無事にカンボジア入国を果たし目指す街はクラチエ、この街はメコン川に沿って築かれた小さな街です。実はクラティエ周辺には100匹以上のイルカ(イラワジイルカ)が生息しているとみられ、近年エコツーリズムブームの影響か、外国人バックパッカーに人気の観光スポットとなっています。ただ、イルカを見ること以外にも、この街にはメコン川の落ち着いた光景と素朴な人々が織りなす妙な魅力があり、私たちは5泊滞在しました。今回は、歩いて行ける範囲でクラチエの街を紹介、この街の魅力を微力ながら伝えていきたいと思います。
 

クラチエの街は非常に単純、マップで中心街を解説

クラチエ中心街の地図を切り抜きました。この地図をもとに解説します。なお、北側の「オウドムサンパット ホテル&レストラン」から「Heng Heng(レストラン&ゲストハウス)」まではグーグルマップで300m、徒歩4分ほどの道のりです。

  • ここで記載された「Soriya168」「Rith Mony」はカンボジアを代表するバス会社のオフィス。基本的には当該会社のバスの発着場所でチケットの購入も当然できます。ただ、クラチエ到着時には、郊外のバスターミナルやRd73(黄色で記された通り)沿いで降ろされることもあり、その場合はバイタクやトゥクトゥクで街の中心街(Soriyaのオフィスが良い)に来ましょう。
  • 地図中央に記載された「ショッピングモール」はクラチエの街を代表するマーケット「Phasar Sammaki」。この辺りには露店の生鮮品マーケットが広がり活気があります。
  • 一番西、メコン川沿いを南北に通る道路(Preah Soramarith Quay)沿いにバックパッカー向けのゲストハウスやレストランが立ち並んでいます。地図上の「オウドム サンパット ホテル&レストラン」から北側(地図では切れていますが)に格安で雰囲気の良いゲストハウスが集まっているので、一軒一軒訪ねて気に入った場所を見つけるのが良いと思います。
  • 地図には記載されていませんが、この地図で挙げたエリア内にレストラン&カフェ、マッサージ店や寺院なども集まっており、旅行者にとって便利なエリア。

下の写真はこの地図にもある「Heng Heng」、これだけでも素朴だが居心地の良さそうな街だとお判りでしょう。

クラチエの探索はまずマーケットから始まります

これが地図ではショッピングモールと記された場所。外観に特徴はありませんが、この周囲には露店のローカル市場が広がっており、様々なメコンの恵みが売買されています。
 

メコンの魚たち、ナマズもいますね。さすがにイルカが泳いでいる水域、巨大な魚が数多く確認できます。
 

生きたままの鶏はアジア各地の市場で見られる一般的な光景ですね。しかし、自分で鶏をさばくことなど普段行ったことがない私たちの目からすれば、ギョッと驚く光景です。
 

集団で買い出しに来た人たち。カンボジアの農村部からトラックに乗ってくれば、このクラティエのマーケットも大都会に映るのでしょう。
 

街の寺院は子供たちの遊び場

「オウドム サンパット」の向かいにあるPagodaは子供たちの遊び場です。フルチンで遊ぶ子供たちに郷愁を覚えます。まあ私自身は家の外をスッポンポンで遊んだことはありませんし、そうした子供を実家近く(都内某所)で見たことはないですが・・・。ただ、フルチンに覚える郷愁というものは、万人に共通した感覚ではないでしょうか!?
 

今のうちに写真に留めたい、クラティエの素朴な光景

喉が乾いたら・・・店でコーラやミネラルウォーターを買うのは味気ないです。ここではサトウキビをつぶしたフレッシュなジュースを飲むのがおススメ。このサトウキビジュースは東南アジアのどこででも見られる光景でしたが、近年その数がどんどん減ってきています。そして、おやつは焼バナナですね。
 

こちらの看板、インパクトがありますね!一見して何かお判りでしょうか?そう、歯医者の看板です。
 

歯医者のそばには病院もありました。ただ、医療環境がお世辞にも良いとは言えないカンボジアの中小都市、こうした場所にこそ日本など先進国の援助が入ることを望む!!
 

最後はメコン川の光景で締めますs

クラティエの街を歩いているうちに、いつの間に日が沈む時間になってしまいました。街なかから見えるメコンの夕陽。太陽が昇っては沈む日々変わらない光景ですが、なぜか私たち旅行者の心を癒してくれる。日々の変わらぬ営みを見せる太陽ですが、ここでもなぜか郷愁を感じるのは万人に共通の感覚ですね。そして、今日も無事に一日を送れたことに感謝!毎日の平穏な暮らしこそが最上の幸せだと実感します。
 
次回はカワイルカの探索に出かけます。


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