中国、広西壮族自治区と貴州省にまたがるエリアに、多くのトン族の方が居住しています。今回は1週間程度と非常に短期間でしたが、私と伴侶の2人でこのトン族の文化遺産を訪ね、中国の山深い場所をうろついてきました。
 
トン族の文化遺産といえば、「鼓楼」と「風雨橋(花橋)」が著名です。こうした文化遺産は、広西壮族自治区の三江エリアや、貴州省の肇興、従江エリアで十分に堪能しました。
 

三江エリア:2度目の訪問。12年ぶりに見る姿に大きな変化が・・

実は、三江エリアは2000年末にも訪れており、今回の旅行では、新旧の変化した/変化していない姿をシンクロさせながら楽しみました。旅行記でも、この辺りの比較を交えながら報告したいと思います。
 

肇興エリア:観光化以前の閑静な村落を報告

肇興は、現在、中国ご自慢の高速鉄道(高鉄)が周辺に開通したことで、中国人の間でブームの「古鎮」(古い集落の意味)となっています。ただ、今回の旅行ではまだ高鉄は開通しておらず、全く観光客がいない、まだ観光化される前の肇興の村を報告します。また、ちょうど祭礼にあたり、夕飯は村落ごと(鼓楼を管理する小さなエリアごと)に集団で食べていました。私たちは2日間この会に呼ばれ、皆さんと一緒に民族色豊かな食事を共にしました。
 

従江エリア:村落では中国語(北京語)が通じない!村人たちとの様々な触れあいを堪能

従江エリアでは、芭沙や小黄、黄崗など中国語(北京語)がほとんど通用しない村落を訪ね歩きました。芭沙では、村に2人しかいない(本当かな?)と自称する猟師の方に案内してもらう。村人とのコミュニケートは少々苦労しましたが、とりあえず写真だけは撮らせてもらいました。
黄崗へはワゴンタクシーで、まだ未舗装の、こんな道本当に通るのと恐怖にぶるぶる震えながら行きました。到着した黄崗は、戦前の日本や文革前の中国を想像させるような、前近代的な集落に入り込んでしまった錯覚を覚えてしまう。
また、平求という集落では、たまたま結婚式が行われており、私たちも飛び入りで婚礼に参加しました。たくさんのご馳走にプレゼントまでいただき、もう恐縮しっぱなし!
 
プロローグでは簡単な行程を紹介します。

1月6日 茨城⇒上海(浦東空港)⇒桂林 錦桂飯店(泊)
1月7日 桂林→龍勝→三江 三江飯店(泊)
1月8日 三江(独同→巴団→華練) 三江飯店(泊)
1月9日 三江→肇興(堂安) 銀河旅館(泊)
1月10日 肇興→洛香→従江(芭沙) 従江奥運酒店(泊)
1月11日 従江(小黄→黄崗→芭八→高増→平求) 従江奥運酒店(泊)
1月12日 従江→三江(程陽) 三江飯店(泊)
1月13日 三江→桂林⇒上海(浦東) 空港内ラウンジ(泊)
1月14日 上海(浦東)⇒茨城 帰宅しました



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