ハラホリンを後にし、オルホン渓谷の奥地に向かいました。目指すはオルホン滝、モンゴル最大の滝ということで期待はMAX!いざ着いて見ると、水量の多い季節に来れば素晴らしいと思いますが・・・。しかし、さすがはモンゴル、オフロード探検に様々な動物とも遭遇、こんな体験そうそうできません。

 
ハラホリンで謎の巨大オブジェを見た後、車はオルホン渓谷の奥地へと分け入って行きます。
 

まずは腹ごしらえ。ランチタイムです
とりあえず、こんな場所でもドライブインは大盛況

大体、お客をとるレストランが少ないので、こんな僻地の食堂でも混みあっています。モンゴルではほとんど羊(マトン)肉、もともと、マトンは嫌いじゃないので、おいしくいただきます。ただ、私たちの身体からマトン臭がプンプン匂ってくる・・・これって日本に戻ったら、けっこう嫌がられる臭いかもしれせん。
 

この街の住民方。皆さん、たくましく生きています

いろいろな方が通ります。子供たちは、英語を少しは習っているのか「ハロー」と声をかけ通り過ぎていきます。
 

このオッサン、羊をいったい何頭飼っているのか?1頭当たりの価値は、って考えたら、オッサン意外に資産家だね。
 

オルホンの滝を目指して、出発!
川がほぼ直角に曲がる景勝地。モンゴル版「三江併流(中国雲南省にある世界遺産指定地)」?

なかなか見ない景観です。スケールの大きな河岸段丘で、私たちは段丘のすぐ上にいるようですね。川の反対岸は、長い年月が経つことで広大な平地/盆地になっていることが、写真からも判ります(⇒知ったかぶり)。
 

みんな、思い思いに休憩中。これから登場する悪路をまだ誰も知りません。
 

いよいよ悪路の登場。道なき道をこれから進んで行きます

1時間くらいは休憩をとったのでしょうか、なんで、なかなか出発しないのかと内心思っていました。すると・・・少し走り始めて、その理由が判明!あの休憩地の先には、ずっと悪路が待っていたのです。ランドクルーザーはイイですよ、なんせ4WD、こんな悪路こそ本領発揮です。しかし、私たちの2台目ハイエースの方は・・・辛そうです。みんなで降りて、後ろを押さなければ、先には進んで行きません。
 

ここは、野生動物の領域。人が立ち入ることは・・・許されますよね

道なき道を走ると、今度は野生動物に行く手を遮られてしまう。ヤクでしょうか、これがアメリカならバイソンだって言ってしまいそうです。ヤク達、私たち人間を凝視するが、こちらに向かってきたりはしない。この数だと、戦ったらヤクの方が勝ちそうですね。
ただ、いい加減オフロードでずっと座っているのは辛くなってきた頃、ブレイクタイムとしてはタイミングが良かった。
 

ようやくオルホンの滝に到着です

車に乗りっぱなしもさすがに疲れ、もしかしたら明るいうちに滝には着かないかもと不安になってきた頃、ここで降りろとの指示、やっと着きましたよ。うん、しかし、想っていたのと何か違う!
私たちは海外の滝と言えば「ナイヤガラ」や「イグアス」「ギアナ高地」、日本国内であれば「華厳の滝」や「那智の滝」「袋田の滝」あたりを連想するのかな、とにかく雄大勇壮なものを連想しますよね。ところが・・・
 
いや、この滝も悪くありません。きれいですし・・・ただ、もう少し水量が多い方がイイかなと、うん、ディスるのは止めておきます。あまりにも高い期待は避けておきましょう。
 

オルホンの滝の表示板?モンゴル語やロシア語って勉強したことがないし、けっこう怖い感じ。この旅行時期、ちょうど原発事故で世間が恐怖のどん底にいた頃で、こんな所でもレ~ディ~オ~アクティ~ビティ~(Kraftwerkです)?
 

今日の宿泊はオルホンの滝のすぐそば、周囲には何もない!

ゲル(テント住居)がポツンとあります。今日はここで宿泊。大概のゲルでは犬を飼っていますが、私たちに吠えることはありません、なんてお利口さんの犬たちなのでしょう。
 

この日は、皆さん乗馬ツアーに出発

しかし、私と伴侶は途中で引き返しました。その理由、、、あえて書きません。
 

夕食は豪華な羊鍋

この日はドライバーさんの誕生日、良質な羊肉で鍋を作る。モンゴルの方は、普段の食事も豪華な食事も、常に羊肉なのでしょうか?とにかく、鍋をおいしくいただきました。
 
夜が更けていき、外へ出ると満天の星空、流れ星が落ちていくのが判ります。では、おやすみなさい。