雲南省元陽は、ハニ族がつくり上げた棚田やエスニック風情が満載の定期市巡りの拠点として昨今人気を集める。ただ2009年時点では、まだ世界遺産に登録されておらず観光客の姿はほとんどない。そんな時代の元陽の素朴な姿を報告します。ハニ族女性の美しい長髪に見とれていたら、なんと立派な人毛のウィッグを売られそうになる。20元と言われたが、僕には必要ないよ!
 

元陽郊外の棚田スポットを紹介。ただ私が訪れた9月は棚田にとってのシーズンオフで景色は今一つ。老虎嘴では若いハニ族の女性に声をかけられ村人の生活にお邪魔。中国語(北京語)には自信がある我々だが通じず、アナウンサーの話す言葉だねとお誉めの嫌みをいただきました。
 

中国元陽郊外の村、箐口では不思議な少女のお父さんに村を案内してもらう。家に招かれるが、絶対に映らないテレビに、川”虫”の塩漬けでオモテナシ。「街では働かなければ食べていけないが、ここには食べ物が豊富で、皆が幸せに暮らせる」。ここで僕は絶対に暮らせない。
 

中国雲南省・元陽近隣の村々を巡る旅もいよいよフィナーレ、今回は牛角寨の定期市(集市)を見学します。牛角寨は元陽(新街)からミニバスで1時間ほど離れた場所にある普段は静かな山あいの小さな町だが、4日に1回(旧暦の寅・午・戌の日)開かれる定期市の日はハニ族やイ族の民族衣装を美しく着込んだ人々で大賑わい。近隣の山々にこれほど多くの人々が住んでいることに驚かされてしまう。少数民族ウオッチャーの私ならずとも大興奮の1日となること請け合いです。
 

 


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