ウランバートルの市内中心部からほど近い観光スポットを紹介。当記事は2017年末に掲載したものですが、開館時間や入場料金など鮮度を要する情報を中心に、2019年に全面的な見直しを行いました。
 

ウランバートル市内の歩き方:「ノミンデパート」と「スフバートル広場」を結ぶ大通りを拠点に歩こう

ウランバートル市内の中心部を東西に走る「ピース・アベニュー」。この通りの中核をなす「ノミンデパート(旧国営百貨店)」から「スフバートル広場」にかけて歩いて10分ほどの沿道がモンゴルでもっとも繁華したエリアで、商店やカフェが多く立ち並んでいます。たださすがに旧共産圏、景色はやや寒々しい印象を受けますがねぇ。

市内の主な観光スポットである「スフバートル広場」「ガンダン寺」「モンゴル国立博物館」「チョイジンラマ寺院博物館」といったウランバートルを代表する観光スポットは全て「ノミンデパート」から徒歩圏内にあるので、デパート周辺にあるカフェやホテルを拠点に市内を歩くことをおススメします。ただ散策中は次の点を注意。市内の道は大半が舗装されていますが、中には道にぽっかり穴が開いていたりマンホールの蓋が外れていることも。よく下にも注意をしてケガなどしないように気を付けてください。
 

ウランバートルは市内バスがかなり縦横無尽に走っている。スフバートル広場の周りにほとんどのバスが発着

ウランバートル市内に限って言えば、バス路線網はかなり発達しています。また、大半のバスは、ノミンデパート前を通り、スフバートル広場の周囲を走っています。目的地までのバス番号が判れば、郊外も含め市内バスでの観光はかなり容易です。
 

私が独断で選ぶ、ウランバートル市内中心部の観光スポットを紹介
ウランバートルのランドマーク、「ノミンデパート」

このデパート、モンゴル最大の百貨店のはずですが・・・品揃えは???です。まぁ、バスがよく通るし買い物や食事にも便利なので、宿はこの辺りでとれればベター。ちなみに、私が旅行した2011年当時、このデパート前は「マンホール・チルドレン」の巣窟で荷物の管理に細心の注意を払ったものでしたが、今は治安も改善され安心して歩けると聞きます。
 

モンゴルで土産物を探すならデパートよりもこちらの方がベター? 「メルクーリザハ」

「ノミンデパート」から南へ10分も歩かない場所に、ウランバートルを代表する生鮮品マーケット「メルクーリザハ」があります。ここでは羊肉や魚、チーズなどの生鮮食料品が売られ、ウランバートル市民の台所といった場所です。私の場合、街歩きでは地元のマーケットを必ず訪れます。ちなみに、ここで旅行者が買う土産物とは・・・モンゴル特産の岩塩がおススメ。お金に余裕があればキャビアを買うのもアリですね。
 

ウランバートルに来たら、おそらく必ず行くのでは「スフバートル広場」

この広場こそが、モンゴルが共産国だった時代からもっとも重要だった場所、ロシアの「赤の広場」や中国の「天安門広場」に匹敵する場所です。かなり広大な広場ですが、正面に目を凝らすと2体の巨大な像が目をひく。鎮座するのはモンゴル国民が崇敬する「チンギスハーン」、騎馬に乗るのはモンゴル国防の父「スフバートル」です。
広場の周りには連邦政府庁舎や中央郵便局、各種金融機関などが立ち並び、政治経済の中枢を形成するばかりではなく、オペラ座や国立博物館など文化の中心地ともなっています。
 

モンゴル国立博物館とザナバザル美術館

スフバートル広場からほど近いモンゴルを代表する博物館と美術館。私も訪問したが、今となっては展示内容をほとんど覚えていない。まぁ、時間があれば行ってみるのが良いのでは・・・。ちなみに、私の個人的な感想では、「自然史博物館」が面白かったのですが、2013年から休館とのこと、いつオープンでしょうかね?

【モンゴル国立博物館】
  入場料:MNT8000(8000ドゥグルグ=約380円)
  開館日:5月15日~9月15日は定休日なし。9月16日~5月14日は日月曜が休み
【ザナバザル美術館】
  入場料:MNT8000(8000ドゥグルグ=約380円)

 

チョイジンラマ寺院博物館

スフバートル広場から歩いて5分くらいで行けますが、寺院内は首都の中心街にあるとは思えないほど閑静な場所。この寺院は、活仏チョイジンラマにより20世紀初めに創建された寺院で、様々な仏教芸術作品が展示されています。また、チベット仏教における仮面舞踏の祭典が行われてきた場所で、仮面や衣装などの展示も豊富。と、まぁ知ったかぶって書きましたが、実は展示内容のほとんどは記憶に残っていません・・・行ったのは覚えているのですが(;´д`)トホホ。博物館もそうですが、「カメラ持込み料」が高額なため、全く写真に残さなかったことが敗因です。そんなところでケチらない方が後々のためと後悔。

入場料:MNT8000(8000ドゥグルグ=約380円)
開館日:5月15日~9月30日は定休日なし。10月1日~5月14日は日月曜が休み

 

ガンダン寺

モンゴル最大の寺院で、この地に広まるチベット仏教(ゲルク派)の総本山。僧侶の修業光景や市井の人々が相談をしている様子を見物したり、チベット仏教寺院で見られるマニ車を自分で回したりなど、ウランバートルで一番楽しめる場所だと思う。
 

ガンダン寺での最大の見どころ本堂内にある高さ26.5mの観音菩薩像、とにかく巨大です。
 

ピースアベニュー交差点そばから参道が続いており、裏道にはゲル(テント式住居)が見られます。

入場料:MNT2500(2500ドゥグルグ=約118円)

 
 
モンゴル旅行の最大の魅力は、あの広大な草原にゲルでの宿泊、乗馬やラクダ乗り・・・ということで、ウランバートルを外してしまう方はけっこう多いんじゃないでしょうか?しかし、実はウランバートル中心部だけでも、これだけの(「地球の歩き方」掲載済みの)見どころがあります。そして、ウランバートル中心部を少し歩くだけで、ガイドブックには載っていない様々な面白い光景に遭遇しますが、それについては、おいおい紹介します。
 
ウランバートル中心部から少し外れると・・・「ザイサン トルゴイ」(ザイサンの丘)や「ボグドハーン宮殿博物館」といった観光スポットがあり、いずれも市内バスで簡単にアクセスできます。次回以降の記事では、大草原は当然ですが、こうしたウランバートル郊外の見どころについても紹介していきます。


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