ピンダヤでは洞窟寺院(シュエウーミン洞窟)のインパクトに大興奮!さすがにそれ以上の衝撃はないだろうと思っていました。宿のお姉さんに、洞窟寺院以外でこの街に見所はあるのか全く期待をせずに尋ねたところ、明日は市場(五日市)が開かれるから、ぜひとも見ていけと勧められる。確かにマーケットはエリア固有のエスニックカルチャーに手軽に触れられる最良の機会。私もタイミングが合えば見逃さないようアンテナを巡らしていたが、このピンダヤのマーケット情報は押さえていなかった!う~ん、これは期待が持てるねとハヤル気持ちは抑え(なぜなら、期待値を高めてしまうと期待にそわない時の失望感がより強くなるから。これ、旅の途上で誰しもが陥る経験ですね)、明朝を待つことにします。
 

ピンダヤの街をただただうろつく

前回の記事でも紹介したピッタインダウン像ですが、こうしたオモシロ造形物が街なかで他にも見られないかと思い、夕食までの長い時間にうろついてみました。
 

ピンダヤ湖で見た沐浴風景、そう、私は単なるエロジジイ?

宿の前には小さな湖(ピンダヤ湖)が広がっており、水辺沿いに歩く、すると・・・

子供たちが水遊びをしている場面に遭遇。お姉ちゃんはきっとお母さんの手伝いでしょうか洗濯に勤しむ(写真1枚目)。東南アジアでも、ラオスやカンボジアの農村部では健在ですが、タイ辺りでは見かけなくなって久しい光景。
 
と、そこを離れ別の場所でも若い子たちがいるなと写真に撮る(写真2枚目)。彼女たちに近づいて行くと、私の方を振り向きギョッとした表情を見せる。ここは洗濯場ではなく沐浴場だったのです!え、若い女の子たちの沐浴場に潜入してしまった私?この状況を日本で例えたら、男なら誰もが夢に見る女風呂への潜入シーンとなるが・・・その場をすぐに抜け出した私に、さすがに叫び声が上がることはありませんでした。
 

湖のほとりに建つ数多の仏塔:シュエゼディティ パヤー

先に紹介した沐浴場は、シュエゼディティ パヤーという寺院のすぐそばにある。つまり寺院を見学したら、必然的にエロジジイの仲間入りとなるのです。

黄金の仏塔が数多く並ぶ光景は、ミャンマーを旅する者にとってごくありふれた光景です。ただ、いつ見ても美しく見飽きることはありません。
 

単純な遊具ですが、これでも意外に楽しい遊び道具

湖のほとりの公園では一台の遊具が置かれていたが、身体を前後にスイングするだけの単純な遊び。しかも女の子たちは延々と遊びを続けているようで、よく飽きないなと思いながらシャッターを切る。すると、私にもやってみないかと誘いの声がかかりました。
 
今どきの日本の子供たちは、こんな遊びをしないだろうなと思い遊具に乗ると、意外にもやみつきに。40代後半以上の方なら、「スマイリィ~スマイリィ~」のTVコマーシャルでお馴染みの動作、腰の運動もバッチリ!ただ、私も大人ですから何回かスイングを済ませ女の子に順番を戻すが、誰もいなければずっとやり続けていたかも。
 

おせんべいを見守るネコの姿

湖から一本、山側に入った小路では、米をすり潰し伸ばした煎餅を干していた。ここにネコだけがジッと佇んでいた。きっとネズミが来て悪さをしないよう守っているネコさんなのでしょう。エライ!
 

ピンダヤの五日市をただただうろつく

翌朝はザワツキ声が早い時間からうるさく、夜が明ける頃にはすっかり起こされてしまう。
 

繰り返しますが、これだけ早い時間なのに売り物がすでに並べられ、マーケットはスタートしている。宿のすぐ脇で行われているのに、荷を運んでいる様子には全く気がつかなかった。
 

写真の被写体は、どうしても若くカワイらしい女の子に集中してしまう。オヤジでスミマセン。以前にも申したが、ミャンマーって美人さんが多いのですよ。インドシナという名前が表す通りインドとシナ(中国)の影響が色濃い東南アジア、人的交流の成果が美形の系譜にも繋がっているはず。
 

トラックなどの荷台に乗った買い物客が、どんどん吐き出されてマーケットは賑わっていく。朝9時頃には、ほぼ満員電車状態のマーケットで身動きが取れなくなる。さすが五日市!
 

魔改造トラクター&トラックは、ピンダヤの公共交通機関

買い物客の皆さんが利用するクルマ・・・ってこれがただのクルマじゃない!
 

まずトラクター状の乗り物ですが、正面から見たらこれタダのトラクターですよ。しかし、実は巨大な荷台を取り付けており、多くの人や荷物を運べるように改造をしたものだった。カラフルな買い物バッグは頭上にある台に置けるようにするなど、使い勝手はとても良さそう!しかも元はトラクターのため、運転が簡単そうに見える・・・ってまさか自動車免許を持たずとも、誰でも運転ができるのかな?
 

次にトラック、と言ってもこれをトラックと呼んでしまって良いのかどうか・・・フロント部分を含め確かにトラックの形状だが、おそらくトラックエンジンは取り外され、代わりにトラクターのエンジンをフロントに取り付けている。これをトラックと呼ぶのはさすがに抵抗がある、トラック+トラクターを合わせトラックターと呼ぶべきでしょうか?
 
 
ミャンマー農村部でクルマが十分に行き渡っているはずはないが、彼らは見事な創意工夫を発揮し便利なトラックターを開発していたのです。しかも人と物資の輸送という点で、トゥクトゥクやバイクタクシーより断然優れた公共交通機関になり得るトラックターに感服する。モノがないなら、現状で手に入るものを利用し最善を尽くそうとする態度は、我々も見習うべき点だと思います。


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