フエサイ(ファイサイ)からラオスに入国し、ルアンパバン方面に抜けようと考えている場合、どうしてもルートから外せない街が「ルアンナムター」です。また、ルアンナムターはラオスの秘境(?)ムアンシンや、中国・雲南省(西双版納)に向かう際にも拠点となる街で、ラオス北部・アジアハイウェイの重要な交通要所と言えます。しかし、この街に関する情報はけっこう乏しく、どのように過ごして良いか見当がつかない方も多いのでは?実は私、この街が好きで、今回のラオス滞在中に6泊もルアンナムターで宿泊しました。今回は、私がおすすめするルアンナムター観光を紹介、ラオス田舎の旅に参考となる情報だと思いますよ。
 

ルアンナムターにバスで着いたらどうするか

グーグルマップなどで見ていただければ判ると思いますが、ルアンナムターはルート3A沿いに街がつくられており、規模はさほど大きくありません。バスステーションは街の中心部にほど近い場所にあるため、ゲストハウス街や銀行に歩いてアクセスできます。ただ、初めてきた街で心細い方はトゥクトゥクやバイタクを使うのも良いでしょう。すでに泊まるゲストハウスを決めているのなら、そこへ直接向かえばよいし、もし決まっていないのなら街中心部にあるビジネスホテル「Dokchampa Hotel」を目指せばよいと思います。ここはエレベータもある、まぁまぁ立派なホテルで、地元のビジネスマンもよく泊まっていますが、値段はゲストハウス並みに安い!予約サイトで検索したところ、現在は1泊14ドル程度だと思います(私が泊まった頃は60000キープ)。周囲には商店やレストラン、金融機関、マーケットなど旅行者に必要なものが一通り揃っているし、ホテルの裏手にはゲストハウスも多数あります。ここにいったんチェックインして荷物を置いてしまうのも楽ですよ。
 
ちなみに写真について説明を加えると、1枚目の手前の建物がDokchampa Hotel。2枚目はゲストハウスのカフェに座っていた時に少し話した地元のオバサンです。
 

ルアンナムター 街なかでの楽しみは朝と夜のマーケット

ルアンナムターでは、午前中に開かれる朝市(モーニングマーケット)と夜に地元の方や観光客を集めるナイトマーケットでは、その性格がかなり違い、開催場所も異なります。ここではナイトマーケットを取り上げて紹介します。
 

ルアンナムターのナイトマーケット

ルアンナムターのナイトマーケットには外国人観光客も多数駆けつけます。え、なんで観光客がそんなに行くのと言うと・・・実は、近隣住民の方々が晩ご飯の惣菜をたくさん売りに来るのです。

とにかく、おいしそうなオカズが所狭しと並んでいます。オカズを2~3品、これにカオニャオ(もち米を炊いたもの)を一緒に買えば素敵なラオスのご馳走が完成です。
 
しかしナイトマーケットの魅力は、ただ地元の惣菜やご飯を購入できることではありません。

そう、ここにはたくさんのテーブルが用意され、ビールなどのアルコール類も売られているのです。誰か仲間がいれば、総菜をシェアしながら酒盛りですね。ちなみに、アルコール販売店では、頼めば皿やスプーンを貸してくれる方もいます。
 
どうですか、私がルアンナムターにはまる理由の一端が見えてきたのでは( ^^) _U~~
 

ルアンナムター郊外の田園を歩いてまわろう

ルアンナムターの街は小さく、歩いてもすぐに田園地帯に抜けてしまいます。実は私のおすすめとしては自転車を借りて郊外の少数民族の村々を回ることですが、それは次回に紹介。今回は街なかから20分も歩けばたどりつけるエリアを見てみましょう。
 

街を抜けるとすぐに田園地帯

私が訪れたのは、稲穂が黄金色に染まる収穫時期。たくさんの人たちが収穫のために駆り出されていました。
 

沿道では収穫したばかりの米を売買しているのか、人だかりができていました。
 

高台にあるストゥーパに行ってみる

ゲストハウス街から簡単にアクセスできる散歩コースとして、街の裏手にある高台がおすすめ。ちなみに高台への行き方は、ゲストハウスや観光案内所にある地図に記されているので、それをあらかじめ入手しておきましょう。後日、郊外をサイクリングでまわるためにも、この地図は必携です。

高台に着くと、山岳民族に模した人形の方々に出迎えられました。ここにはストゥーパが建てられていますが、周囲にはこの人形以外に目を引くものはなく、けっこう寂しい場所です。
 

なぜ、この高台に来るか・・・それは、街を俯瞰できるこの眺望。上から見下ろすと、かなり街の配置が理解できます。後日のサイクリングコースの予習にもなりますね。


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