広西・三江エリアでもっとも有名な名所と言えば、程陽にある風雨橋(永済橋)だと思います。ここは世界遺産暫定リストにも記載されており、近年、高速鉄道(高鉄)が三江エリアに開通したことで観光化が大きく進展しました。私は、程陽を含むこのエリアを2000年と2012年に旅しており、前回までの記事にならい、この両者を比較しながら報告します。なお、2000年の旅では、たまたま地元小学校の先生によくしていただき、程陽の村落内を案内してもらった後、昼食をごちそうしていただきました。2000年の記録では、多くの写真で私も写りこんでいますが、そこはご愛敬!まぁ、約20年前の写真ですので、身バレすることはないでしょう。
 

2000年 程陽 訪問記

この訪問では、私がたまたま声をかけた方が大変親切な方で、村のあちらこちらを案内していただいた上、家にも招いてもらい昼食をご馳走になりました。この小学校の先生をなされている方との出会いを簡単に記します。ちなみに、上記写真は、2000年当時に渡った程陽の風雨橋(永済橋)。
 

先生との出会い

程陽の風雨橋の近くでバスを降りると、なんと入村のためのチケットブースが・・・しかし、人は誰もいませんでした。ここで料金表のチェックなどをしていると、男性から声をかけられる。そこで、私はすかさず橋をバックに撮影をお願いしました。
 

その方と話しをすると、彼は程陽にある小学校の先生とのこと。入場券のことを尋ねると、今日はチケット販売の方がいないし、私のことを彼(先生)の客として迎えるのだから、チケットは必要ないよと言われました。う~ん、優しい!さっそく、先生のお宅にうかがい、お茶をご馳走になります。
 

先生の案内で村の中を歩き回る

写真を見ただけでも、閑静で素敵な村落の様子が伝わると思います。
 

風車が現役で使われています。
 

村落内の、小さな風雨橋がある光景。
 

先生、ご自慢の鼓楼。この村の中には3つの鼓楼が建っており、こちらの広場からは3つが並んで見えるとのこと。
 

先生がお勤めの学校で記念写真。
 

村内の散歩を終え、先生のお宅に戻る。昼食が用意されていました。どうもご馳走様でした。
 

2012年 程陽 訪問記

2012年の訪問、あまり記したくないのですが・・・。2000年の記憶をもとに先生のお宅を探そうとしましたが無理でした。当時の写真を持参したのですが、先生を知る方に会うことはできませんでした。
 

程陽の入村料は、いったいいくらなの?

乗合ワゴンに乗り程陽で降りようとしますが、いつの間に大きな風雨橋を過ぎていく。あれ、ここで降りるんじゃないの?とドライバーに停止するように促しますが「没問題」を繰り返される。停まった場所は、永済橋から500mくらい先の場所でした。降りると、ドライバーが「ここから村に入れ」と指さし、「その代わり10元でいいから俺にくれ」と言います。うん、これ、よくあること。チケットブースを通らない裏口を案内する代わりに、自分は小遣い稼ぎをする・・・まぁ、Win‐Winとも言えますね。そこからチケットブースに戻るのも面倒なので、ドライバーの申し出を承諾。私にとって入村料は10元でした。
 

裏口から村内を歩く

観光客が多いのでしょう。案内看板が随所にあります。
 

2000年当時に歩いた場所のはずですが・・・全然わからない!鼓楼が巨大化しています。
 

先生の勤めていた学校を発見しました!ただ、人影がなく、先生のことを聞くことはできませんでした。
 

馬安で伝統音楽ショーを見る

程陽は観光化が進み、現在は1日に数回、伝統芸能ショーが行われているとのこと。馬安集落まで赴き、伝統ショーが始まるのを待ちました。お土産売りのオバチャンが声をかけに来ます。
 

伝統音楽ショーの開始です。鼓楼の前で行われるショー・・・中国現地の団体客が50名ほどが観覧。
 

 

程陽で最大の観光スポット、風雨橋を渡る

さすがに風格があります。なんといっても世界遺産候補の橋ですから!ただ、通路がお土産屋で埋められているのは、まぁご愛敬ということにします。
 

三江から程陽への行き方

三江から程陽へは、バスで簡単に行くことができます。以前の記事にも触れましたが、三江にはバスターミナルが東西2ヶ所あり、程陽方面へは近郊バスターミナルである西側バスターミナルから出発します。
程陽に向かう場合、「林渓」行バス(小型バスか乗合ワゴン車)に乗りましょう。このバスは頻発しており、30分に1本はあると考えて差し支えありません。程陽までは30分くらい、料金(片道)は、2012年当時で乗合ワゴンが10元、バスが8元程度、2018年現在でも料金が倍まで上がっていることはないと思います。ただ、最近の旅行ブログなどを見ると、ワゴン車をチャーターしていく方が多く、150元程度払っている方が多いよう。お金持ちだな~。バスターミナルでは多くの外国人観光客が程陽に向かうと思われ、係員も手慣れたものです。


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