ペナン島のジョージタウンには何度も来ていますが、多民族が混住する街と文化に興味が尽きません。実は2012以降2017年までの間にジョージタウンを訪れた回数は数知れず、私にとってバンコクとジョージタウンこそホームグランドと言うべき場所なのです。今回の記事は2012年7月7日から4泊分の記録ですが、これだけ短い滞在期間でも多くの人々に触れられる楽しい街だということを紹介できればと思います。
 

始めは、とっても濃い~!インド人街からスタート
インド人の地味か派手か判らないパフォーマンスに、少し引いてしまいます

街を歩くとスグ目に付いたインド人によるパフォーマンス。ただねぇ、そんな派手にチャイを入れていたら、客に出す前に全部こぼしてしまい、しまいにはナクナッテしまうだろぉ!とツッコミを入れたくなります。日本人の「お茶入れ」は静かに厳かに行うものですが、インド人はとにかく派手に見せることが大好きな様子。
ここではお馴染み「蛇使い」のパフォーマンスも行っていたが、募金箱が置いてあったので写真は撮りませんでした。そう言えば1994年かな?インドを旅していた際、蛇使いのパフォーマーにつかまりコブラを頭の上に載せられてしまいました。インド人客を巻き込みながらのパフォーマンスが終了した後、チップを(いくらか忘れたけれど)やや多めに渡したら、「それでは足りない。俺だけじゃない、このコブラやニシキヘビの餌代がどうしても必要なんだ」と言われ余計にチップを渡してしまう結果に。こんな蛇使いビジネスは、現在のインドでは動物愛護の観点からほぼ淘汰されてしまいましたが、ここジョージタウンではまだまだ健在のようです。
 

興味津々に見る女の子がかわいらしいです。なぜかテレビ実況のレポーターの姿もあったが、放送するほどの内容かどうかは少々疑問。
 

ジョージタウンにはヒンドゥー寺院がいっぱい!

街を歩いていると、いくつものヒンドゥー寺院を見つけることができます。時間が合えば、朝晩に行われている礼拝儀式が見学できるでしょう。ちなみに、この写真はインド人街の入口辺りにある「スリ マハ マリアマン寺院」。
 

インド人のオッサンはすぐにカメラ目線でこちらを見つめてくれる

インド経験者のバックパッカーの中には、好奇心旺盛なインド人の視線に耐え切れなくなった方も多いのではないでしょうか。インド本土から遠く離れたジョージタウンでもそれは例外ではなく、とにかく好奇心旺盛な方(オッサン)が目に付く。写真に撮っているつもりはないのに、いつの間にか大げさなポーズ&カメラ目線で写りこむオッサン・・・笑えます。
 

お次は、中国人。インド人に負けず劣らずのインパクト?
ジョージタウンの中国寺といえば、この「観音寺」。いつも煙がたちこめ目を開けにくい

ジョージタウンの「観音寺」は、国内外を問わず著名なスポットで、観光客・参拝客のいずれも途絶えることはないスポット。まぁ多くの方が訪れるのはイイですが、皆さんがあげる線香のせいで、とにかく煙がすごい!あまりの煙たさにすぐ目が痛くなる。日本なら消防車が呼ばれてしまいそうな勢いです。境内には演舞台が設けられているが、よくこの煙い中で演技ができるなぁとつい同情してしまう。
 

私のおススメスポットは水上集落クランジェッティー

バタワースからの渡船が着くジョージタウンの港の前にある市内バス(Go Penang)ターミナル、その脇を歩くとスグに大きな水上集落に繋がってしまう。この水上集落「クラン ジェッティー」は、中国系住民の氏族ごとに集落が分かれており、例えば「周氏」や「林氏」などの水上家屋が所狭しと並んでいます。板張りの道で各々の家が繋がっているが、板張りの隙間を見ればそこは海。酔っぱらいの千鳥足なら、家に辿り着く前に海へダイブしてしまうこと請け合いですね。こんな場所で子供たちは走りまわり、猫はニャーニャーなついてくる。う~ん、幸福だぜ!ちなみに家屋は開け放しのものが多く、大概は中が丸見え。どこもそれなりに裕福そうで、大型液晶テレビにDVD(ブルーレイ?)プレイヤーがどこの家にも置かれています。
ちなみに、左(上)の写真、まるで2人の子供がボートを運転しているように見えますが、これって壁に描かれた絵。ジョージタウンでは街なかの至る所に大きなイラストが描かれ、ストリートアートの様相を呈しています。
 

実はこのジョージタウンに滞在している間はとてもとても暑く、ほとんど涼しいコムタ周辺のショッピングモールに入り浸ったり近くの食堂でカフェタイムをおくるのが日常の営み。ここでは観光なんぞは控えめに、屋内の涼しい場所で休みながら他の旅人と記憶に残らない会話を交わす日々をおくっていました。ただそんな無為に思える日々も、夕刻になれば俄然強い輝きを放ちだします。美しい夕映えを堪能した後は、お決まりの屋台タイム!いつもジョージタウンはお祭り騒ぎのさなかでした。


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