トラジャ旅行が終わり日本へ帰るといった時、あれ、トラジャってお土産になるものが何かあったかな・・・?。バリ島などのリゾート地や、ジャワ島ならお土産になりそうなのは、いくらでもあります。それが、トラジャでは・・・とお困りの皆さん、今回はトラジャ名物や土産物になりそうなものを紹介します。

 

まず思いつくのは「トラジャコーヒー」。でも、お土産になるコーヒー豆ってどこで買える?

トラジャコーヒー、これは日本でもしっかりブランドになっています。例えば、キーコーヒーが出している「TOARCO TORAJA」シリーズ、いかにも高級コーヒーそのものです。

 
では、タナトラジャや、そのゲートウェイであるマカッサルでトラジャコーヒーを買うといくら位になるのでしょうか?ただし、ここでは「お土産」がテーマ、人に渡すのに見栄えがするような、OLさんが会社でばらまくのに通用するような商品を紹介します。

スーパーなどで買えるパックものコーヒー

パックもののコーヒーは確かに値段はピンキリといえますが、見栄えの良いものでもIDR30000(約255円)くらいから買えます。「トラジャ」の名前が付いたものも、その値段で置いてありますが、それが本当にトラジャコーヒーなのかは・・・判りません!?ただ、「トラジャ土産だよ~」と言って配る分にはイイんじゃないでしょうか。ちなみに、スーパーの場所は、マカッサル市内いたる所にあるので、ホテルの従業員に聞いて近い場所でお求めください。一応、マカッサル市内の中心街にある巨大なショッピングモールをいくつか紹介します。いずれも有名なモールなので、タクシーの運転手に名前を見せれば、喜んで連れて行ってくれます。

■ Mall Panakukang (MP)
■ Trans Studio Mall
■ Makassar Trade Centre (MTC)
■ Mall Ratu Indah
■ Mall Phinisi Point (PIPO)

 

マカッサルのオシャレカフェ「TOARCO TORAJA COFFEE

ここは、上記リンクを見ていただければ想像がつくと思いますが、マカッサルを代表する「オシャレカフェ」の1つです。実は、マカッサル市内にはケーキ店を併設したカフェがけっこうあり、私が宿泊した「Yasumin」の周辺にも何軒かありました。さて、この店の名前・・・あれ、キーコーヒーで出しているトラジャコーヒーのブランド名と一緒だ!とお気づきでしょうか。このショップとキーコーヒーがどんな関係にあるのか・・・実は私は知りません。
ちなみに、なぜこの店の紹介をしたかというと、豆の販売も行っており、オシャレなパッケージが置いてあったからです。プライスチェックはしていませんが、カフェの値段からして、現地の相場と比較したらお高いものでしょう。
 

ばらまき用のお菓子などはあるの?

私が見た限りは「トラジャ特産」のばらまき用菓子は・・・難しいそうですね。チョコレートやキャンディーなど、バリ島でもおなじみの「どこにでもあるお菓子」は当然ありますが、それは別にトラジャ特産ではないですよね。ネットを検索すると「かりんとう」のような菓子がヒットしましたが、それでは見栄えがしません。ばらまき用は、コーヒー豆(粉末)ということでファイナルアンサーでよろしいのでは。
 

飲食物以外のお土産って何があるの・・・それは民芸品かな?

タナトラジャには、伝統的な織物や工芸品があり、いずれもお土産になります。ただ、ばらまきには適さないかな?こうしたトラディショナルな製品は値段があってないようなものです(まあ、ピンキリなので安いのはいくらでもありますが)。したがって、相手と値段交渉をする必要がありますが、そこで一言。観光客だと、値切りすぎる人がけっこう多く、それじゃ作った相手に失礼だよと文句をつけたくなる値段を平気で言いがちです。
実は私も経験があるのですが、学生時代、中国雲南省に旅行をした際、ペー族の女の子(高校生くらい)と仲良くなりました。3日後くらいに、刺繍がきれいな財布を見せられ「いくら位で買ってくれる」と言われ、私は当時80円(5元)くらいの値段を言ったと思います。すると、彼女はわんわん泣き出してしまい、「タダでイイ」と投げ出されました。後で彼女の友達が話すには、彼女はかなり一所懸命に作ったもので、始めからプレゼントするつもりだったそうです。ただ、冗談めかして値段を聞いたところ、あまりにも安すぎる値段を告げられたため悲しくなったそうです。
そう、一所懸命、心を込めて作ったもの、あまりに値切ってしまうと、(例え売買が成立しなくても)作成した方の心を傷つけてしまうのです。「買い物はゲームだ」と言って、信じられないような価格で値切るのはやめましょう。

トラジャの織物「イカット」

トラジャ 巨大トンコナンが残る集落サダンを訪問」で紹介しましたが、伝統織物「イカット」(トラジャイカット:経絣)はサダン地方で、ほぼ全てが手織りによって製作されています。別名「死者の布」と呼ばれ、トラジャの葬祭儀礼では欠かすことができず、具体的には「現地で探したトラジャの葬式 伝統衣装のおくりびとに会う」で紹介した、葬祭の先導役の女性が着ている衣装に使われている布も、この「トラジャイカット」の文様です。
さて、サダンの集落に行くと、おばさん達がイカットを見に来いとお誘いの言葉を受けるはず。そしてトンコナンの中に入ると、待ってましたとばかり、何枚もの布を見せられる羽目になります。こうした状況で、あなたが「この値段なら買う」とばかり価格を口に出したら、もう値段交渉をせざるを得ない状況となります。ちなみに、私の経験では、1mあたりIDR50000(約425円)の値段を言ったら相手にされませんでした。どうやら最低IDR100000(約850円)程度の値段は必要かなという感触を受けましたが、実際の値段はどうでしょうか?ちなみに、日本のイカット販売店のサイトを見るとタペストリーやテーブルマットで安いものは2000円台で販売されていますね。
 

木彫り細工

ケテケスやレモなど、観光客が訪れることが多い集落では、木彫り細工がお土産物として売られています。トラジャでは死者を模ったタウタウ人形や木棺などが制作されていることを考えれば、木工細工が普段つくられているのは当然と言えますよね。ただ、こうした木彫り細工、日本のアイヌが作る細工のような精巧さを求めてはいけません。よく言えば「素朴」そのもの・・・私は、買う気があまりおきませんでしたが、自分への記念としては良いのではないでしょうか。値段は詳しくはチェックしていませんが、安いものならIDR20000(約170円)も出せば買えそうです。


<スポンサーリンク>