バリ島の奇祭(2)豪華絢爛!天女たちが舞い降りた行進
前回に引き続き、私が見たバリ島の奇祭を紹介します。ガルンガンからクニンガンまでの10日間は、バリ島各地で伝統的な祭礼が盛んに行われるラッキーな期間。今回の奇祭は、ガルンガンの4日後「Hari Ulian」に行われたもので、豪華絢爛な衣装をまとった美しい女性たちや着飾った子供たちが2km以上の行列を作り出す、とてもきらびやかな祭礼でした。
Hari Ulian(ハリ ウリアン)は、ガルンガンで地上に降りた神々が天界に帰る日とのことです。 ガルンガンほど盛大ではないが、多くのの供物を捧げ神々を送り出す日とされています。
前回のブログ記事でも紹介しましたが、今回もウブドにある旅行案内所「アパ(APA?)」のワヤンさんの世話になりました。実は、この時期、ワヤンさんの事務所は引越しの最中でしたが、私はすぐ近くに宿をとっていたこともあり、毎日のように顔を合わせては世間話をしていました。話の中で、この「Hari Ulian」の日の夕方に行われる”仮装行列”がおもしろいという話になる。私は、その祭り自体を知らなかったので、それじゃ見に行こうということに。
祭礼が行われる場所は、Sulawatiというウブドの隣接エリア。場所を聞いてしまえばベモ(乗合のワゴンバス)に乗り自力でも行ける場所ですが、情報を提供してもらったこともあり、せっかくなのでガイド料を支払い即席のツアーとなりました。
ウブドを出発し、しばらくすると道路渋滞が始まっています。おそらくパレード会場が近いのでしょう、車を降りパレード出発地店の寺院祭壇に向かいます。すると・・・
祭壇には、美しい衣装に身を包んだ女性が、私たちのことを出迎えてくれました。う~ん、ため息が漏れる!
こちらは、お姉さんと妹さんでしょうか。
2組のお母さんと娘さん、皆さんの美しいコスチュームを見て、ワヤンさんもウットリしています。
子供たちもスゴイですね。ここにいるだけで、この祭礼に臨む皆さんの意気込みが判ります。
この若い女性たちは、英語でこの祭礼の説明を教えてくれた。感謝!
いよいよ、パレードがスタートです。まず始めに寺院から出てきたのは子供たちです。
長い長い行列が続きます。いったい何人の方たちが参加しているのか、全く見当がつきません。
途中、こちらの寺院の前を通り過ぎていきます。
子供たちにとってもステキなお披露目の場。これだけの衣装を用意するのも大変そう。
行列は結局2km以上は続いているとのこと。途中で休憩地点を挟み、折り返して行きます。休憩地では、パレードに参加した多くの子供たちが休んでおり、ご両親がそばについています。
カメラを持っていると、ご両親の方から写真をせがまれます。撮った写真を送ってくれとも言われるが、私を含め誰もペンを持っていない。当時、私はiPhone4を使っていましたが、この頃はまだスマホが普及途上にあった段階、住所やメールアドレスを知らせるのにペン&メモ帳が必要な時代でした。残念!
バリ島の奇祭紀行、まだまだ続きます。
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