世界遺産に指定された村 慶州・良洞村を観光する


韓国南部を旅行する際、慶州は外すことのできない街。石窟庵・仏国寺、大陵苑などの見どころがある慶州歴史地域はユネスコの世界文化遺産にも指定され、多くの観光客を集める場所です。しかし、慶州にはもう1ヶ所、世界遺産に指定された「村」があることをご存知でしょうか?それが「良洞民俗村」なのです。この良洞村をブラブラ散歩することを目的に、私は、南原から大邱を経由し慶州に入りました。訪れてみて、やはり良洞村は韓国南部で必見の村だと納得したのでした。
良洞村は慶州市中心部から20数km離れた郊外部にあります。慶州からはバスで1時間くらいかかりますが、著名な観光地のため容易にアクセスすることができます。バスに乗る際「ヤンドンマウル」と言えば通じると思いますが、不安なら「양동마을길」と紙に書いて見せれば、バス運転手も理解してくれるはずです。
- 慶州市外バスターミナルから、200,202,205~208,212番バスに乗車
- 新慶州駅から、203番バスに乗車
- 浦項市外バスターミナルから、200,300番バスに乗車
ちなみに、バスで向かった場合、降ろされた最寄りの場所からは15分ほど歩きます。ただ、道も1本道なので迷うことはないと思いますよ。バスではやはり不安な方はタクシーをお使いください。


こちらは良洞村の最寄りのバス停。帰る際に撮影したので、もうすぐ日没を迎える景色となっています。実は夕方になると、バス本数はかなり減ってしまい、本当に来るのかどうか不安になってきます。


歩いている途中に「良子洞」という鉄道駅がありましたが、私が見たところ停まる列車は全くありませんでした。
李朝時代に両班であった月城孫氏と驪江李氏の両家が500年以上にわたって共存してきた民俗村ということで、大変長い歴史を持つ村だということがお判りいただけるのでは。村内には54戸の瓦屋敷と110戸の藁ぶき家屋が現存し、村全体が重要民俗資料に指定、2010年にはユネスコ世界文化遺産に指定されました。
バス停からはまぁ15分ほどは歩くので、途中で不安になってくるかもしれません。でもご安心を、なんせ世界遺産指定地!沿道で見かけた方に「ヤンドンマウル、ヤンドンマウル」と言えば、この道を真っすぐ行けば着くよと教えてくれるでしょう。


美しい田園風景の向こうには古民家が並ぶ集落がありますね。いつの間に観光客の姿も多く見受けられます。


美しい花だと思います。しかし私、花の名前はよく知らないもので・・・(-_-)


藁ぶき屋根がカワイらしい邸宅。布団が干されていて生活感が存分にあるのがGOOD!


こちらの邸宅、参観者がたくさんいるので、きっと国宝に指定されている邸宅なのでしょうか。


この辺りは高台になっており、見晴らしが良いです。


写真の切り取り方によって絵になりますね。


人があまりいない古民家ばかり写真に撮っています。実は、見学可能な国宝指定地は人がウジャウジャおり、写真を撮るのも気が引けてしまう。


人のいない古民家はステキです。


あまり人が通っていない道ばかり巡っています。ガイドブックのように、国宝指定された「観稼亭」「香壇」「無忝堂」などを詳細に紹介した方が良いのでしょうが、そうした場所って人が多くあまり好きになれません。ここは、気のおもむくままにブラブラうろつくのが楽しいと思います。せっかくの民俗村、人がわさわさいて騒がしい場所だと興ざめです。
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