ラオスは東南アジアでもっともお金を使わずに旅行ができる国の1つです。観光など何もしなくても十分楽しめる上に、毎日が水シャワーなどの”苦行”をする必要もありません。1日1000円以内の出費で快適に過ごせるラオス、おススメです。

 

とりあえず、ラオスの基本情報から・・・は、やめておきます

“ラオスって国知らない”とか”ラオスってどこにあるの?”といったことは・・・GoogleやYahooで調べてください。観光情報や国の人口、基本産業などなどは・・・Wikipediaやガイドブックで調べればよろしいでしょう。ここでは、ラオスでかかってしまう費用について、(都市ではなく)街ごとの傾向をお伝えします。
 

宿泊費:他の国と比べると、とにかく安い。バンビエンなど地方の街はクオリティも高い

ラオスでは1泊500円を少し超える程度(LAK40000=約USD5.0/40000キップ:ラオスの通貨=約5ドル)で泊まれる宿が多くあります。例えばバックパッカーに人気の「バンビエン」は清潔でホットシャワーが満遍なく使えるクオリティの高い個室が数多くあります。また、南部の人気エリア「シーパンドン」はクオリティはさておき、居心地の良い個室が3ドルくらいから見つかります。ただ、首都「ビエンチャン」や、世界遺産に登録された街「ルアンパバーン」は、旅行者の足元を見た、かなりボッタクリ価格なので注意が必要です。
 

ビエンチャン:とにかく安く滞在したい方は、ナンプ広場から川までの間の路地を何本か歩いて探すこと

ビエンチャンの中心地「ナンプ広場」がある大通りRue Setthathilathからメコン河の河川敷までは大体200mほどあり、ゆっくり歩いても5分もかかりません。実はこのRue Setthathilathからメコン河に向かって走る何本かの路地にバックパッカー向けの格安宿から中級宿まで集まるエリアがあります。具体的な通りの名前は、「Rue Manthatourath」「Rue Nokeokoummane」で、この2本の通り沿いにバックパッカーがたむろしています。
このエリアで、宿泊料がおそらく一番安いのは「Vientiane Backpackers’ Hostel」とその並びにある「Niny Backpacker Hotel」で、次のサイトで1泊600円くらいで予約ができます。【Booking.com】

近年ラオスが、欧米人観光客に加え、韓国・中国人の間でも人気のデスティネーションになり、とくにビエンチャンは、観光客の数に対して安宿のベッド数が少なく、飛び込みで宿に行っても”満杯です”ということが多々あります。安宿を目指すのなら、あらかじめ予約サイトでブッキングした方が無難でしょう。
さて、こうした安宿、共同バストイレのドミトリーです。一応、部屋全体に冷房が効き、ホットシャワーが浴びれる・・・ことで満足できれば、問題はないでしょう。しかも簡単な朝食が無料です!また、他の街へバスで長距離移動する際、こうした宿であらかじめ(前日までに)予約をすれば、朝方に宿までピックアップのお迎えが無料でついてきます。とにかく至れり尽くせりの便利な宿であることは確かです。
ただ、私の場合、どちらも泊まりましたが、1泊だけならイイかなというレベルでした。
 

ルアンパバーン:宿泊料はラオスで一番高く、バックパッカーが長期滞在するには向かない

上記の予約サイトで検索をかけてみてください。1000円以内の安宿がヒットすれば、かなりラッキーです。ルアンパバーンは、世界遺産に指定されていることもあり、ツーリストがとにかく多い・・・地元の方よりよほど目立ちます。しかも、世界遺産指定されたコロニアルな街の中に宿はたくさんありますが、どれもカフェと見間違うくらいのオシャレ古民家を改築した”意識高い系ホテル”になっています。そうしたホテルの大半は、オシャレカフェを併設しており、(オシャレ女性雑誌風に言えば)感度の高い方たちが談笑しています。
ルアンパバーンのおススメ安宿は「LPQ Backpackers Hotel」で、世界遺産指定地に歩いてすぐに行けるロケーションの良い宿ですが、おそらく予約サイトで押さえるのは難しいかも。朝食込みでドミトリーと個室があり、ドミトリーは1000円程度、個室は2000円程度だと思います。私は個室に泊まりましたが、部屋は比較的広く、バスルーム付設で熱い湯が浴びられました。
ちなみに、世界遺産指定エリアから外れれば外れるほど宿代は安くなりますが・・・あまりおススメしません。
 

バンビエン:ハイクオリティの安宿が多く、長期滞在にもっともおススメの街

バンビエンでは、清潔でホットシャワー(専用バスルーム)付きの個室に、探せば1泊500円強(LAK40000=約5ドル)から泊まることができます。ただ、近年バンビエンは中韓の旅行者に人気の街となり、以前からの欧米人旅行者とあわせ、とにかく旅行者が多い街。宿泊料金を安く収めたい場合、川沿いでも繁華街から少々離れた場所を目指しましょう。
また、バンビエンはツーリストエリアが割と狭い区域に密集しています。宿や旅行会社で予約したバスならホテルエリアまで運んでくれるので、宿探しは非常にラクです。
ただ、1点注意を。ここには有名な「日本人宿」(具体的な名前は差し控えます)がありますが、はっきり言っておススメしません。私は、日本人宿だと知らずに泊ったのですが、部屋がうす暗く、じめじめしていました。そして、案の定・・・朝起きると背中が虫刺されの跡だらけでした。この宿には日本人の”主”がいるようで、虫のことを宿の方に告げたら、彼が登場し、さんざん嫌味を言われてしまいました。
 

シーパンドン:まさしくバックパッカー村!安宿が密集している

ラオス南部でバックパッカーに一番人気のあるエリアと言えば、この「シーパンドン」(デット島/コーン島)でしょう。このエリアにある安宿街は・・・はっきり言ってツーリストだらけです。地元民の生活臭はほとんどしません。ここまで来る方は、ほぼ全てバックパッカーのため、物価も異様に安いです。バンビエンより安いですが、クオリティは・・・かなり低い場所も多く、バックパッカーが耐えられる最低限の設備でしょうか。ただ、一応、個室がメインです。宿泊料は5ドルくらいからあります。
 
この他、私が度々滞在する「パクセ」や「サワンナケート」、以前何日か滞在した「ルアンナムター」や「ムアンシン」「ウドムサイ」などは、バックパッカーの絶対数が少ないため、ここでの記載は省きます。
 
 

食費:庶民の食堂や屋台は1食LAK8000~15000(約100円~200円)程度でおいしい食事がとれる

ラオスの食費は、上の写真のような地元の方用の食堂や屋台で食べる分にはタイと同じくらいの値段、約100円~200円で十分に収まります。また、上記宿泊先で述べたような街なら、外国人バックパッカーが異様に多いため、洋食が食べられるカフェが数多くあります。
 

洋食はバンビエンが一番おいしい!サンドイッチにケーキにパスタ・・・安くておいしいです

バンビエンのカフェは、作りはやや汚らしいです。しかし・・・川沿いの山並みが美しい景色が良いロケーションにあり、クッションに寝ころびながら飲食ができるなど、バックパッカーの好みに合わせたものが多くあります。しかも、大概のものがリーズナブルで、例えば写真のカルボナーラ(なぜかガーリックトーストもついている)はミックスフルーツジュースをつけてLAK20000(約270円)でした。西洋人サイズなので量も多い。リーズナブルな洋食と言えば、バンビエンです(他は、ネパールのカトマンズなど)。ちなみに、シーパンドンもバンビエンと同様のコンセプトのカフェが軒を連ねていますが、なぜか私の舌にはバンビエンの方が合う感じかな。
 

ルアンパバーンのオシャレカフェは、確かに優雅な雰囲気に浸れる

コロニアルな洋館のカフェ・・・東京で入ったら結構いい値段がするんだろうなって感じるようなオシャレなカフェが点在しています。値段は東京で入るよりは当然に安く、ティラミスやクリームケーキ、ピザなどにコーヒーや紅茶をつけて大体LAK30000前後(約400円)です。多少は優雅な1日を過ごすのも悪くはありません。
 

バックパッカー向けルアンパバーンの名物と言えば、ナイトマーケットのビュッフェ形式の屋台です。野菜がメインの料理がたぶん20種類くらいは用意され、そこから好きに選んで、お姉さんに盛りつけてもらいます。ライスや麺、ポテト料理を主菜につけてLAK15000(約200円)程度です。ちなみに、1回で盛り付けなければならず、おかわりはできないのが普通。味の方は・・・食べられないことはないけれど・・・というレベル。何店かトライしましたが、どこも似たり寄ったり、味に期待してはいけません。
 
 

交通費:意外に高い。ツーリストバスをうまく使う方がかえって安くつく

ラオスでは、街ごとのホテルや旅行会社でバスチケットが買えます。そうした場所で買うと、宿泊している宿までのピックアップが付いた旅行者専用のツーリストバス(大型のワゴンカーやミニバス)になることが多いです。送迎が付いた、旅行者専用のバスなんて高くなるんじゃないかと思われがちですが・・・結局は安くつきます。ラオスでは、バスターミナルがツーリストエリアとは離れていることが多く、バスターミナルから宿があるエリアまで結局トゥクトゥクを使うことになりがちです。トゥクトゥク料金は安くて1kmあたりLAK10000(約135円)はとられてしまい、ラオスの物価からしたらToo Expensive!と発狂したくなります。ちなみに、ビエンチャンからバンビエンまでツーリストバスなら宿への送迎付きでLAK40000(約540円)程度ですが、ビエンチャン定番の宿の近く(ナンプ広場)からビエンチャン北部方面行きバスターミナルまでトゥクトゥクで最低LAK30000(約405円)します。信じられな~い!
 
 

まとめ:ラオスを旅するのに必要な予算

実はラオスでは自国通貨LAK(キップ)vs米ドルの為替相場がほぼ固定されていて、LAK8000(~8300)=1ドルとして計算されることが多いです。宿泊費や食費など、ドル(1ドル=約110円)を基準に考えると現地で判りやすいです。

宿泊費

安く収めたいなら、1泊5ドル程度(約550円)で泊まることを考えましょう。ただ、この値段だとビエンチャンではドミトリー、ルアンパバーンでは郊外になってしまいます。バンビエンなど他の街では、それなりに居心地が良い個室が確保できるでしょう。
まぁ、8ドル(880円)も出せば、かなり満足できるはずです。

食費

1日3食取ることを前提に、地元の方用の食堂が中心なら、4ドル(約440円)を見込めば十分です。ただ、オシャレカフェを利用する場合、少なくとも1食2~4ドル(約220円~440円)は覚悟しましょう。

交通費+雑費

移動費が結構高くつきます。できれば、バンビエンやシーパンドンなど、バックパッカーにとって居心地の良いリーズナブルに過ごせる場所に長く滞在すれば、安くつきます。ちなみに、移動費は1回5ドル(約550円)は見込んでおきましょう。雑費は1日1ドル(約110円)も見込めば十分でしょう。

合計した、ラオスで必要な予算

上記の金額を足し上げると、交通費を除いて、1日あたり1000円~2000円がラオスを旅する予算となります。交通費は、大きく見積もって、ラオス旅行全体で3000円といったところでしょうか。仮にラオスに10日間滞在するなら、「1日1000~2000円」×「10日間」+「交通費3000円」ということで、13000円~23000円程度のお金を準備しておけば大丈夫でしょう。


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