プロローグ 旅の日程 2010年4月27日~5月10日
2010年のゴールデンウィークは、伴侶と一緒にジャワ島を2週間程度まわりました。実はジャワ島は1991年、まだ私が大学生だった頃に訪れた思い出の地。出張でジャカルタの地を踏んだことはありましたが、まともに観光するのは約20年ぶりです。ジョグジャカルタではボロブドゥール、プランバナン寺院といったインド…
インドネシア・スラカルタ(ソロ)王宮に見る古都の栄華
インドネシア・ジャワ島中部の都市スラカルタは、18世紀以降マタラム王国の王都として栄華を誇った、現在でも旧称「ソロ」と呼ばれることが多い街。ところが、ジャワ文化を語る際に外せない街として真っ先に上がるのはジョグジャカルタ(ジョグジャ)で、スラカルタの知名度はさほど高いとは思えません。今回の旅行でも実…
インドネシア・ソロ、スクー寺院で見た怪しげな石像たち
現在のインドネシアでは国民の約9割がイスラム教を信仰している世界最大のムスリム国家で、ジャワ島におけるムスリム比率はとくに高いのが実情です。しかし、15世紀までを見るとヒンドゥー教を信仰する王国がたびたび栄え、とくに1293年から1478年までのマジャパヒト王国統治期はヒンドゥー文化が花開いた時代だ…
ソロ郊外、チュト寺院は中米マヤ文明の香りがプンプン匂う
ソロ(スラカルタ)郊外にあるいにしえの石造寺院群を巡る報告の第二弾、前回報告では、エロチックな石像やレリーフに囲まれたスクー寺院を紹介しました。今回はスクー寺院から再びバイクタクシー(オジェッ)に乗り、バリヒンドゥの特徴ともいえる割れ門や、どの宗教の様式かはなはだ疑問のピラミッドが残る「チュト寺院」…
1991年のブロモ山は今と変わらず美しい姿を見せます
ソロ(スラカルタ)を十分に満喫した私たちは、次の目的地「ブロモ山」に向かうことにします。このブロモ山はジャワ島東部にあるカルデラ火山、現在でも活発な火山活動を行う場所としてソロ(スラカルタ)以東ではもっとも有名な観光スポットでしょう。実はこのブロモ山を訪問するのは1991年以来、およそ20年ぶり。今…
ブロモ山の玄関チェモロラワンは美しいテンガル族の集落
前回記事から再びタイムスリップ、再び今回の旅行記録に戻りました。さて、チェモロラワンというテンガル族の集落は、20年前も今も相変わらずブロモ山観光の玄関口として多くのツーリストで賑わっています。しかし、そうしたツーリストの方々、ブロモで日の出を見るために、せっかく前泊入りしていますが、集落内をうろつ…
20年後に再訪したブロモ山、サンライズツアーを満喫
以前、1990年代にブロモ山を訪問した記録を報告しましたが、20年後に再訪した今回のブロモ山はその美しい姿を全く変えずに私の眼の前に現れました。 これはチェモロラワンの集落から見たブロモ山(テンガー・カルデラ)を写したものですが、夕方に近い時間ということもあり雲が出てしまい美しさは半減!?まぁこの光…