1ヶ月にわたるミャンマー旅行はとても濃密な旅行となり、記事の分量も増えてしまったため、ミャンマー編を「1(前編)」と「2(後編)」に分けて公開します。こちらはミャンマー旅日記の後編、マンダレーと周辺の観光都市、チャイティーヨ(ゴールデンロック)、バゴーを巡った記録です。奇妙な造形物や巨大な仏たちに出会う、ミャンマーの魅力に溢れる旅になったと自負しています。

ほぼ1ヶ月にわたるミャンマーの旅もここからは第2章、ヤンゴンに次ぐ第2の人口規模を持つ大都市マンダレーに上陸です。私にとってマンダレーは久々の大都市、騒音や大気の汚さにウンザリすることも多い。しかし、ダウンタウンの裏道をただブラつくと、妙な造形物が街のアチこちに転がっていることが判り興奮してしまう。マンダレーの街はB級スポットの奥深き世界を見せてくれるステキな場所でした。
 

マンダレー中心街での見所というと、いかんせんB級感が抜けず一般的な観光スポットとは言い難い。やはりミャンマーの観光スポットと言えば、壮麗でキラキラな寺院や遺跡となるのでしょうか。実はマンダレー(中心街)こそ一見すると淡白だが実は奥深い白身魚としての楽しみ方が似合う街なのです。
 

アマラプラはウーベイン橋という木橋がメインの観光スポットだが、橋を渡った先の寺院で見たマヌーティア(上半身が女性で下半身がライオンでできら伝説上の生き物)が妙に艶めかしい。街なかでは象のパレードがあり、興奮しっぱなし!
 

ミングォンは300m四方程度の狭いエリアに観光スポットが集まり、外国人ツーリストで賑わう。観光エリアとは一転、道一本隔てるとツーリストの姿はなく貧しそうな集落が広がる。エーヤワディー川(イラワジ川)のクルーズも含め、貴重な体験となりました。
 

マンダレーヒルは高い入域料金を払ってまで行く価値があるかどうか自信が持てなかった。しかも、麓の南参道入口から歩いて登るならば1時間程度は要する行程、苦行となるかもしれない?なんて驚かすような言葉を書いたが、さすがにマンダレー一番の観光スポットはダテじゃない。乗合バスやエレベータを使えば頂上まで難なく行くことができるが、ここは楽な階段道。ぜひとも麓から歩いて行きたいものです。
 

マンダレーを後にし何のプランもなくヤンゴンに降り立つ。このバスターミナルの職員の気まぐれもありゴールデンロックに向かうことになりました。ゴールデンロック行きトラックで同席したオバサマたちの粋な計らいで、なんと入場料を払わずに済むなど、ミャンマーの方々の気遣いと優しさに思わず涙(?)!
 

ミャンマー旅行の醍醐味はどれだけ多くのオモシロ仏像や造形物に出会えるかということ。バゴーはこの期待を決して裏切らないオモシロスポットでした。ここの寺院(2ヶ所)で見た寝仏の巨大さに驚き、ただ唖然とするばかり。寝仏の優しく涼しげな眼差しに迎えられると、暑苦しい中を歩いてきた疲れやイラつきが吹き飛んでしまいました。
 

ミャンマー観光といえば、巨大な寺院や遺跡といった仏教関連の建造物が多く飽きが生じていたのだが、バゴーは決して旅人を飽きさせることはナイ!暑苦しく埃っぽい中を自転車で何時間も漕いでいると、気は遠くなり現実と非現実の間の境が曖昧になってくる。そんなとき突如、巨大な仏像が目の前に迫り来たら・・・極楽浄土から勝手にお迎えが来たよと一人盛り上がる、アブない旅人の出来上がりです。
 


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