前回記事に引き続き、トルファン現地で参加した郊外ツアーについて紹介。今回は、「火焔山」「ベゼクリク千仏洞」「葡萄溝」の訪問記です。こちらのツアー、参加代金は1名90元の割に内容がてんこ盛りで、お得感あり。参加者は私たち2名を除き全員中国人ですが、日本人が参加しても特に問題はナシ。ガイドは一応(!)いるが、まぁほとんど関係ないですね、とにかく自由度が高く満足できました。
 

「火焔山」孫悟空が出迎えてくれるが・・・入場料があまりにも高い!
火焔山ってどんな場所?wikipediaを参照しながら解説

私のようなアラフィフのオヤジにとって「火焔山」と言えば、マチャアキ(堺正章)主演のテレビドラマ「西遊記」をつい連想します。孫悟空一行と怪物軍団との死闘は、子供の頃に見たというのに今でもはっきりと思い出せる。

さて、wikiによれば、ここの地形は砂岩が侵食してできたもので、赤い地肌には炎を思わせる模様ができている。平均標高は500メートル、比較的平らな山頂が、長さ98キロメートル、幅9キロメートルにわたって横たわっており、非常に独特な景観を作っています。「火焔」の名の通り、とにかく暑い場所で、1975年には最高気温49.6℃、地表温度は82.6℃に達したとのこと。
 

火焔山に到着。あそこにいるのは孫悟空?

火焔山に到着。とにかく駐車場が広い!これが全て観光バスで埋まったら壮観です。ちなみに、火焔山のゲートに乗っているのは孫悟空?
 

アップにしてみました。確かに孫悟空のようです。入場口の案内板も孫悟空ですが、かなりセコイかな。
 
チケット売場で入場料金を見て少々ビックリします。メモに残っていないので正確な料金は忘れてしまいましたが、確か40元か50元。しかも、駐車場の写真でお判りだと思いますが、火焔山を見るだけなら入場する必要はなさそう。私たちは入場を諦め、周囲から火焔山を堪能することにしました。
 

火焔山の観光モニュメント、ギネスにも掲載された世界最大の温度計。それに加え、西遊記の像。入場しなくても、外側からしっかり見えています。
 

道路を挟んだ反対側ではラクダが飼われていた。こちらの方が見どころ?

こちらのラクダたち、子供もいてカワイイ!火焔山に入場しなくても十分楽しめます。
 

火焔山の裏側では、何やらテーマパークが出現

ちょうど火焔山の裏側にあたる地にやってきました。モスクなどの建築物がつくられているが、あまりにも真新しく生活感など全くない。しばらく進むとチケットブースがあり納得!テーマパークとして新しく誕生した場所ですね。ちなみに、ツアーに参加した中国人の方々も入場しようという人はいなく、5分ほど停車した後に出発。
 

「ベゼクリク千仏洞」失われつつある壁画に合掌
ベゼクリク千仏洞とは?ふたたび、wikipediaを参照します

ベゼクリク千仏洞は、火焔山周辺にある5世紀から14世紀にまで遡る仏教石窟。火焔山の下にある峡谷の絶壁の上に位置する。ベゼクリク千仏洞には77の石窟が存在し、それぞれに仏陀の壁画が描かれている。しかしほとんどの壁画はかなりの損傷を負っていおり、特に壁画の目と口の部分が削り取られていることが多い。
 
こうした背景をもつベゼクリク千仏洞ですが、公開されている壁画はいずれも素晴らしく思えました。ただ、写真撮影は禁止されており、公開できないことが残念です。
 

ベゼクリク千仏洞に到着。駐車場裏は砂山の砂漠!

ガイドの男性からベゼクリク千仏洞に着いたとのアナウンス。え、ここって砂山の砂漠、千仏洞って絶壁にあるんじゃないの?と少々混乱してしまいました。でも、これぞ月の砂漠(古い!)、ラクダもいるし、イイ感じです。
 

ベゼクリク千仏洞に入場。洞窟内の写真撮影が禁止されていることは残念!

この石窟内、1つ1つを見学します。壁画がかなり残されている石窟もあり、内部に入場できる。係員がライトを当ててくれ、見事な神々の姿が浮かび上がる。素晴らしいです。
 

石窟の参道では、オジサンがウイグルの伝統楽器「ラワープ」を弾いている。石窟の対岸は、見事な絶壁です。
 

ツアー最後の訪問先「葡萄溝」。とてもリラックスできる場所でした

この盛りだくさんの日帰りツアーもいよいよ最後の訪問地「葡萄溝」に到着しました。ここは、ブドウの栽培地として著名な場所で、ウイグル風情を味わうテーマパークがつくられており、中国人(漢族)の方には相当人気がある観光地のようです。
 

ほとんどロシア人のような顔つきの女性が歓迎の舞を見せる

同行の中国人観光客は、お姉さんにチップを渡して短い踊りを舞ってもらい、記念写真を撮っていました。私たちはそばで見るだけでチップは払わず。
 

ウイグルの方たちの生活の様子を表しているのでしょうか?編み物をする様子

この方たちは観光客なのか、はたまた園内で雇われている方なのか・・・?
 

私たちツアー一行は、フルーツを食べながら、くつろぎます

ツアーではブドウとスイカが無料で出てきました。うん、おいしいぜ!ちなみに、写っている方はツアー同行の中国人ガイド。ここでは食べたら寝っ転がり、また食べて寝っ転がりというスタイルが、正しい過ごし方のようです。


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