私と伴侶、伴侶の母(私にとって義母)の3人で三浦半島を旅した記録の第3弾、今回は私たちが宿泊したリゾートホテル「マホロバ マインズ三浦」について紹介します。

 
ホテルの名前についた「まほろば」という言葉、元々はどういった意味かご存知でしょうか。「素晴らしい場所」「住みやすい場所」という意味の古語で、古事記や日本書紀でも登場する言葉とのこと。私や伴侶とは異なり、義母は若い頃を含めてこれまで旅をすることはあまりない上に、現在は車いすを使わなければ日常の移動すらも困難な身。果たして義母にとって今回訪れたホテル「マホロバ」は「まほろば」の地となったのでしょうか・・・答えはYes、義母は十分に満足し、またここに泊まりに来たいねと語っていました。
 

三浦海岸駅からマホロバまでの道 車イスを押すには坂がきつく大変!

私たち3名は三浦海岸駅に降り立った後、近所の食堂で地物の魚を堪能したことは以前の記事で紹介しました。その後いったん三浦海岸駅まで戻った後、ホームページでは徒歩7分と記載されていたため、頑張って歩いてみました・・・ところがこれは失敗!ホテルは高い台にあるため、ここに至るまでの道は長い急坂。車イスを押して行くにはあまりに辛すぎる!
 
電車でアクセスした方の多くは、三浦海岸駅から運行されている無料送迎バスを利用するのでしょうが。ところが、この送迎バス、一般的なミニバンのため乗降に大きなステップがあり、車イスで乗り込むのはさすがに無理です。まぁ、ケチってタクシーを利用しなかった私たちのミスだが、義母にとっては急坂を上ることが思いのほか楽しかったらしく、ホテルに到着した頃はニコニコ顔!義母が嬉しかったのなら、急坂を押す苦労も報われたと自分を納得させます。
 

ホテル「マホロバ マインズ三浦」本館に到着 入口にいろいろなオブジェがありカワイイです

急坂を上り切り、ホテル玄関に到着しました。敷地に入るとまずはカワイイ動物たちのお出迎えです。実は到着時には車イスを押すのに疲れ切ってしまい、玄関に目をくれず写真を撮ることもなかった。ところが、夜、外に出て改めて見るとカ・ワ・イ・イ、しかもライトアップされてキ・レ・イ!

キリンにゴリラ、皆さん背丈がとても大きく立派です。
 

では館内に入場です。自動ドアをくぐると、まずはホテルのマスコットアイドル「まぐろば君」が出迎えてくれる。この「まぐろば君」のぬいぐるみ、大中小の3種類が館内のあちこちに出没し私たちを癒してくれます。伴侶はまぐろば君が大のお気に入りでした。
 
チェックインの前に1階ロビーを探検。お土産屋や売店がいくつかあり、いろいろな商品が売られている。売価は三浦海岸駅のお土産屋よりかえって安く、おススメです。
 

部屋にチェックイン 室内はとても広く使いやすい・・・もう満足!

チェックインを済まし部屋に直行。高層階を割り振っていただき感謝!ちなみに、部屋玄関から上がる際に段差がありますが、車イスを押してはいる分には問題はありません。車イスで室内奥まで入れました。

見てください、こちらの部屋。2つのベッドが置かれた寝室だけでも十分なスペースですが、それに加え広い和室があります。和室&布団に慣れた義母にとっては嬉しい限りです。

しかも、リビングスペースがある。このソファー、クッションがよく効いていて座り(寝)心地がとても良いです。写真のフレーム外に大型テレビも置かれています。
 

マホロバに泊まる最大のご褒美は部屋からの眺望!このサンライズはさすがに素晴らしい

到着日は少々曇ってしまい、眺望は・・・まぁそれでも十分に美しいです。
 
昼の光景だけで、このホテルの眺望を見くびっていました。カーテンを開けっぱなしにして寝たため、翌日、朝の光を浴びて目覚めてみると・・・

これがマホロバの夜明け&日の出です。素晴らしい日の出に、思わず拍手をしてしまいました。
 

館内施設を一部紹介 朝に夜に入浴を楽しみます

マホロバは温泉施設を併設し、宿泊者ならいつでも入浴できることが魅力の一つです。大浴場は2ヶ所あり、それぞれ時間によって男女の入れ替えがある。また、うち1ヶ所は露天風呂が併設され、温泉自体を楽しめます。ちなみに写真は・・・さすがに風呂を撮ることはできません。
 
ただ、私が常々思うのは、足腰が悪くなってしまった者にとって温泉入浴はとても困難なこと。当然、義母は温泉施設への入浴をしていません。プラスオンの料金を支払ってでも、車イスの者が入浴できるようなプランがあると嬉しいですが・・・。
 

これ、館内に併設されているカフェテリア。とても雰囲気が良く私など入り浸りました。昼時なら、コーヒー1杯350円程度だったと思います。ちなみに夜は「歌声喫茶」になるとのこと。
 

マホロバの楽しみ、それはやっぱり食事です

今回は朝夕食込みのプランで宿泊しました。1泊目の夕食は畳が敷かれた和室で和懐石、2泊目以降はレストラン会場でバイキングのプランです。
 

こちらは1泊目の和懐石のメニューです。メインの刺身や赤魚の唐揚げ以外に鍋物が2つある、とてもボリュームのある料理でした。味もおいしく満足できました。
 

こちらは2泊目の夕食バイキングの写真。このバイキング、マグロの食べ放題と、期間限定のタラバガニ食べ放題が売りのようです。マグロもカニも量が少ないときに写真を撮ってしまいスミマセン(写りこんだ手は私たちではありません)。これらの料理を含めすぐに補充されるため、取りはぐれることはありません。ちなみにバイキングについての私の感想・・・こうしたホテルのバイキング料理として見れば、マホロバの料理はいずれも味・質ともに高く、とても満足できました。朝食も大変に良く、正直言って都内や横浜あたりのシティーホテルと比べれば、断然こちらが上です。ただ過剰な期待は禁物、あくまでホテルのバイキング料理としての評価です。
 

こちらは巨大なマグロの頭!頬肉はとくにおいしいですよね。まぐろば君も満腹になった私たちを嬉しそうに見送ってくれました。
 
 
今回宿泊したホテル「マホロバ マインズ三浦」、義母を含め私たちは大変満足!帰り際には次回利用の際の割引券までいただき、義母はさっそく次の再訪に使おうと言って張り切っていました。


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