カンボジアに入国し、まずクラチエ(クラティエ)に向かったのは、何といってもメコン川で生息するイルカ(イラワジイルカ)たちを見に行くため・・・という方が多いのでは。クラチエの街を走るトゥクトゥクのドライバーは外国人観光客を見かけると、すぐに「ドルフィン、ドルフィン」と言って声をかけてきます。私自身はイルカにさほど興味はなかったが、トゥクトゥクドライバーに料金を聞いてみたところ、クラチエの観光スポットを巡ったうえボートでイルカを探索する1日ツアーの行程で、意外に安い金額が提示された。これは行くしかないでしょう!

 

ドルフィンウォッチングに要する値段っていくらくらい?

ドルフィンウォッチング最寄りの場所は「カンピ」という街で、クラチエのゲストハウス街からは15㎞くらい離れています。うん、徒歩では無理な距離ですね。私たちは終日トゥクトゥクをチャーターしてクラチエ近隣を観光しましたが、このトゥクトゥクチャーター料金は1台10ドル。これに、ボートチャーター料金1人当たり9ドルを加算(計18ドル)して、合計28ドル(1人あたり14ドル)が今回のドルフィンウォッチングに要したコストです。相当に濃密な内容でこれだけの料金で済むのですから、このツアーおススメです。
 

プノンサンボック寺院(Phnom Sombok)はこの地を代表するB級スポット

トゥクトゥクでまず向かったのはプノンサンボック寺院、プノンは「山」という意味ですからサンボック山にある寺院ということですね。こちらの寺院、とくに何の予備知識もなく立ち寄ったのですが、僧侶たちのかなり新しいオブジェがコミカルな味を醸し出す、B級スポットとしても楽しめる寺院でした。
 

寺院に到着、さっそく山門から見えるのは無数の僧侶たちの列。カーブだろうがなんだろうが僧侶たちのオブジェは一列縦隊でずっと続いている。例えばこれが中国西安の秦始皇帝陵などならば、一人一人の微細な表情が異なり云々となるのですが、こちらの僧侶たちは、どれもほぼ一様の表情。おそらくイメージされる年齢は10代半ば~後半の若い僧侶という感じでしょうか。皆が一つの表情で縦隊を組んでいる姿・・・ステキですね!
 

僧侶たちの顔は誰もにこやかでして、この顔を眺めていたら石段を上るくらい何の疲れも感じません。仮に弱音を吐いてしまっては、表情を崩さずに縦隊を組む彼らに申し訳ない気持ちになるでしょう。
 

中腹の山門をくぐります。本物の僧侶たちが清掃に励んでいる。けっこう高い場所、気を付けてくださいね。
 

石段を10分も上らないうちに、眺望の良い場所に到着。カンボジアの乾いた大地を流れるメコンが見えます。
 

こちらの場所には、地元のお子さんも遊びに来ていました。楽しんでいってね!
 

ドルフィンウォッチングのボート基地カンピでメコン川グルメを楽しむ?

以前の記事で紹介しましたが、川沿いの涼しい場所はカンボジアローカルの人々にとっては憩いの場所、皆で持ち寄ったご馳走を食べたり、バーベキューをしたり、しまいには寝そべったりなど思いおもいに楽しんでいます。
 

こちらカンピもそうしたローカルにとって憩いの場所。川の上に設けられた水上レストランでメコンの恵みをいただくのもオツですね。
 

養殖もしているのでしょうか?大魚やカニ、亀などが売られていました。
 

ドルフィンウォッチングに出発です

いよいよボート乗り場へ。どんなイルカに出会えるのか、この時は期待に胸を膨らませて(?)いた。ボートに乗り込むと急に発進、イルカを見つけるためにボートはグングンと進んで行きます。この感覚、以前にも何度か味わったことがある。インドネシア・バリ島のロビナビーチやサイパンでもドルフィンウォッチングを楽しんだなぁ。ブラジル・マナウス近郊ではアマゾン川に生息するカワイルカを偶然に目撃したこともあります。
 

今回のツアー、結論から申しましょう。イルカは3匹ほど見つけることができました。ただ、私が撮る写真の腕が悪いのでしょう・・・イルカを捉えた写真はこの1枚だけでした!1時間ほど経つとイルカを探すのに疲れてきたのでしょう、ボートの漕ぎ手は眠りについてしまいました・・・。
 
 
結局、私たちもボートの中で眠りに落ちる・・・気がついたらこのボートに3時間ほど乗っていたのでした。ということで、ドルフィンウォッチングツアーは終了とします。


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