世界約60ヶ国程度を旅行した、世界旅行記。第1回目は2011年に旅行したスペイン編を公開。311震災直後に(もう戻れないかもしれないと内心ビクつきながら)日本を発ち、スペイン各地を旅行しました。スペイン各地では、毎日、震災の映像が流れる中、温かく迎えていただきました。

震災発生から5日後、搭乗予定だったフライトは飛びたたなかった。しかし、航空会社、カタール航空の対応は見事でした。無料でホテルを用意してくれた上、用意された代替便も・・・良かったです!
 

マドリッドまで無事に到着しホッと一息をついたのも束の間、ハイな気分に眠りが浅く、深夜・早朝とマドリッド中心部を徘徊しました。ホテルのテレビでは相も変わらず震災の映像が流れ、同情の言葉もかかります。日本が困難な状況にある中、自分たちがこれだけ楽しんで良いのかと自問しているうち、夜は更けていくのでした。
 

スペインが誇る古都トレドまで、高速鉄道アバントに乗車。マドリッドから片道30分で着く街は、エルグレコが愛した中世そのままの光景が広がる壮麗な街でした。トレド旧市街まで、まずはアルカンタラ橋を渡り、カテドラル(トレド大聖堂)まで歩くのが良い。その先に広がる光景は、まさに壮麗の一言。
 

マドリッドからコルドバを経由し、マラガへ向かいました。コルドバでの滞在時間は実質6時間程度でしたが、メスキータやアルカサルに加え、ポトロ広場や花の小径など市内の主だった観光スポットを十二分に堪能できました。半日でコルドバを楽しみつくすための歩き方を2回に分けて紹介します。今回は前編。
 

メスキータ、イスラムとキリスト双方の宗教建築の折衷として建つその姿は、類まれなデザインで一度見たらしばらくは脳裏から離れることはありません。イスラム建築の幾何学的なモザイク模様と、キリスト教会建築の荘厳さを併せもったメスキータ、コルドバというよりスペイン観光のハイライトの1つです。
 

地中海を望む白い村ミハス、アンダルシア特有の明るい日差しに癒されます。周りの方たちから、震災に遭遇した日本への応援のメッセージが飛び交う中、子供たちのパレードに遭遇。平和を体現した天使のような子供たちの笑顔に、この一瞬を楽しむことこそが大切だと教わりました。
 

ミハスを堪能した後はロンダへ移動。断崖絶壁にかかるヌエボ橋の絶景に思わず絶叫。まばゆく輝くアンダルシアの白い村とは異なり、山間の街ロンダは、どこかうらぶれた印象を先入観として持っていました。ところがどっこい、明るい光景と陽気な人々は、やはりアンダルシアだなと実感するのでした。
 

グラナダにはアルハンブラ宮殿とは別の魅力的な顔があります。中世イスラムの建築様式を残すアルバイシンや、洞窟住居が残るサクロモンテを訪問。夜はフラメンコを鑑賞、情熱的かつ神秘的なロマ文化を堪能しました。
 

グラナダに来る理由、それはアルハンブラ宮殿をこの目で見ること。ここでは、アルハンブラ宮殿への行き方や入場料など2018年版情報を解説。そして、アルハンブラ宮殿について、余計な解説は避け、私がこの目で見た写真を中心に公開します。
 

アンダルシア最大の街セビリア、カテドラルやアルカサル、スペイン広場など数多くの観光スポットを巡るだけでは、おそらくこの街を堪能したことになりません。アンダルシアの陽気さに誘われて、ただ街をぶらつくと、おいしいグルメとの遭遇など、いろいろな気づきに出会いました。
 

バルセロナで約500ユーロを強引に盗まれてしまった。私たち、数々の海外旅行を通して、確かに危険すれすれの目に遭うことはありましたが、実被害が出たのは今回が初めて。この犯罪行為を報告し、皆さんが被害に遭われないための対処も記したいと思います。
 

私は近現代建築が好きなので、バルセロナでガウディ建築を堪能することは、この旅の最大の目的。カサバトリョとグエル公園を中心に紹介。この、うねうねとした曲線主体の、実用性を無視したな世界観、私は大好きです。
 

私の大好きな画家サルバドール・ダリを求め、スペインを歩いた記録です。私が思うダリは、エロ・グロを織り交ぜながらも、人の偽りない本能・本心に忠実に写実的・耽美的・幻想的な芸術を作り出していったのだろうと考えます。ダリの世界観を心ゆくまで堪能できて、シ・ア・ワ・セ!
 

旅の日程 2011年3月16日~3月29日(2017年12月25日更新)

東日本震災直後にスペイン旅行を強行した記録、まずはプロローグとして、この旅の簡単な日程を紹介。マドリッド、トレド、コルドバ、ミハス、グラナダ、セルビア、バルセロナなどで様々な感動に出会いました。


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