クチャ(庫車)の日曜バザール 喧騒と優しい眼差し
新疆ウイグル自治区クチャ(庫車)、今回は日曜バザールの賑わいと、喧騒に優しく微笑むウイグルの人々を紹介。クチャのバザールで最大のものは、毎週日曜日に「団結新橋」の周辺で行われます。今回の記事では、この団結新橋の周囲で行われる日曜バザールと、橋を渡った西側エリアにある「クチャ大寺」を中心とした下町エリアを紹介します。
団結新橋に向かう道には、時間がまだ早いというのに屋台が建ち始めています。沿道にはロバ車の行列が何台も走る走る、とても壮観な光景でした。
団結新橋が架かる川の河原に降りてみると、多くのロバ車が荷下ろしをしていた。もう粉塵がすごく、マスクなしではそこにいることが辛いです。
たとえ売り物は少なくとも持ち寄った方の周囲には人だかりができる。街をひとたび離れれば砂漠の中だというのに、豊富な商品が揃うことに感銘を受けました。
バザールの魅力は、そこで売られる商品のバリエーションに感嘆することに加え、買物や冷やかしに来た人々の姿を見ることです。ウイグルの方たちは、私たちが日本人だと判ると、東南アジアやインド世界ではあまり見かけない、優しい眼差しをこちらに向けてくれます。ウイグル大好き!
なんか、ほっこりとする笑顔です。
ウイグルの方たちの、この髭!ヒゲ!いいですな。路上ヒゲ剃り屋さんを私も試してみたかったですが、ヒゲがそれほど生えていない。残念!
団結新橋の西側は、いっそうウイグルの街の下町風情が味わえる場所です。ぶらぶらと散歩をしてみました。
橋を渡り、昔ながらの家並みが残るエリアをブラブラと7~8分ほど歩いたでしょうか、クチャ大寺が見えてきました。
クチャ大寺のすぐ脇にあります。烽火台とは、「のろし」(煙や火)をあげる台で、敵の来襲など危急の要件を伝える、つまり古代の通信手段としての役割を持った台のことです。この台の文化的価値を理解していれば、行く価値はあるのでしょうが・・・。
まぁよくあることですが、大きなカメラを持っていると子供たちから写真を撮ってくれと言われます。これは地元の方との距離感を一気に縮めるチャンスです。ちなみに、3人組の男の子たち、この後も自転車を使っていろいろな妙技を見せてくれたが、かなり上手でしたよ。
腹ごしらえに入ったレストラン、入っている方はほぼ全員がウイグル族の方たちです。私たちが入ると、いくつもの怪訝そうな眼差しがこちらに向けられましたが、日本人だと判ると一転にっこり!
日曜バザールが行われていることもあり、外はスゴイ人混みで外観写真が撮れませんでした。テーブルについてからも、隣のテーブルから質問攻めにあい、料理の写真を撮りそびれた!ただ、こうした場面での質問は通り一辺倒なもの(年齢、居住場所、婚姻状況、年収、これまでどこを旅行したか、ウイグルの印象は・・・)が大半ですが、これって他の国を含めかなり共通した質問項目ですね。→こっちが度肝を抜かれるような、オモシロイ質問や想定外の質問を聞きたいね。
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