バリ島の奇祭(3)「喧嘩神輿」男の祭りに大興奮!
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バリ島の奇祭、今回はクルンクンで行われた「喧嘩神輿」を紹介。この「喧嘩神輿」はガルンガンの10日後、クニンガン当日に行われる祭礼で、とにかくスッチャカメッチャカ、しまいにはトランス状態の男性が短剣を振り回す中、入り乱れた男衆の集団同士が互いに神輿をぶつけ壊しあう。最後に1台残った神輿が寺院の門をくぐることでクライマックスを迎えます。思い出しただけで、当時の興奮が蘇ってきました。
ガルンガンから10日目がクニンガン、この日はガルンガンに舞い降りてきた神々やご先祖様の霊たちが天上界に帰る日。ガルンガンを皮切りに行われてきた数多くの祭礼も、このクニンガンで一区切りとなります。
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ゲストハウスで祭礼衣装をお借りし、ウブド中心部にあるかなり大きな寺院「ダラムウブド寺院」へ参詣に行きました。ここは、ガルンガン当日にも訪れた寺院です。
ウブドの旅行案内所「アパ(APA?)」のワヤンさんに挨拶がてら、たわいもない話をすることが日課になっていました。クニンガン当日にはバリ島各地で様々な祭礼が行われるが、おススメのものを聞いたところ、バリ島クルンクン近郊の寺院で「喧嘩神輿」という祭りがあるとのこと。とにかく迫力があり壮麗だということで、これは「喧嘩神輿」にぜひとも行こうよ、レッツゴー!という、まぁありがちな展開に。しかも今回は、私の他に日本人5名が参加することになりました。
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私たち一行は、(当然)車で会場まで向かいます。ウブドからクルンクンまで通常1時間はかかる道のり。途中、まだ寺院までまだかかるなと思っていた矢先、外を見るとかなりの方が歩いている。この方たち、皆さん「喧嘩神輿」会場まで徒歩で向かっているのでしょう。期待が盛り上がります。
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いよいよ喧嘩神輿が行われる寺院がある村に着きました。村に入ると、さっそく男性たちの出迎え、「お前ら喧嘩神輿を見によく来たな、すげえ祭りだぞ」と言っていたように思います。
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喧嘩神輿が行われる寺院の前までたどり着く。多くの女性たちが奉納品を持ち寄ります。
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旗や神輿の搬入も行われています。こちらは若い男性陣が中心。
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見物に来た方たちをパチリ。
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多くの方たちが見物に来ていて、熱気がムンムンしている。祭りがいつ始まるのかと、待ち構えていますね。
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川の中に入って行くのは、喧嘩神輿に参加する人たちでしょう、水でお清めしているのですね。また、河原では祈祷が行われている。喧嘩神輿はもうすぐスタートです。
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まずは楽隊を先導に、旗と神輿が会場内を堂々と周回しています。まさしくお披露目です。
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いよいよ、神輿がそれぞれの位置に着きました。神輿を担いで、正面の寺院の門に一番乗りすることが、この祭礼の最大のポイント。今回は誰が門にたとりつけるのか?
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喧嘩神輿がいよいよ始まった。初めはおとなしく相手の様子をうかがっているが、誰かが門を目指すと、皆で神輿をぶつけて、それを邪魔する。そして、もうみんな神輿をぶつけ合うと・・・これは、まさしく喧嘩です!
ちなみに私は”喧嘩”の迫力に圧倒されてしまい、徐々に神輿から距離を取り出してしまう。神輿の周りにいたら、自分が怪我をしてしまう~。
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“喧嘩”があまりにヒートすると、途中で短剣クリスを腰に挟んだ男性がフラフラと登場する。トランスに入っている状態の男性は、何か足が宙に浮いている感じで、不思議にも場が落ち着くのが不思議。この男性が踊っている間は、喧嘩が一時中断します。
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夜もかなり更けた頃、おそらく原形をとどめた神輿はもうないでしょう。疲れ切った方は、もう喧嘩には参加しません。そのうち、残った神輿が寺院の門前に集結。最後の決戦をするようです・・・この最後の喧嘩、もう人だかりがすごかった!日本人のご一行たちは、神輿に近づこうとはしない(危険の輪に入りたくはありません!)・・・そして、勝負が決しました。勝った神輿が寺院の中に入っていた後、他の参加者に続き、私たちも寺院内になだれ込むのでした。
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