ルアンナムターを離れ、ラオス山岳民族の街ムアンシンに向かいました。ムアンシン周辺にはヤオ族やアカ族、タイダム族やタイヌア族、タイルー族などなど多くの山岳民族が居住しており、エスニックカルチャーマニアの方には有名な街。今回の訪問の目的は、そうした方たちの集落を巡ることです。さて、山岳民族の村々を巡る前に街なかのモーニングマーケットに足を運んだところ、さっそく様々な山岳民族の方たちと遭遇。そして・・・こんなカワイイ動物たちをまさか食べてしまうのとビックリさせられるのでした。

 

ムアンシンへの行き方

ムアンシンは、ラオス北西部の外れの街。ルアンナムターから行くと”どん詰まり”の場所にあります。ただ、ムアンシンのバスターミナルでチェックをすると中国方面に向かうバスが多数あることが判りました(この中国‐ラオス国境が外国人に開放されているかどうかは不明→未開放)
 

ルアンナムターからムアンシンへの行き方

ルアンナムターのバスターミナルからムアンシンまでのバスは、時刻表通りだと1日6本あります。発車時刻は「8:00、9:30、11:00、12:30、14:00、15:30」、かかる時間は2~3時間ほど、料金は25000キープ。これは昨年ルアンナムターを通った際にチェックしたものなので、今もそうそう変わっていないと思います。ただ、このバスがけっこうクセモノで、運休することも多い!
 

ムアンシン・バスターミナルの時刻表を一応掲載します

ムアンシンを訪れたのはこの機会だけでしたので、バスターミナルに掲示されていた時刻表はかなり古いデータと言えますが・・・まっ参考にはなるかな。

見えにくい点はご了承を。さて、タイムテーブルを子細に見ると、ムアンシンからは「ルアンナムター」「ムアンロン」「ムアンマン:中国」「ムアンラー:中国」行のバスがあるようです。とくに「ムアンマン」までは距離30km、1時間で着くとありますね。これに乗らなかったことを今になって後悔しています。
 

では、ムアンシンの街を散歩してみましょう

ルアンナムターを9:30に発車、私を載せたワゴンバスは2時間ほどでムアンシンに到着しました。

バスが着くと、お出迎えの方々が大挙押し寄せる

ワゴンバスが着くと、乗客たちが続々とお迎えの車に乗り込んで行くのが、けっこう面白かった。だって、こんな時代物のトラクター仕様、そうそう見る機会はありませんから。
 

ムアンシンの夜は更けていく

こういうローカルな街に来ると、けっこうな頻度で見かけるのが移動式の遊園地。空気で膨らませた滑り台に、即席のメリーゴーランド、射的に・・・、かつては日本の縁日でも見かけた光景ですよね。マーケットでおかずを買い込んで、ゲストハウスで食べることにします。
 

いよいよモーニングマーケット(朝市)の探索です

モーニングマーケットは、バスターミナルの並びにあります。少し早起きをして会場に向かいました。

 

山岳民族の方たちが、商売に精を出しています

頭に銀の冠をつけている方は、お馴染みアカ族の方ですね。また、頭髪にコインを織り込み結った方は、おそらくタイダム族の方だと思われます。タイダム族は絹織物の縫製で名高い方たち。
 

こちらはヤオ族の方たち。赤いモコモコの襟巻が特徴的な彼女たちの衣装が素晴らしい。ムアンシンは山岳地帯のため気温はかなり低く、こうした暖かそうな衣装はつい欲しくなる。
 

 
市場には、カワイイ女の子たちも野菜などを売りに来ています。

カメラを向けると少しはにかみながら、気軽に撮影に応じてくれました。ありがとうございます。
 

この野生動物たち、食用です

ムアンシンは山深いエリア、多くの野生動物も食用として売買されています。

モモンガ(?)やネズミ・イタチのような動物に、野鳥たち。毛皮には色艶があり、絞められてからまだ時間は経っていないようです。
 

こちらは血抜きが終わった後の動物たちでしょう。買い物客が品を見定めていますね。
 
日本では野生動物がそのまま市場で売られていることは、(さすがにジビエブームだとしても)そうそうナイが、ここラオスでは、食料として山で入手できるものは大概が商品となります。ラオスのマーケットは僕を飽きさせることはない、オモシロいぜ!


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