前回の記事でコンポンチャムのバンブーブリッジを紹介しました。この世にも奇妙な橋こそ、コンポンチャムで必見の観光スポットであることは疑いの余地がないと個人的には思いますが、実は、このバンブーブリッジ、『地球の歩き方』には掲載されていない!えっ、ガイドブック的にはこのバンブーブリッジって大して面白くない?・・・ということで、今回はコンポンチャムで”一般受け”するであろう必見の観光スポットを紹介します。

 

コンポンチャム観光の足はどうするの?

まずは、コンポンチャムの見どころのまわり方について紹介します。コンポンチャムのゲストハウスでは自転車をレンタルしてくれる場所があり、1日のチャーターで安ければ1ドルくらい(高くても3ドルも出せば十分でしょう!)で貸してもらえます。体力に自信がある方には自転車がおすすめですね。
さすがに炎天下で自転車をこぐのは辛いよという方は、トゥクトゥクをチャーターしましょう。ここで挙げる全ての観光スポットにバンブーブリッジを巡るだけなら、半日程度のチャーターで済みます。トゥクトゥクを半日~1日借り切った場合の代金は、10ドル以下ならラッキー!おそらく最初の提示額13~15ドルから交渉開始だと思います。
 
では、コンポンチャムでぜひとも訪れたい観光スポットを紹介します。

ワットノコール

ワットノコールは、コンポンチャム中心部から西に3kmほど離れた場所にある、クメール様式の仏教寺院の遺跡です。12世紀に建立され、浮き彫りが施された塔門と祠堂が残ります。中央には新たに建てられた仏教寺院があり、古い遺跡と新しい寺院のコントラストがおもしろい遺跡だといえます。

自転車で行った場合は、こちらのゲートが目印になります。
 

ワット(寺院)の境内。自転車やトゥクトゥクはこちらに停めることになります。
 

遺跡部分の外壁です。いかにもクメール遺跡の臭いがプンプンしていますね。
 

遺跡を守る番人。強そう・・・ですかね。
 

アバターやレリーフはかなり残っており、興味深いものもあります。祠内部には新たな像が建てられている箇所が多く見受けられます。
 

さて、この寺院がユニークである点は、遺跡中央に新たな寺院が建立されている点だと言えます。この新しい寺院は、私の個人的な見立てだとタイ様式の上座部仏教寺院ということになります。遺跡の外部に新たな寺院が建っている場所は比較的ありふれたものですが、この遺跡のように遺跡中央をぶち抜いて寺院が建っている形態を私は知りませんでした。
 

こちらは新しい寺院の内部。お参りを済ませました。
 

プノンプレス/プノンスレイ

プノンプレスとプノンスレイとは「男山」と「女山」の意味で、対に小高い丘が立っています。この山には有名な逸話があります。男性と女性で山を高く積み上げる競争が行われ、男性が負けたため、男性から女性に求婚するようになったとのこと。実にホノボノとした神話ですね。

こちらはプノンプレスに上るための参道。この程度の階段を上るのは楽勝です!?
 

プノンプレスの丘の上に到着しました。真新しい寺院が建立されています。
 

こちらはプノンスレイ。やはり、長い階段がずっと上の方まで続いています。
 

丘の上に到着しました。大変見晴らしが良いですね。
 

プノンプレス/プノンスレイの周囲は仏像など様々なモニュメントが配置されたテーマパークのようになっています。なかなか楽しめますね。
 

キズナ橋

キズナ橋は日本の無償資金協力によって2001年に完成した、国道7号線にかかる橋です。日本との友好関係を表すものとして「キズナ」の名がつけられ、現在のカンボジア紙幣や切手でもキズナ橋がデザインされています。

コンポンチャムの必見場所として、やはり最後はキズナ橋を挙げないわけにはいきません。ゲストハウス街からほど近いキズナ橋の、メコン川にかかる勇壮な姿は美しいですね。
 
 
コンポンチャムの紹介はこのくらいに留めますね。あとは、皆さんがご自分の目で確かめていただければ、私がこの街を薦めることに納得いただけるのではと思います。


<スポンサーリンク>