを購入する必要があります。

  • 昼の部:14ユーロ(ナスル朝宮殿を含む、全ての公開エリア)/7ユーロ(ナスル朝宮殿を除く公開エリア)
  • ナスル朝宮殿夜間見学:8ユーロ
  • ヘネラリフェ夜間見学:5ユーロ
アルハンブラ宮殿 開館時間と休館日
  • 夏季(3月15日~10月14日) 8:30~20:00/22:00~23:30(夜間の部)
  • 冬季(10月15日~3月14日) 8:30~18:00/20:00~21:00(夜間の部)
  • 休館日:12月25日、1月1日

 

アルハンブラ宮殿を実際に歩いてみる

アルハンブラ宮殿は、それ自体が1つの城塞都市とでも言うような、広大な敷地に広がっています。アルハンブラ宮殿の代表的な観光スポットは「アルカサバ」「ナスル朝宮殿」「ヘネラリフェ」の3エリアとなり、それぞれが1つの小さな街程度の大きさ。これらを全て回ると最低でも3時間、できれば5時間程度はみた方が良いと思います。
 

ヘネラリフェ

ヘネラリフェは、アルハンブラ宮殿の城外に当たり、14世紀にナスル朝の夏の宮殿として建設されたものです。ここからは、アルハンブラ宮殿のアルカサバなどが見渡せ、気分が良い景色が広がっています。また、ヘネラリフェの中央には、「アキセアの中庭」と呼ばれる、保存状態が非常に良い庭園があります。
 

アルハンブラ宮殿に続く道

木々がきれいに刈り込まれている中、リスが遊んでいました。
 

パルタル庭園

写真は「貴婦人の塔」。美しいグラナダの景色が眺められます。
 

カルロス5世宮殿

ナスル朝宮殿入口のそばにありますが、見学者はほとんどいなかった。ホール中央で、何か叫んでみたい衝動に駆られます。
 

アルカサバ

実は、ナスル朝宮殿を見学した後にアルカサバを訪れたのですが、先にご紹介。
 

アルカサバの中では、廃墟の迷路を歩くような感覚に陥りました。
 

ナスル朝宮殿

いよいよ、ナスル朝宮殿を見学します。私は、イスラム建築のアラベスク模様が大好きで、あの幾何学的なモザイク模様がはたして何を意味しているのか連想していると、時間が経つのを忘れてしまいます。日本にあるものに例えたら、曼荼羅の模様でしょうか。
ナスル朝宮殿は、ずっと以前から行きたかった場所の一つでしたが、やっと訪問を果たせました。ただ、見学者がこれほど多いとは・・・。ここでは、あまりうるさい解説を加えずに、訪問時の写真を掲載します。

メスアール宮

 

コマレス宮

 

ライオン宮

 

アルハンブラ宮殿の見学を終える

アルハンブラ宮殿の見学を終え、私たちは出口のそばにあるパラドール(宿泊施設)に付設されたカフェで、スープとサングリアを無言で飲んでいました。イスラムの美意識の高さに圧倒され、感想の言葉が思いつきません。ただ、またいつか、ここに戻ってくるんだろうなという予感がしました。


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