クタビーチと言えば真っ先に思い浮かぶのは、あのバリ島のクタ。騒々しい上に波が高く海水浴に適さないあのクタビーチを想像してしまいますが、実はロンボク島にも同名のクタビーチが存在。ただこちらのクタは真っ白な砂浜が広がるキラキラビーチ、静かな漁村がベースの場所には観光客の姿があまり見られず、バリ島のクタとはまさしく別物。地元の子供たちやイヌと戯れる時間は天国と呼ぶにふさわしく、松田聖子&細野晴臣コンビによる名曲「天国のキッス」をつい口ずさんでしまう、そんな村です。

私は過去、2002年と2014年にロンボク島を旅行しましたが、クタビーチは私がロンボクでもっとも気に入った場所。今回は10日ほどクタに滞在し、毎日バイクを借りて周辺のビーチや伝統村を探索しました。この記事ではクタの村にスポットを当て、美しいビーチやマーケットの様子を紹介、また旅人にとっての基本情報として、クタまでのアクセス方法やゲストハウス&ホテル、食事情について記していきます。
 

見よ、これがクタビーチ(ロンボク)の実力だ!

スンギギからツーリストバスに乗りこみ簡単に着いてしまったクタビーチ。ゲストハウスや街の紹介の前に、まずは美しいビーチをご覧ください。

海沿いに走る道(Jl.Pantai Kuta)沿いには何軒か高級ゲストハウス(朝食・プール付き1泊Rp250000~Rp300000:約2150円~2600円)が並んでいますが、そうした場所に泊れば、このキラキラビーチまで徒歩1分でアクセスできます。美しいぜ!
 

クタの街なかには西洋人観光客がぼちぼち出歩いているのにビーチに彼らはほとんどいない、不思議です。ビーチで遊んでいるのは地元の子供たちばかり。と思っていたら、子供たちだけではなかった!ヤギさんが木陰でたむろしています。
 

無人のビーチでただ1組、地元の方たちがたむろしていました。バーベキューかなと思い近づいてみると、飲食物を売る方たち。ただね、こうも人がいないと商売はあがったりじゃないの?ちなみに、どう考えてもこの場では不要な布を売りつけられそうになったが、ゴメンナサイそれいりません。
 

クタの日曜マーケット(パサール ミングー)の様子

私が滞在していたホテル(Matahari Inn)のすぐ脇では毎週日曜日に伝統市(パサール ミングー)が開催されており、タイミング良く見学ができました。

普段の静かな村の姿からは想像ができないほどの人出の多さ!魚に野菜と売られているものは多種多様ですが、この暑い炎天下の下、生鮮品は見定めが重要です。
 

穀物・豆類やバナナは、そうそう腐ることがないかな?
 

お買い上げしたら、馬車に乗って帰宅します。
 

クタではどこで泊まれば良いの?どこを探せばゲストハウスがあるの?

クタでの宿泊場所ですが、ツーリストバスで到着した場合、先ほど記したビーチ沿いのゲストハウスに併設されたツーリストオフィスに到着することが多いため、探すのが面倒ならそちらに泊ってしまいましょう。1泊2500円程度で済めばコスパ的には十分お得だと思います。
 
ただ、私のようなさらなるコスパを求める貧乏バックパッカーにとっては1泊Rp250000など高根の花(!?)、できればRp150000以内にはおさめたい。
 
しかしビーチ沿いはやはり高い!宿泊料金や食事代をなるべく抑えたいのなら、ビーチから1本内陸に入った道(Jl.Pariwisata)を目指しましょう。このビーチから1本奥の道沿いの方がバックパッカーにとって必要なものが何でも揃います。

どうですか、いかにも格安ゲストハウスが並んでいる道。ランドリーも格安。
 

ここは私がはじめに泊ったゲストハウス。Jl.Pariwisataの中ほどにあり、1泊Rp150000でした。しかし私にとって、このレベルでRp150000だと少々不満が残る。翌日、再度ホテル探しに出かけました。
 

ただ、熱帯の日差しの中、ゲストハウス探しも一仕事!疲れはてて、Matahari Inn(クタではかなり大型のホテル)のカフェで休憩、コーヒーを飲みながら1泊いくらか一応聞いてみた。すると私の疲れた表情を見て同情したのか、ホテルオーナーは〇〇円(公表できない安い価格)という金額を提示、当然、朝食込みの価格です。これは引越し決定、このプールに居心地の良いカフェ、広い部屋にホットシャワーがついて〇〇円なら、どう考えても格安。結果的に1週間以上お世話になりました。
 

クタは食べ物もうまい、あ~ここまで来て良かった!

私はナシチャンプル(惣菜が何品か盛り付けられた定食)が好きで、バリ島ではそればかり食べていました。

ロンボクのナシチャンプルもおいしい上に安い!安いゲストハウスが並ぶ通りJl.Pariwisataには食堂も多く、Rp20000(約170円)も出せば、ご覧のような食事がとれます。
 

ただね、ツーリスト向けの食堂だけではつまらないでしょう。せっかく海に来たのだから、新鮮な魚を食べます。こちらのお姉さんから焼魚とご飯を買い求め、脇のゴザでいただきまます。
 

クタビーチへのアクセス方法(『地球の歩き方 2018~2019』を引用します)

今さらですが一般的にロンボク島を旅行する方は、ギリやスンギギを訪問するだけでクタまでは足を伸ばさないかもしれない。クタまでアクセスする場合は、いったんスンギギかマタラムなどからツーリストバスに乗り込むのが一番便利。2018年初現在のデータではスンギギからツーリストバスで所要2時間、料金はRp125000(約1070円)ほどです。

ちなみにこの写真は、私がクタまでのバスチケットを購入した、スンギギの小さな旅行会社のスタッフを撮影したもの。ハッキリ言ってアホです!このオフィスではクタまでのバスチケットがかなり安く売られており、当時Rp100000でした。
 
ただ、私はツーリストバスなんか使いたくない!どうしてもローカルバス・路線バスの旅じゃないとダメなんだ!!という方に朗報、ベモでもアクセスはできます。しかしスンギギからだと「アンペナン(マタラム)→マンダリカ(マタラム)→プラヤ→センコール」と乗り継ぐ必要があり、時間がかかる上にとにかく面倒。ベモ本数が途中から少ない上に料金交渉の必要があり、もしかしたらボッタくられる危険性もある。ここは素直にツーリストバスに乗り込むことをおススメします。
 
始めに書きましが、クタでは10日ほど滞在し、毎日レンタルバイクで出かけ伝統村や無人のビーチを探索しました。次回以降の記事では、そうした精力的に紹介します。


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