今回滞在したクタはロンボク島南部に位置する静かな漁村。クタビーチ自体が白砂の浜が広がるキラキラビーチですが、この程度で満足していては、せっかくロンボク島の端まで足を伸ばした価値が半減してしまう。ここまで来たならバイクを格安で借りて周辺のビーチを巡ることがお約束!バイクを使えば行動範囲がぐっと広がり、クタ(ロンボク島)とは比べ物にならない美しいビーチをハシゴして巡ることができます。今回は、私が知る限りロンボク島でもっとも美しいビーチ、セロンブラナとマウンをバイクで巡った記録を紹介します。
 

クタ(ロンボク島)では、まともな移動の足が見つからない

前回の記事でもネタにしたが、クタと言えばバリ島!あの騒々しい輩が多く、昨今は巨大なショッピングモールもいくつか誕生しているあのクタをつい想像してしまいますが、ロンボク島クタは、ただひたすら素朴なプチリゾート地。ここには使い勝手の良いツーリストバスはなくベモ(ワゴン車バス)はいつ来るか判らない、バイクタクシー(オジェッ)の台数も少ないのです。
 

どうですか、馬車ですよ!クタで簡単に見つかる足は馬車!数km程度の近場なら、Rp10000~Rp20000(約85~170円)でタクシー代わりに使えます。ただ、この馬車でキラキラなビーチを巡ることは無理というもの。
 

こちらはバイクタクシー、クタから近場にあるキラキラビーチまで連れて行ってもらう。このビーチの名はタンジュンアン、クタからは5kmほど離れており、バイクタクシー料金は片道Rp15000でした。しばらくビーチ遊びを一人(!)で楽しんだ後、帰路は1時間ほど歩きクタに戻る。別に寂しくなんかありません(強がり!?)
 

ということで、レンタルバイクが唯一、使い勝手の良い交通手段となります。レンタル料金は1日Rp50000(約425円)ほど、これに燃料代がかかりますが、まあそれも安いもの。ちなみにレンタルバイク店ってすぐに見つかるのと疑問に思うかもしれませんが、すぐに見つかるのです!クタは西洋人バックパッカーがつくり上げたプチリゾート地、彼らのニーズには極力応えるのがAsian Resortの流儀。
2枚目の写真は、名も知らぬ村の中にある雑貨屋、兼バイク&車の燃料屋さん。私も彼女に頼み、燃料を入れてもらいました。こうした場所で地元の若い女の子とコミュニケーションがとれることもオヤジの楽しみなのです。
 

まず最初のキラキラビーチ、マウンに向かいます

クタでいつもの通りバイクを借りて、Jl.Mawun(マウン通り)を一路、キラキラビーチ探索に向かいます。

クタを出ると峠をいくつも超える。キラキラビーチを探すつもりが、山登りですか?しかし心配はいりません、峠を下ると小さな漁村やビーチに向かう小道が分岐しています。
 

クタからちょうど10km、バイクで20分ほど進むと、”Mawun”と書かれた小さな標識を発見。小道に入り小さな漁村に突き当たる。こちらで休憩中の方は全てが男性、私の拙いインドネシア語でコミュニケートをとろうとするが、挨拶と地名以外ほとんど理解されない。”異文化交流”は早々に切り上げ、ビーチに向かって歩き出します。
 

どうですか、このマウンビーチのキラキラぶり!クタ(ロンボク島)でさえ霞んでしまうビーチの素晴らしさ!まあクタで感動していた自分が恥ずかしくなってくる。
 
写真をご覧の通り、このビーチに人の気配はほとんどない。たまに子供たちがいるが、皆スッポンポンで遊んでいます(これはクタと同様)。カメラを取り出すと、こいつら、無邪気な笑顔でカメラを奪おうと絡みついてくる。お前ら、そんな塩水と砂まみれの手で触れられちゃカメラが壊されるぜ!さらに私が穿いていた海水パンツを脱がそうと躍起に、オッサンのヌードなんか誰が期待するのじゃ!しかし、この悪ガキたち楽しいぜ!
 

さらなるキラキラビーチ、セロンブラナに行き着く

マウンの悪ガキたちとしばらく遊んでいたが、次第に飽きてきたのか、こいつらゾロゾロと帰りだす。私にとってはその方が都合が良く、バイクでさらに奥地を目指します。マウンからさらに10km(クタからは20km)ほど進むと、今度は”Selong Belanak”の表示を見つける。

牛などが飼われているのどかな場所でバイクを停めて、ビーチまで散歩をします。
 

なんじゃい、この広い砂浜は!これってビーチというより砂丘ですよ。
 

かなり大きな漁村と思われ、舟の数が多い。しかし、どこを切り取っても絵になる光景だなぁ。
 

セロンブラナはきっとサーファーの方には有名なビーチなのでしょうか、ビーチにただ1軒あったカフェで休息タイム。ここで西洋人バックパッカーと会えれば、この辺りのビーチ情報を聞きだそうと考えていたが、私のカフェタイム中に会えた方は誰もいなかった。残念です。
 
これだけ素晴らしいビーチを巡ることができて、僕としては大満足。キラキラビーチ探索はこれでひとまず終了、次回はクタから手軽に行ける伝統集落(トライバル ビレッジ)をいくつか紹介します。


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