グラナダといったら「アルハンブラ」、つまりイスラム文化の精緻を極めた宮殿都市をますは連想しますが、もう一つ別の魅力的な顔があります。それは、情熱的かつ神秘的なロマの文化が色濃く残る地としての魅力です。
私たちはマラガを後にし、グラナダを訪問。中世ムーア人の建築様式を残すアルバイシンや、ロマ文化の精鋭サクロモンテをまずは巡ることにしました。

 

ロマ文化探訪の前に、まずは腹ごしらえ

マラガを9:00に発ったバスは11:00頃グラナダに到着(1人10ユーロ)、ホテルにチェックイン後、まずはカテドラルや王室礼拝堂がある旧市街中心部に向かいます。こちらの写真を載せても、あまり面白くないので、こちらのレストランで食べたメニューを紹介。

とにかくボリュームがスゴイ!メイン料理は、ベークドトマトの中に、チーズやミートソースをたっぷり詰め込んだもの。それにパスタにポテト・・・カロリー過多です。写真にはありませんが、これにデザートのベリーケーキまでついて、当時10ユーロを切る値段。スペインは、他の西欧諸国と比べ物価は確かに安いですが、これだけのメジャーな地の中央広場に面したオープンカフェでこれはあり得ない金額。味の論評は避けておきます(見た通りの味!)。
 

イスラム文化とカトリック文化の重層性こそがスペインの魅力!

カテドラルからスグの、カルデレリア・ヌエバ通り(アラブ人街)から、周囲はすでに中東の雰囲気。ここから、アルバイシンへの道は、え、本当にここヨーロッパなのと錯覚に陥りそう、そんな街をふらつきます。

カルデレリア・ヌエバ通り(アラブ人街)

建物には「KASBAH」(カスバ)の表示。これは中東の城塞都市の意味で、モロッコやチュニジアを旅行した方なら、かなりお馴染みの言葉だと思います。以前に北アフリカを旅行した際、「カスバの女!」と声をかけてくる人が何人かおり、何のことか判らなかったのですが、調べてみると、そんな名前の歌が昭和30年代に流行ったそうです。
 

アルバイシンをたださまよう

アルバイシン、魅力的なスペインの街の特徴である白壁の家が立ち並ぶ丘。ただ、仔細に歩くと、中東でよく見る水飲み場がそこかしこにあったりと、北アフリカの雰囲気が感じられます。
ガイドブックを開くと”治安が悪い”などと書かれてしまっていますが、昼間に出歩く分には全く危険な香りは感じない。安心して散歩を楽しむことができました。
 

白壁の教会ですが、形状がやはり違う。尖塔はミナレットの名残か?教会に長屋の住宅&商店が連なっている。
 

「ラルガ広場」とその近くの水飲み場。こうした場所で、カフェブレイクをとるのは、本当に気分がイイです。
 

「サンニコラス広場」からはアルハンブラ宮殿を眺めることができます。アルハンブラ宮殿こそ、イスラム王朝時代の精緻を極めた傑作・・・スペインの魅力が、単なるカトリック文化に基づく芸術・教会建築群ではなく、イスラムとの混成により作り出された独特の空気にあることが判ります。
 

ロマ文化の魅力を堪能する
サクロモンテ:洞窟住居群と洞窟博物館

ロマ・・・ジプシーという呼び名の方がまだ浸透しているかもしれませんね。スペイン・アンダルシア地方にはロマの方たちが多く住み、このサクロモンテは、スペインを代表するロマ居住エリアです。ここでは、ロマの方たちの洞窟住居が集合しており、彼らの生活様式を伝える博物館が洞窟を利用し設置されています。
 

ロマの方たちの洞窟住居。かなり多くの住居はレストランや商店と兼用になっていますs。
 

おそらくもう誰も住んでいないのでしょう。打ち捨てられた洞窟は、(よく探せば)そこかしこにあります。
 

洞窟博物館の敷地です。きれいに整えられています。真っ白な漆喰の壁や設えた花壇に、彼らの美意識が感じられます。
 

洞窟の中には、ロマの方たちの生活空間が再現され、様々な生活用品が展示されていました。
 

締めはフラメンコの見学。ロスタラントスで過ごした熱狂の夜

サクロモンテをぶらついていると、「フラメンコ」のステージ(レストラン)が多いことに気づきます。私たちは、そのうちの一軒「ロスタラントス」で当日のフラメンコ公演を予約しました。送迎を頼むとピックアップ場所は「ヌエバ広場」とのこと、宿からすぐ近くの場所で助かりました。
 

熱狂の公演に、スペイン人の観客たちは大ハシャギ。彼らの掛け声(合いの手)は場を一層盛り上げます。
 

私たち、音楽&舞台公演が大好きなので、なるべく一番良い席をオーダーしますが、今回は一番前の席。ガブリついて見る本場の公演の迫力はスゴイの一言です。
 
私の下手な写真だけで、この公演の魅力を伝えることは無理なので、今回の記事はこれくらいにしておきます。
次回の記事は、おそらく「アルハンブラ宮殿」で決まりでしょう。


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