結局ティオマン島には渡らず、クアンタンに移動。郊外のビーチが想定外に美しく満足度たかし!しかし、街なかの雰囲気はあまり私の好みじゃなかった。中途半端に都会のためコンパクトさに欠ける上、サイトで予約したホテルが値段の高いわりに・・・(;´д`)トホホ・・・結局2泊して、6月26日にはクアラトレンガヌに移動するのでした。

クアンタンの市街地ってどうなっているの?

クアンタンはかなり大きな街です。例えば、スーツケースを転がして市内を歩くとなると、暑さとあわせ発狂すること必至です。

大まかな位置関係について説明しますが、可能ならグーグルマップなどの地図アプリを開いてください。グーグルマップでまずは、「Hentian Bas Bandar Kuantan」で検索してみましょう。これは、近郊バス・ステーションです。また、「Pasar Besar,kuantan」で検索をかけると、やや広いエリア(クアンタン市場)がヒットすると思います。つまり、市場の裏にバスステーションがあります。ただ、このバスステーションは近郊バスの発着場で、長距離バスの多くは、ここからさらに北西へ5㎞以上の郊外(車で15分くらい)にあるステーションに発着します。仮に、長距離バスステーションで降りてしまったら、市内バスに乗って、この近郊バスステーションに来た方が無難でしょう。ちなみに空港は、市内から南西に15㎞以上、車で20分程度の場所にあり、市内に出るにはタクシーを使うことになります。

クアンタンの中心街(ビジネス・商業エリア)は、「Jalan Bukit Ubi」通り沿いです(「Jalan」はマレー語で「通り」の意味)。そして、この通りの突き当りにある川が「クアンタン川」で、川沿いに遊歩道が整備されています。気の利いたカフェも川沿いにあるので、散歩するには良い場所です。「Pasar Besar周辺~Jalan Bukit Ubi~クアンタン川沿い」まで徒歩20分強といった感じでしょうか。とにかく、この辺りを歩けばクアンタンの街をおおむね把握できると思います。

クアンタンの観光情報

クアンタン市内は、例によって観光スポットはそうは多くありません。まず、メインの観光先(散歩スポット)はクアンタン川沿い(プロムナード)の散策でしょうか。また、パハン州最大の規模を誇るモスク「スルタン アフマド1世モスク」が市内中心部にあり、この街を訪れた大半の方が”外側”から見物するのでは(ムスリム以外の方で、中を見物しようとする方は、あまりいないと思います)。郊外では美しいビーチに出会えます。

クアンタン川沿い(プロムナード)

メインストリート「Jalan Bukit Ubi」を地図で下(南東)方向に歩くと、クアンタン川に突き当たります。

川の対岸には「Kuantan」のボードがあります。川沿いはプロムナードといわれる遊歩道が続いています。

川沿いのカフェの様子です。ネコも休んでいます。

この辺り、Jalan Bukit Ubi沿いのホテルから近いため、散策にちょうど良いのでは。

スルタン アフマド1世モスク

地図上では中央やや右に「モスク」とありますよね。それが「スルタン アフマド1世モスク(Masjid Sultan Ahmad Shah)」です。Jalan Bukit Ubi からでも、公園を挟んだ場所で判りやすいです。

このモスクにたどり着いたとき、やはり巨大だな~と感心。入口の案内板もモザイク状のタイルで美しかった。ただ、イスラム教徒でない一般の観光客が中に入るのは、憚れるような雰囲気がありました。

クアンタンでは郊外のビーチに行くことをおススメします。「チェラティンビーチ(Cherating Beach)」を紹介

クアンタン市内がかなり退屈で、やっぱりティオマン島へ行った方が良かったかなと思っていました。そこでガイドブック(古い「地球の歩き方」のコピー)を開いてみると、「チェラティンビーチ」の記事を見つける。まあ期待はせず行ってみると・・・思いのほか良かったです。とにかく人がいない静かなビーチは、それだけでテンションが上がる。水質は、フィリピンやインドネシアなどの離島とは比べてはイケナイが、タイのパタヤやホアヒンビーチと比べると断然良かったです。行って損はなし!

クアンタンからチェラティンビーチまでの行き方

クアンタンからは、地図にもある近郊バスステーションから、クアラトレンガヌ方面バスに乗車。バス乗り場で「チェラティン」と言っていれば、誰かが乗るバスを教えてくれます。私が行った当時は、クアンタンからチェラティンまで片道の料金はMYR4.7(日本円で120円弱)でした。今でも料金はさほど変わらないと思います。乗車時間は1時間弱といったところ。

バスでは、よく判らない橋のたもとのような場所で降ろされます。上の写真のように何もない場所で、ビーチなんてどこにもないよって不安に駆られる。そんな気持ちを察したバスのドライバーが指さす方向に、バス道からビーチに向け分岐する道があるので、ご安心を。

沿道にはリゾート風バンガローが点在し、どうやらこの道を歩いていけばビーチに着きそうです。バスを降りてから10分くらい歩くとチェラティンビーチに到着。

うん、観光客はおろか人自体が皆無。子供が遊んでいたが、写真を撮ろうとすると、はしゃぎながら走り去ってしまいます。カメラをカバンに入れるとまた戻ってくる。う~ん、アマノジャク!結局、人が入った写真は撮れませんでした。

ビーチの食堂でナシゴレンを食べます。ここで荷物を預かってもらい、30分くらい海に入りました。

クアンタンの歩き方(宿泊・食事)
バックパッカー向け クアンタンの宿泊事情

まず宿泊ですが、マレーシアで1泊1000円程度以下(MYR40.0以内)で泊まれる場所が、おそらくはバックパッカー向けと言えるでしょう。ネットで探せば、キャンペーン価格でコスパに優れたホテルにあたるかもしれません。ただ、ディスカウントなしの通常価格でMYR40.0以内の宿泊は・・・

上の地図で、赤いマーカーが2つ挿してある箇所は、クアンタン最大のマーケット(Pasar Besar)が位置しており、近郊バスターミナルもあります。実は、この一帯には「商人宿」とも呼ぶべき宿が点在しており、食事、宿泊ともにチープなエリアです。ちなみに、赤いマーカーのある辺りを拡大すると、「MayBank」の並びに「Kuantan Backpackers」というゲストハウスが表示されます。この辺りの商人宿で清潔さを求めてはいけません。

クアンタンの街はとにかく暑く、自分の足でホテルを探すのが面倒になります。私の場合は前の滞在地メルシンで暑さのあまりダウンしかけたので、クアンタンでは予約サイトであらかじめ予約していましたが・・・そのホテルがひどかった。値段は1泊2069円とそこそこ高かったのに、温水が出ない!ゴキブリが多い!しかも暑い!ただ、この情報はずいぶん前のものなので、今はリニューアルされて、居心地の良いホテルになっていることと願いましょう。場所は「Jalan Bukit Ubi」沿い。

でも、この「Jalan Bukit Ubi」沿いは中級ホテルが多くビジネスマン向けに良い環境だと思う。とくに南側の公園の周囲に中級~高級ホテルが点在しています。おすすめは、「Seasons View Hotel」「Hotel Sentral」「Mega View」など。公園(Padang MPK)の辺りを拡大してみてください。いずれにせよ、ビジネスマンやお金に余裕がある旅行者は、予約サイトで評判の良いホテルを選ぶのがおススメです。

サイトで予約可能なクアンタンのホテル
バックパッカー向け:1泊ルームチャージが1500円以内の個室で揃えました

クアンタンのゲストハウスは、1000円強くらいで居心地の良い個室部屋が結構あります。
私が宿泊した×××(名前は伏せます)がたまたまひどかったのですが、そこはホテル口コミでも評価は微妙です。安いしロケーションも良いのですが、下のリストには当然掲載しません。ちなみに、下の3つの宿は、リンクの口コミサイトの評価がいずれも8.0以上と非常に高い評価(!)がつけられています。

【ホテル名】 【住所】
Kosma Business Hotel B12 TINGKAT BAWAH JALAN TUN ISMAIL 1/1, KUANTAN PERDANA
Kuantan Guest House No.28,Jalan Dato’ Lim Hoe Lek,Taman Union
Pan Homestay No 16 Lorong Seri Kuantan 17

上記ホテルの詳細な情報や予約は、下記のサイトをご覧ください。このサイトは、予約時点では支払いの必要がなく、現地精算のホテルが多いのが特徴です。また、事前にクレジットカード情報を打ち込む必要がないホテルが多いのは評価が高いです。


バックパッカー向け クアンタンの食事事情

これまで紹介した通り、マーケット周辺やクアンタン川沿いがベターだと思います。マレー系住民が多いため、中華料理店はクアラルンプールやペナンと比べると少ないが、カレー(ローティーなど)を出す店はすぐに見つかるし、値段も安い!ナシゴレン(フライドライス)やミーゴレン(フライドヌードル)を出す店もそこらじゅうにあります。

右の写真のスープ、名前は忘れてしまったが、とにかく激辛!こんな辛いスープ、タイでもあまりないよって感じでした。ただ、クアンタン川沿いなので雰囲気は良いです。

クアンタンの旅日記

ほぼ書きたいことは出尽くしてしまいましたね。

6月24日:メルシン11:30発のバスに乗車、クアンタンまでは4時間ほどかかりました。料金はMYR16.3。近郊バスステーションに到着しました。マレーシアではバスステーションの発券所でチケットを購入する場合、料金がチケットにしっかりと印字されるため、ぼったくられる余地はありません。あらかじめ予約したホテルまでは徒歩10分ほどで着きましたが、先ほど苦情を書いた通りでヒドイ!移ることも検討したほどです。が、とりあえず到着初日は街歩き。

6月25日:周辺のホテルを見ましたが、料金が折り合わない。ある程度、部屋のクオリティを求めるのなら、予約サイト&口コミ情報を使うべきですね。宿は、もう1泊ならと我慢。この街をぶらつくのも退屈なので、ビーチへ向かいました。

6月26日:クアラトレンガヌへ向け出発!


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