タイ北部の山間部にある「パーイ」の街は、ここ数年バックパッカーに絶大な人気を集める街です。私は、このパーイの街に3泊し、うち2日間はバイクを借りてツーリングをしました。今回の記事では、パーイのツーリングコースとしては、(初めてバイクをレンタルする方にも)おそらく道に迷わず一番楽な「モーペンの滝」を目指すコースを紹介します。
 

そもそもバイクはどこで借りるの?

パーイまでのアクセスとして、一般的にはチェンマイやメーホンソンからバスやロットゥウ(乗合ワゴンによるミニバス)を使って入る方が多いと思います。実は、パーイの街の観光業は「Aya Service」がその大半を担っており、バス停も「Aya」のすぐ脇となっています。そして、バイクを借りる、ゲストハウスを紹介してもらう、地図をもらうetcといった旅行に関する多くの”仕事”は「Aya」で済ませることができます。つまり、バスでパーイに入ったら、すぐにバイクをレンタルすることが可能で、しかも多くのバックパッカーがそうしているようです。

 

Ayaでのバイクレンタル料金はいくらくらい?(2018年版)

バイクレンタル料金は1日(24時間)のレンタルで100バーツ(350円弱)くらいから。安いですよね!他に、デポジットとしてへるヘルメット1つにつき100バーツの保証金が必要になりますが、これはバイク返却時に返してもらるので心配は無用。ガス代では別途に支払いますが、100バーツでかなりの距離を(今回紹介するコース程度なら十分)走行できると思います。
 

パーイの地図(街やツーリングコース)はどこで手に入れるの?

Ayaでかなり詳細な地図をいただけますが、勝手に公開してしまったら悪いかな?・・・そこで、このパーイの街やツーリングコースを詳細に描いたマップを公開しているサイトのリンクを貼りますね。事前にコースを押さえておきたい方は参考にしてはどうでしょう。
 

では、今回たどったコースを紹介します

モーペンの滝を目指すコースは、先に述べましたが、ツーリングが始めての方でも容易に楽しめるコースだと思います。具体的には、Aya Serviceを出発後、「Wat Nam Hoo」「Chinese Village」を経由し「Mhor Phaeng Waterfall]」(モーパンの滝)に着きます。途中にはリス族の方々が住む集落を通るなど、かなり期待のコースかな?
 

Aya Service から3分も走れば、何もない田園風景が広がります

パーイのバックパッカー村を外れれば、途端にタイの田舎の田園風景。穏やかな時間が流れます。
 

まず最初の目的地のタイ寺院「Wat Nam Hoo」に着きました

Ayaから20分ほど運転すると、大きなタイ寺院の境内が見えます。これが「Wat Nam Hoo」です。

寺院内には特徴的な外観の建物がいくつか見えます。
 

池が大変イイ雰囲気を醸し出しています。タイの僧侶たちはフレンドリーなな方が多く、しっかりと被写体におさまってくれます。
 

リス族の方が通り過ぎていきます

タイ北部は本来、中国の雲南・貴州省(雲貴高原)からヒマラヤを経て続く山岳少数民族の居住エリアで、リス族・カレン族・モン族・アカ族・ラフ族・ヤオ族など多くのエスニック集落が点在しています。実は、1992年に私の人生2回目の海外旅行としてタイ北部を訪れており、チェンマイから2泊3日のトレッキングで多くの村々を巡りました。当時エレファントライドという、象の背中に揺られながらトレッキングをする箇所があったのですが、それがパーイの近郊でした。当時の写真を紹介します。
 

1992年3月のタイ北部トレッキングの光景

1992年当時のタイ山岳地域では主要産業が(違法な)ケシ栽培で、その影響か道路インフラがほとんど整備されていませんでした。そこである程度まで車で乗りつけた後は、象の背中に揺られたり、川を竹のイカダで下ったりと、まさにアドベンチャー気分でしたが、正直、しんどかったです。
 

おそらく、1枚目はカレン族、2枚目はモン族の方だと思います。一応、私、自称エスニックトライブマニアを名乗っていますが・・・まぁ、あてにはしないでください。
 
では、昔話はこれくらいで切り上げて、話題をバイクツーリングに戻します。
 

いきなりの漢字看板「南湖山地村」(Chinese Village)

バイクを走らせていると、漢字で書かれたデカい看板に行きつきました。読むと「南湖山地村」と記されている。ここが「Chinese Village」の入口なのでしょう。しかし、このテーマパークのノリ・・・はっきり言って微妙です。個人的には、こうしたノリがあまり好きではない!ここ、スルーしてしまいました。
 

近くには、リス族の方の集落がある

「Chinese Village」の傍にはリス族の方の集落があり、商店もあります。しかし、なぜこれだけの人が集まっていたのか、理由がまったく判りませんでした。
 

この辺りは、米以外にトウモロコシを栽培しているようです。焼き畑も行っていますね。
 

到着しました「モーペンの滝」・・・(;^_^A

中国村からゆっくり走って30分ほどでしょうか、着きましたよモーペンの滝!って、えっ、これが滝・・・?日本でイメージする滝とは大違いですよね。え、これを目指して来たの?なんていう声が聞こえてきそうです。ただ、ここを訪れたのは乾季の真っ盛り!水量が少ないのは当然だと言えるでしょう。水浴びをしようと水着を持参しましたが、着替えることはせずにパーイの街に戻りました。


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