仁川空港に着いて、さっそく向かう先はソウルではありません。空港からの高速バスに乗り込み韓国南西部に位置する街、全州に向かいました。
 

全州といったら「グルメタウン」、でもグルメ紹介が本題ではありません

全州といったら、なんといってもビビンバの本場、「全州ビビンバ」はその名を韓国中に轟かすブランド料理です。しかも、全州はビビンバだけではありません。市内の居酒屋街、三川洞や西新洞は通称「マッコリタウン」と呼ばれており、マッコリを頼むと、それはそれはビックリ!やかんに入ったマッコリに大量の付きだしが出され、誰がこれを食べきれるんだよとツッコミを入れたくなります。そして、朝食の定番「コンナムルクッパ」、モヤシをたっぷり入った雑炊ですが、これに卵を落とば・・・う・美味い!
 
これだけ書くと、今回の記事は全州グルメ?と言いたくなりますが、私は”女子が喜ぶ韓国グルメ旅”を書くつもりはありません。
 

全州で1ヶ所だけ観光で巡るなら、全州韓屋村とその周辺を歩いてみましょう

全州市内には古民家が密集した集落が残されており、「全州韓屋村」(チョンジュ ハノッマウル)と呼ばれています。

こちらは「全州韓屋生活体験館」という建物。街歩きに疲れたら靴を脱いでゆっくりと休憩をとることができて、しかも無料です。ちなみにこの建物、朝鮮王朝時代の両班(科挙に合格した特権階級)の邸宅を再現したもので宿泊することも可能、興味がある方はぜひとも検索をしてみてください。
 

これは韓屋村のすぐ背後にある高台「梧木台/梨木台」から見た風景。この高台までは5分ほど石段を上る必要がありますが、女性の脚でも問題はありません。上から見下ろすと、確かにこの一角だけ黒瓦の屋根が密集していますね。
 

全州韓屋村にはオシャレスポットが増殖中のようです

韓屋村の古民家の壁にペイントがなされている一角がありました。これは「滋満洞壁画村」という名称がつけられており、観光エリアとしてブレイクしているとのこと・・・(?)
 

また、オシャレカフェも多いですよ。グリーンティーラテ・・・うん、和風フレーバーをしっかりと再現していました。
 

しかし、私の個人的な感想を言わせてもらうと、下手に観光客目線の”意識高い系”オッシャレ~な開発よりも、さりげなく生活感を醸し出した日常の光景の方が惹かれるんですよね。それが、伝統的なライフスタイルとマッチしているとなおさら嬉しいです。
 

韓屋村の近隣には、他にも歴史的遺産が多数あります

全州のガイドブックでは必ず取り上げられている「慶基殿」。朝鮮王朝の歴史に関心がある方には必見の場所と言えるでしょう。ただ、私は朝鮮史には詳しくない(というか全く知らない)ため・・・。やはり、こうした歴史的遺産を訪問する際は予備知識をしっかり仕込んでからにしないと面白味は激減しますね。
 

こちらは「殿洞聖堂」という美しいフォルムのカトリック教会。韓国で最も美しい洋風建築とも言われているとのこと。
 
 
次回記事では全州訪問のメインデスティネーション「馬耳山と塔寺」を紹介します。


<スポンサーリンク>