新疆最古の村落として著名な「吐峪溝」(トゥヨク)、トルファンに滞在したらぜひとも行きたい場所の一つでした。バスターミナルで確認したところ、吐峪溝方面へのバスは2時間に1本ほどしかなく、また客が少ないと途中で運行を打ち切ることが多いとのこと。そんな情報を聞いてしまうと・・・私たちは、結局「アスターナ古墳群」とあわせ、タクシーで巡ることにしました。チャーター代金は150元、何回か交渉した結果なので適正価格だと信じたいところです。
 

「吐峪溝」は古く趣のある集落。ただ、よそ者を快く思っていない様子
吐峪溝までの道のり。こんなにスピードを飛ばすドライバーは初めてだよ!

タクシーに乗り込み少々ビックリ。とにかく、この運転手スピードを飛ばしまくるのです。メーターは120km/hを当然のごとく振り切り、常時150km/h以上!えっ、このドライバー、チューニングアップでもしているの、もしかしたら元・走り屋?なんて疑問が湧いてきました。とにかくスリリング。
 

天然ガスの掘削施設や、昨日も見た火焔山を眺めがらタクシーは進みます。
 

火焔山の近くで小道に入り、さすがに減速。しばらくすると、ここだと降ろされました。写真には、同行の伴侶が小さく写りこんでいますね。ちなみに、チケットブースのような場所があったが係員が見当たらず、そのまま村へ入って行きました。車を降りてから村までは、砂道を10分ほど下って行くが、村が徐々に近づいてくる光景は気分良し。
 

吐峪溝の村落をうろつく。私たちを歓迎する方は誰もいない?

村の入口に到着。あるお宅から、ご老人が登場。彼はしきりに家の中を見ていけと言うが、何か怪しいのです。よくよく聞いてみると、誰が病気だ、お前はお金を持っているだろ、しまいには50元よこせと言ってくる。ウイグルでは、お宅に招かれお茶をご馳走になることは多いが、お金を請求されたことはありません。インドやアフリカでは当たり前の光景だが、こうした方に会ってしまうと残念な気持ちになります。
 

村の中をうろつきます。レンガ造りの建物はさすがに古く、ウイグル最古の集落というのも、マンザラではなさそう。
 

ウイグルの集落を歩いて思うのは、家の門が素晴らしいこと。縁台では、ネコがこちらを覗いています。
 

村落の中心部に到着

うろついているうちに、遠くに見えていたはずのモスクに、いつの間にか辿り着いてしまう。ここがおそらく、村の中心部なのでしょう。他の泥造りの民家に対し、モスクが美しく映えています。
 

やっと人が通りました。彼らが通ってきた道を進むと、村全体が見渡せる場所に出る。うん、絶景?かな。
 

吐峪溝で子供たちに襲われる?

当てもなくぶらついていると、後ろからトントンとされる。何と後ろを振り返ると・・・

ひえ~刀を向けられているのではないか!一瞬、怖かったですよ。まぁ、冗談だとは判っていますが。でも、私が声を上げてしまったためか、大人が家から出てくる。そして、子供を叱ることはなく、私たちに、もうあっちへ行きなさいと、道の向こうを指さされる。子供たちは、おそらく見慣れない外人と遊びたかっただけだと思うが・・・大人たちから、私たちは歓迎されていないんだなと、つい感じてしまう。新疆最古の村は、おそらく保守的な志向の方たちが多いのでしょう。そして、観光客に土足で上がってこられるのを嫌う方が多いのでしょう。この場所を早々と立ち去ることにしました。
 

「アスターナ古墳群」興味のある方はぜひとも・・・

吐峪溝でやや打ちのめされたような感じを受けながら、アスターナ古墳群に向かいました。
 

アスターナ古墳群とは?例によってwikipediaから引用します

アスターナ古墳群は、高昌国と唐代の住民の墓地で、墓室からは多くの副葬品が見つかっている。5世紀ごろの漢語文献も出土、研究対象とされている場所とのことです。
 

アスターナ古墳群に到着

到着後、出迎えてくれるのは・・・

よく判らない動物たち。こうしたものを大量に作る中国の観光開発、私には理解できませんが、まぁカワイイかな。
 

古墳群は素人目にはただのでこぼこした砂の丘にしか見えません。一部の古墳は内部に入ることが可能で、ミイラが展示されています。ただ、私的にはこの場所へわざわざ来る価値があるかと言えば・・・、研究者や古墳マニアの方には素敵な場所なのでしょう。
 
新疆ウイグル自治区の旅、もうしばらく続きます。


<スポンサーリンク>