広西・貴州旅行記

広西・三江 華練と八協で見たトン族伝統の鼓楼・風雨橋

前回記事に引き続き、広西壮族自治区・三江の近郊にあるトン族の伝統集落、華練と八協を紹介します。三江エリアは、高速鉄道が開通したことにより多くの街で大規模な観光開発がされていますが、そんな中、開発からは取り残された伝統集落が、探せばまだまだあります。とくに、前回報告した独同*・巴団*や、今回紹介する華…
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広西・貴州旅行記

広西・三江観光の目玉 程陽の風雨橋と村落の素朴な姿

広西・三江エリアでもっとも有名な名所と言えば、程陽にある風雨橋(永済橋)だと思います。ここは世界遺産暫定リストにも記載されており、近年、高速鉄道(高鉄)が三江エリアに開通したことで観光化が大きく進展しました。私は、程陽を含むこのエリアを2000年と2012年に旅しており、前回までの記事にならい、この…
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広西・貴州旅行記

肇興に到着 宿&食事でさっそくトン族の文化を堪能する

肇興鎮は2016年統計で人口16000人余り、肇興村や堂安村を含むトン族最大の集落です。肇興の村落内は狭く、徒歩で十分に歩いてまわれる規模ですが、この中に5つの大きな団(部落)があり、それぞれが立派な鼓楼と風雨橋を持っています。また、肇興は藍染が盛んで、村内のあちらこちらで布を染色したり、棒でトント…
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広西・貴州旅行記

肇興を歩いて観光する:桃源郷でトン族の世界観に浸る

宿も決まり昼食をとった後、肇興の村を歩きはじめます。肇興の村落はおそらく1㎢内に収まり、歩いて観光するのにちょうどよいコンパクトさ。この狭いエリア内に5つの団(部落)があり、それぞれが鼓楼と風雨橋をもつことや、ほぼすべての住宅が木材剥き出しの時代劇にでも登場しそうなつくりだったりと、村全体が"木の部…
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広西・貴州旅行記

堂安 トン族生態博物館の異名を持つ伝統的村落を訪問

肇興の村落から4km、歩くと1時間ほどの場所にある「堂安」は集落全体でトン族の伝統生活が保存されており「堂安侗族生態博物館」の異名をもちます。「生態博物館」・・・さて何だろうと興味が湧いたが、ネット上でこの博物館に関する情報がヒットしない。こんな山奥で博物館、さてはトン族の文化や生活実態を展示した建…
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広西・貴州旅行記

貴州省の旅:ミャオ族の伝統集落 芭沙で見た勇敢な銃士

肇興での滞在を終え、私たちはバスに乗り貴州省従江へ向かいました。従江からほど近い芭沙という村落は、世界最後の「銃士部落」とキャッチコピーがついており、少なからず興味を抱いていました。しかし、「俺たち三銃士!」なんてジャッキーチェンのセリフをみやぞんがギャグにしていましたが・・・、この現代に銃士ですか…
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広西・貴州旅行記

貴州省 小黄の旅:若い男性の髪形はリーゼント!粋だね

従江に到着した翌日に、さっそく私たちはワゴン車を終日チャーターし、トン族の方が暮らす村々を「従江→小黄→黄崗→芭扒→高増→平求→従江」というコースで辿りました。ほとんど予備知識もなく、地図をにらみながら行けそうな場所を選んだだけだったが、この選択が大正解でした。黄崗ではいまだ開発が及ばない前近代的な…
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広西・貴州旅行記

黄崗:貴州省の伝統的な侗寨(トン族集落)を旅する

私たちは小黄を後にし、黄崗へ向かいました。小黄から黄崗までは7~8kmの距離、車で15分も走れば十分に着くだろうと考えていましたが、それが大間違い!道は舗装されておらず、ぬかるんだ道にタイヤをとられながら、車は停止と急発進を繰り返す。何回もスタックをし、これは先に進めるのかと不安に感じましたが、ドラ…
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広西・貴州旅行記

貴州省の旅 平求でトン族の伝統的な結婚式に参加する

小黄・黄崗と非常に伝統的なトン族集落(侗寨)の訪問を終え、次の目的地である岜扒・高増・平求に向かいました。この3つの侗寨は1本道に沿って数kmおきに並んで位置する集落で、とくに高増には高くそびえる立派な鼓楼があるらしい。ただ、今回の訪問で強烈な印象に残った出来事と言えば・・・なんといっても平求という…
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カンボジア旅行記

プロローグ 旅の日程 2012年4月25日~5月9日

2012年のゴールデンウィーク時期は、カンボジアを巡りました。プノンペンから入国し、シェムリアップ、バッタンバン、コンポンチャムと周遊、カンボジアの主要都市を1周した形ですね。   皆さんご存知のシェムリアップでは、アンコールワットやアンコールトムを始めとした数々の遺跡群に加えトンレサップ…
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カンボジア旅行記

プノンペンからシェムリアップの移動:10年前と比較する

カンボジアは2012年ゴールデンウィーク時期以降、毎年1~2回は訪問しています。ただ、2012年以前は2002年ゴールデンウィーク期に1度訪問したことがあるだけで、まさに10年ぶりのカンボジア旅行となりました。このカンボジア旅行記では、10年間の変化にスポットライトを当ててみたいと思います。 &nb…
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カンボジア旅行記

トンレサップ湖の水上集落をクルーズでまわってみた

シェムリアップに到着後、まず向かった先はトンレサップ湖でした。アンコールワットやアンコールトムなどの遺跡群じゃないの?いや、私にとっては、2002年に訪れたトンレサップ湖の水上生活者たちの素朴な光景が脳裏に焼き付いていたのでした。10年ぶりの訪問で、このトンレサップ湖の生活はどのように変わったのでし…
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カンボジア旅行記

バッタンバンのディープな観光 ローカル食をつくる現場

バタンバンはカンボジア中部、トンレサップ湖を挟み、ちょうどシェムリアップの南側に位置する都市です。人口は約20万人と、カンボジア第2の都市圏と言えるでしょう(2012年現在の人口はカンボジア第3番目)。今回旅行では、バタンバンに3泊し、バンブートレインの乗車、ワットプノンサンポー、ワットバナンなどの…
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カンボジア旅行記

バッタンバンのアトラクションはバンブートレインで決まり

カンボジア、バタンバンにはバンブートレイン(ノーリー)という非常に奇妙な列車が走っています(いましたという方が正しいかも)。このバンブートレイン、もともとはバンコクとプノンペンを結んでいた鉄道路線の廃線跡に、地元住民の足として1980年代にトロッコ台車を走らせたのが起源だと言われています。1990年…
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カンボジア旅行記

バッタンバン観光:コンピンプイ、ワットプノンサンポー

バッタンバンはカンボジア有数の農作地帯ですが、ポルポト(クメールルージュ)が晩年まで活動拠点とした街でもあり、現在でもその痕跡を見ることができます。トゥクトゥクを1日チャーターし、多くの観光スポットを訪れましたが、今回紹介するコンピンプイとワットプノンサンポーこそ、ポルポトの置き土産ともいえる観光ス…
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カンボジア旅行記

コンポンチャム最大の観光スポットはバンブーブリッジだ!

前回記事で紹介したバッタンバンでは、ブログで紹介した場所以外にワットバナンやクロコダイルファームの観光を終え、次の目的地コンポンチャムに向かいました。コンポンチャムはメコン川沿いに広がる夕陽が美しい街で、コンパクトな街並みの中にバスステーションやゲストハウス街&カフェ・レストラン、マーケットが徒歩圏…
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カンボジア旅行記

コンポンチャム旅行で必見の観光スポットを紹介!

前回の記事でコンポンチャムのバンブーブリッジを紹介しました。この世にも奇妙な橋こそ、コンポンチャムで必見の観光スポットであることは疑いの余地がないと個人的には思いますが、実は、このバンブーブリッジ、『地球の歩き方』には掲載されていない!えっ、ガイドブック的にはこのバンブーブリッジって大して面白くない…
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バリ島旅日記.1

バリ島の休日 クタ&サヌールで過ごすマッタリな日々

2012年8月12日から8月25日までの2週間程度は、バリ島のクタ&レギャンやサヌールなどのビーチリゾートでマッタリと過ごしていました。しかし、ビーチリゾートで過ごす日々って記事にすることはないんです。   クタやサヌールのビーチで2週間の滞在・・・男一人で何をしていたのでしょうか?実はビ…
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バリ島旅日記.1

バリ島 安食堂&屋台で食べるナシチャンプルは絶品!

バリ島のビーチリゾート、クタ&サヌールで過ごした中で、私にとって一番の楽しみは「食べる」こと。中でも、「ナシチャンプル」を食べ歩くことが一番の楽しみでした。今回の記事では、クタ&サヌールの安食堂&屋台で食べたナシチャンプルを価格帯別に紹介します。   ところで、ナシチャンプルって何? ナシ…
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バリ島旅日記.1

ウブドで満喫、伝統的バリ:ガルンガン前日はみんなで準備

バリ・ヒンドゥ社会の暦には、重要な祭礼日が3回あります。まず、ここで挙げなければいけないのは「ニュピ」。バリ暦の元日に当たり、この日は夜明け前から翌日の夜明けまで外出や火の使用、労働などが禁じられ、空港や港も閉鎖されます。また、「ガルンガン」とその10日後にあたる「クニンガン」もバリ暦の重要な祭礼で…
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