3泊4日のモンゴル大草原ツアー最終日。さすがに大平原の景色に見慣れはしたが、そろそろ街が恋しくなってきた頃合い。3泊4日というのは、ちょうど良い日程だと思います。実はこの日は天候が悪化し途中では砂が激しく舞う、まさに自然の厳しさを味わう1日となりました。
 

朝の穏やかな日々。人も動物も平和だなぁ

この何日も羊ばかり食べていて、私たちってモンゴルの人に近づいてきたのでしょうか。動物たちの警戒心がだんだんと解けてきたようで、狼のような怖い眼をした犬たちが伴侶にじゃれついてくる。ちなみに僕の方にはまだ警戒心を剥き出しにする。
 
朝の天候はいちおう晴れている。まさかこの後、天候があれほど悪化するとは想像だにしなかった・・・。
 

車が走り出してすぐ砂嵐に遭遇

この日はモンゴルを代表するリゾート地に立ち寄り、アクティビティを楽しむ予定とのことでした。ところが天候が突然悪化し砂嵐が激しく吹き荒れる状態に、車が風にあおられています。どの進行方向を見ても砂で曇ってしまい、視界がとにかく狭い。かなりの恐怖!こんな状況でリゾート地へ本当に行けるのでしょうか?
 

とりあえずは昼食。「ボーズ」をいただく

天候が落ち着かないので、おそらくまだ昼食には早いタイミングで休憩。しかしレストランでは、まだ料理を提供できる状態ではない様子でしたが、私としてはアリガタイ状況。モンゴルの方が実際に料理を作る光景を見せていただきました。
 

羊肉をミンチにしていきます。
 

小麦粉を延ばした皮にミンチ肉を包みます。この制作過程を見ると餃子を連想しますね。私たちメンバーの女性陣の一部は、この包む作業を手伝わさせていただきます。まさしく調理実習ですね。
 

出来上がり後をいただいてしまった後の写真。少々見苦しくなってしまって、スミマセン。
 
こちらの料理、名前を「ポーズ」と言います。中国語を学んだことがある方なら「包子」(Baozi:バオズ)を連想するのではないでしょうか。あるいはチベットやネパールに詳しい方なら「モモ」に近い料理だと思うことでしょう。私たち日本人からしたら、見た目や調理法が「餃子」かなと思うかもしれません。そう言えば東京にも「(スウィート)ポーズ」というメニューを出す餃子店がありますよね。これってまさしく「ポーズ」の肉を羊から豚に置き換え日本に紹介したものだと思います。
 

天候は回復しないまま結局まっすぐ帰路に着く、仕方がないですね

天候が回復しないまま、さすがにリゾート地へ行くことは諦めた様子、まぁ仕方ないですよね。ただ帰り際、車中からハゲタカが留まっている様子が見えた。ハゲタカと言えばチベット仏教では鳥葬でお目にかかれる鳥、不気味な予感はしたが災難に遭うようなことは特になかったです。
 
ウランバートルには午後の早い時間に到着。この日の宿は確保していなかったが、早く着いたのがかえって良かった!ホンゴルゲストハウスでしばらく休んだ後、ノミンデパートのすぐ向かいにある中級ホテルにチェックインしました。とにかく無事に現地手配の3泊4日モンゴル大草原ツアーが終了したことは良かった!翌日以降、私たちはどこへ行こうか、夕食を摂りながら考えることにします。


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